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オラウータンも、実は、類人猿でした

 えっと、いきなり何を書いているのかと言えば、先日の発表会の後の打ち上げで「オラウータンは類人猿じゃなくてサルだ」と私、発言してしまいまして、酔いが冷めてから思い出して「ん?」と思って調べたところ、実はオラウータンは類人猿だったという事が分かったので、こうしてブログに書いて訂正しておこうと思ったわけです。

 …って、あの打ち上げの参加メンバーが、どれだけこのブログを読んでいるかは定かではないのですが…

 打ち上げで私は「類人猿は、ゴリラとチンパンジーとボノボしかいない」と発言してしまい、その他のサル連中は類人猿では無い!と断言してしまったのですが、厳密に言うと「アフリカ系類人猿は、ゴリラとチンパンジーとボノボだ」というのが正解なのです。いや、もっともっと厳密に言うと「アフリカ系類人猿は、ゴリラとチンパンジーとボノボとヒトだ」と言うのが、一応、正解のようです。

 現代科学では、ヒトも広義の類人猿であり、それもアフリカ系類人猿に分類されるわけです。だから、ヒトの近縁種として、ゴリラとチンパンジーとボノボを挙げるのは正しいのですが、類人猿にはアフリカ系類人猿以外にも別の類人猿が存在していて、アジア系類人猿と言うのもいるわけで、オラウータンは、そちらのアジア系類人猿に属するようなのです。

 で、こちらのアジア系類人猿はヒトとは、ちょっと遠い存在なのです。

 アフリカ系類人猿がアフリカやヨーロッパの人類の近縁種であって、我々アジア人はアジア系類人猿の近縁種である…と妄想してしまいがちですが、それは違います。

 我々アジア系人類は、たまたまアジアに住んでいるだけで、種としてはアフリカ系類人猿に属します。ですから、アジア系類人猿であるオラウータンとは、同じ類人猿であっても、そこそこ遠い関係になります。

 それどころか、実は、テナガザルも類人猿になるそうです。

 もっとも、テナガザルは小型類人猿という分類になるそうで、先程あげたアフリカ系類人猿もアジア系類人猿も、大型類人猿というわけで、分類的には違うグループに属する類人猿で、我々ヒトとは、オラウータン以上に遠い存在になるようです。分類上は、アフリカ系類人猿とアジア系類人猿はヒト科になるそうですが、テナガザルはヒト科ではなくテナガザル科になります。

 ちなみに、日本語ではゴッチャにしがちですが、猿と類人猿は、似ているけれど違う生き物です。よく「人間は猿から進化した」と言う人がいますが、これは間違いで、正確には「人間は類人猿から進化した」というべきなのです…が、そもそもこの言葉の根拠となっている“進化論”は仮説の一つに過ぎなく、これが事実かどうかは未確定なので「人間は類人猿から進化した」という言葉も、大きな間違いかもしれません。

 しかし「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉は、一概にデタラメだとは言えないと思うんだよね。なので、進化論も頭から否定はしづらいわけよ。

 何はともあれ、オラウータンも類人猿なのでした。私が間違っていました。ごめんなさい。

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