神宮に行く途中に、街の本屋さんがありました。こういう本屋さんには、地元ならではの出版物があったりするので、ちょっとばかり心惹かれて、お店に入りました。残念ながら、郷土史関係の地元本を見つける事が出来ませんでした(残念)。その代わり『茨城のトリセツ』という、ちょっと興味深い本を見つけました。地元本ではないので、後で電子書籍が買おう(私は基本的に紙の本は買いません。だって、字が小さくて読めないんだもの。なので、字の本で見つけても電子書籍で購入して文字を拡大して読んでます)と思って、その場での購入は控えたのですが、なんと、この本、電子版は販売されていなかったのです。ううむ、実に残念。紙じゃ、老眼eyeな私には読めないからね。ちょっぴり残念です。
鹿島神宮に着きました。ちょうど門前町の入り口から神宮に入りました。
お天気は最高です。人出は…閑散としていました。普段の鹿島神宮の人出がどれくらいかは知りませんが、たぶん、この状態って、すごく少ないのだろうと思われます。まあ、緊急事態宣言下だものね。こんなに観光客が少ないと、門前町のお店も経営大変だろうなあと思われます。
神宮そのものは、敷地も広く、建物も古くて由緒があって、いい感じでした。「ここは最強のパワースポットなんだよ」って言われると信じてしまいそうです。
ところで、パワースポットの“パワー”って何のパワーなんでしょうね?
途中の鹿苑で、神様のお使いである鹿たちにエサ(人参、100円)をあげました。どうしても、勢いのある子にエサってあげざるを得ないわけで…たぶん私は6匹ぐらいにエサをあげたのだけれど、ほとんどが牡鹿で、牝鹿には一匹にしかあげられませんでした。エサをあげ終わって“もう無いよ”とジェスチャーで示しても、もらえなかった子たち(ほとんどが牝鹿)は納得がいかないようです。牝鹿たちがうるうるした瞳で「きゅ~ん」と鳴きながらエサをねだる様子は…なんとも切ないです。
それにしても、鹿って特有の匂いがするね、獣臭いね。
鹿苑の後は、手洗池に行って鯉の見物です。ここの鯉は全然人に媚びず、かと言って、人を恐れず、実に堂々としていました。近くの茶店で三色団子を食べました。大きくて美味しかったです。サービスで古代米(赤米)もいただきました。とても美味しかったです。妻は湧き水で作った梅ジュースを飲みました。こちらも美味しかったです。
神宮を出ると、もうお昼だったので、門前町の料理屋に入り、当地の郷土料理である鯰(なまず)のセット料理を食べました。鯰の薄造りと、鯰の照煮と、なまずの天ぷらと、お漬物と煮物です。全部、美味しかったです。
鯰は初めて食べました。世界中で食べられている食材ですから、美味しい食材だろうとは思っていましたが、日本では食べる人が少ないところから、それほどの美味ではないのだろうとタカをくくっていましたが、実に美味しい白身魚でした。食べた感じは、臭みの無い鯉に似た食感です。薄造りでは、しっかりとした歯ごたえがあって美味しくて、でも天ぷらにするとフワッとした優しい触感でした。照煮は…しっかりと煮汁が染み込んだ濃いめの味付けで美味しかったのですが、歯ごたえが有り過ぎて、老人の私は食べるのに苦労してしまいました。鯰料理は…もしかすると若者向きの料理かもしれません。ちょっと私には照煮は手強かったです。ちなみに、これら3つの鯰料理では、薄造りが一番の私の好みかもしれません。
薄造りは醤油ではなく、地元のポン酢で食べました。ちばらきのポン酢って美味しいんだよね。ウチでは以前、千葉のアンテナショップで試食したちばらきのポン酢が本当に美味しくて、それ以来、取り寄せて使っているのだけれど、ウチで取り寄せているポン酢が出てきてビックリでした。いやあ、美味いものはどこで食べても美味いです。
鯰じゃないけれど、かぼちゃの煮物も美味しかったですが、かぼちゃって夏野菜だっけ?
ちなみに、妻は鯰が苦手(食べた事は無いけれど苦手なんだそうです。なんじゃそれ?)なので、海老とじ丼を食べてました。カツ丼のカツを海老に置き換えた丼ね。…って、海老とじ丼なんて、湘南じゃあ見た事も聞いた事も無いよぉ。こちらじゃ普通の食べ物なのかしら?
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