二条城に着きました。二条城の入り口付近には大きな駐車場があるのだけれど、そこにはポツポツと2~3台の乗用車が止まっていましたが、観光バスは皆無でした。あんまりスッカラカンだったので、思わず写真を撮ってしまったくらいです。
二条城のチケット売り場もガラガラで、開いている窓口は一つだけでしたが、並ばずにチケットを購入できました。
で、二条城観光ですが…前日にNHKで二条城の特集番組を見ていたので、予習はばっちり、見どころはしっかりと押さえました。やはり本物の迫力はすごくて、実際に歴代の将軍様が使っていた建物だけあって、意味なく、圧倒されました。襖絵が立派過ぎます。持って帰りたいです。こういう歴史的建造物の実物が残っているって事は、すごいなあと感心しました。残念なのは、本丸御殿が修復中という事で見る事ができなかった事…かな? それでも二の丸御殿とお庭だけで、お腹いっぱいになりましたけれど(笑)。
二条城も観光客があまりいなくて、場所によっては、我々夫婦だけという状況もありました。実は…二条城内で、ちょっと迷子…というか、見学順路を外れてしまいました。たくさん観光客がいれば、人の流れに合わせて歩けば、絶対に迷子にならないのに、観光客がいなさすぎて、ついつい順路から逸れてしまいました。でも、あの広い二条城で順路から外れると…戻るのが一大事だよ(笑)。
二条城を一通り見学し終えたので、そこから嵯峨野線の二条城駅まで徒歩で行き、一度、京都駅に戻りました。時間的にちょうど良かったので、一度、ホテルにチェックインする事にしました。で、チェックインしたら、西本願寺の観光に行くつもりでしたが…ここまでの暑さにやられて、体力的にアウトになったので、チェックインしたところで、本願寺への観光は取りやめて、そのままホテルの部屋で休憩する事にしました。
京都の暑さにやられた私は、さっそく大浴場に行って、ひとっ風呂浴びて、さっぱりして、キンキンに冷やした部屋で着替えて、ベッドでダウンしちゃいました。ぐへー。そのまま、夕方までホテルでのんびり過ごして、体力回復を図りました。
で、夜になって体力も回復し、外も若干涼しくなってきたので、ホテルを出発して、京都駅に向かいました。
京都駅から予約していた夜の定期観光バスに乗りました。「舞妓はんとの夕べ、鷹ヶ峯しょうざん庭園、夜景展望」というコースです。参加者は、我々夫婦を含めて、たったの4名でした。4人のお客にバス一台と運転手とガイドさんが付いて…どう見ても、赤字だよなあ…。
夜の京都の街を車中から観光して、金閣寺のそばにある“しょうざんリゾート京都”という、レストランで会席料理を食べました。食事は、まあ美味しかったですよ。京都的な和食料理だったと思いました。
このコースは夕食がメインではなく、夕食後に舞妓さんの踊りを間近で見られるというのが売りなんですね。我々も、夕食後に舞妓さんの舞いを2曲見せていただき、その後、舞妓さんとの写真撮影をしました。おそらく、それだけでは時間が余ってしまった(何しろ客は4人しかいませんから)ので、その後はしばらく、小一時間ほど、舞妓さんとの質疑応答というかフリートークの時間になりました。
この観光コースは、以前は、毎回百名前後のお客さん(それも大半は外国人客)で賑わっていそうですが、我々が行くほんの数日前までは、コロナの影響もあってお休みしていたコースなんだそうです。で、再開したところが…お客が4名ですからね。ほんと、京都の観光業の皆さん、大変な思いをしていらっしゃるわけです。そのあたりの苦労話をレストランの方や舞妓さんから聞かせてもらいました。ほんと、観光業や旅行業や飲食店は大変みたいです。
それにしても、京都の舞妓さんは、基本的に一見の観光客の前には出てきませんし、舞いなんて見せてくれないので、こういう観光コースは本当に有り難いと思いましたし、外国人客に人気の観光コースなのも納得です。
で、夕食を終えて、舞妓さんとの時間を楽しんだ後は、ライトアップされたお庭見物です。
ここのお庭には大きな池があり、鯉が何匹が泳いでいました。で、鯉を見つけた我々は「鯉がいるよ~」とちょっとはしゃいだら、鯉たちが我々を見つけて、近づきながら、何度かジャンプをしてくれました。人を見つけたら、近寄って、クチをパクパクするのが普通の鯉ですが、ここの鯉は水面をジャンプして歓迎してくれるのです。これには我々も感銘しました。おそらく、三日間の京都旅行で一番感激したのが、この鯉のジャンプです。ほんと、大きな錦鯉が水面をジャンプして、尾びれで水面を叩いて、こちらに向かってくるのは、まるで水族館でイルカショーでも見ているかのような気分ですよ、ほんと。いいもの、見せてもらいました。ウチの金魚たちに見習わせたいわあー。
その後、東山にある将軍塚の展望台から、京都の夜景を一望したのですが、本来はそこで「夜景がきれいだー」と感激するところなんでしょうが、さきほどの鯉のジャンプの感動に浸っていた我々は「ああ、夜景ね。きれいきれい」という感じで、夜景をちょっとだけ見て、さっさとバスの中で涼を取ってました。だって、夜になっても、京都って暑いんだもの。
で、帰りはホテルの前でバスを下ろしてもらいました。で、もう一回入浴して、翌日に備えて、四の五の言わずに、さっさと寝てしまいました。京都観光の一日目の終了です。ああ、ほんと、暑いわあ、京都は。
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