先日、お蔵入りしていたブログ記事の点検をしていた時、この記事を発見しました。実はブログ開始時に書きかけたもので、そのまま10年近くお蔵に入っていたようです。そのままお蔵に入れたままにしてよかったのだけれど、今回、ほんの少しだけ書き足して、世に出す事にしました。
内容はなんてこと無い、ビートルズとカーペンターズの再発、リミックス、リマスター、再録音(追加録音)の一覧です。
ビートルズ
1960年代 オリジナルのミックス(ステレオとモノ)
1987年 最初のCD制作(1~4はモノ、5と6は1987年ステレオミックス、7以降ステレオ)
1993年 「赤盤」にて一部モノラル曲をステレオミックス
1999年 「イエローサブマリン・ソングブック」発売
2000年 「1」発売 24bit リマスター
2003年 「レット・イット・ビー・ネイキッド」発売
2006年 「ラブ」発売 初のマッシュアップ
2009年 オリジナルアルバム 全面的にリマスター
2015年 配信サービス(iTunes Store)開始
2014年 オリジナルアルバム SHM-CD盤として再発売
2015年 「1」再発売 全曲リマスター&リミックス
2016年 「ライブ・アット・ハリウッドボール」 リミック&リマスター盤発売
2017年 「サージェント・ペバーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」 リミックス盤 発売
カーペンターズ
1970年代 オリジナルのミックス
1973年 「シングルス」発売 「涙の乗車券」を再録音
1985年 「イエスタデイ・ワンス・モア」(ベスト盤)発売 追加録音&リミックス
1991年 「フロム・ザ・トップ」(アンソロジー)発売 リマスター&リミックス
1994年 「インタープリテーションズ」(ベスト盤)発売 リマスター&リミックス
1995年 「青春の輝き」日本発売(日本で一番売れた洋楽アルバムとなる)
1996年 カレンのソロアルバム「カレン・カーペンター」発売
1998年 オリジナルアルバム 全面的にリマスター&リミックス
1999年 オリジナルアルバムをオリジナルミックスに戻す
2004年 「ゴールド」(ベスト盤)発売 リマスター&リミックス
2001年 未発表音源集「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」発売
2009年 スタジオ火災のためオリジナルマザーテープが焼失
2009年 「40/40」発売(ベスト盤)リマスター
2013年 「シングルス」再発売 リマスター
ビートルズは1960年代に、カーペンターズは1970年代に活躍したアーチストで、どちらもオリジナル・アルバムは、その10年間で制作されています。つまり、ここに書いたのは、再発売時代の記録って事になります。ベスト盤と未発表音源盤の話になるわけです。
簡単に用語説明をすると、ビートルズの欄になるステレオミックスと言うのは、ビートルズのオリジナル盤はモノラルだったため、それを時代に合わせてステレオ盤を製作したという事。
リマスターと言うのは、オリジナルマスターテープ(当然アナログ録音)に起因するノイズなどを取り除き、アナログからデジタルに変換して新しいマスターテープを作る事です。
マッシュアップとは、全然違う複数の曲を編曲編集作業を加えて、力技で1曲に仕上げる事です(笑)。
リミックスというのは、マザーテープ(アーチストが録音して最初に作ったテープ)から、もう一度新しいマスターテープを作る作業です。リマスターが既発売品をブラッシュアップしただけのものに対して、リミックスは当初発売されたモノとは全然別の音源を作る事になります。ですから、カーペンターズの欄にかかれている“マザーテープ焼失”と言うのは、とんでもない事だという事が分かると思います。
…てな記事を約10年前に書きかけていた私でした。
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