ええと、昨日、記事をアップしてたら気づいたのですが、タイトルの「~のレコード」ってねえ…。今どき「レコード」だってサ。若い子たちは「レコード」って聞いて何を思い浮かべるだろうねえ。この場合のレコードって、CDの事です。オジサンの世代はCDを見て「レコード」って言っちゃうわけなの。ちなみにCDショップだって「レコード屋さん」って言うものなあ…、ワシ。
音楽のオンライン販売が普通になったら、CDって言葉そのものも死語になるかな…。
それはともかく、今日はクラシック系のクリスマス・アルバムのベスト・チョイスって事だけど、色々と考えてみたけれど、やっぱりパパロッティかな?
お薦めのCDは私の持っているものと、ジャケット写真と曲目数(増えてる!)が違いますが、まあ私の持っているもの(おそらくはオリジナルアルバム)にCD時代だからって言うんで、3曲ばかり足したのが現在のものでしょう。あ、試聴できるサイトにもリンクを貼っておきます。
昔のジャケット写真だと一発で分かりますが、これはパヴァロッティのソロアルバムではなく、ワンズワース少年合唱団(+ロンドン・ヴォイシズ)との共演アルバムです。昔は聖堂の中で少年たちに囲まれているパバロッティの写真がジャケットに使われていました。
全体の雰囲気は「イタリアの田舎の聖夜」って感じ。なんと言っても1トラック「オ・ホーリー・ナイト」はパパロッティの代表的歌唱になるでしょう。個人的には、2トラックの「神よ、あわれみたまえ」が好き。この曲は全音版楽譜「イタリア歌曲集1」に入っている「教会のアリア」と同じ曲。つまりイタリア古典歌曲ってわけだ。パパロッティって言うと、能天気というイメージがあるけれど、こんな憂いのある曲もなかなか良い感じで歌ってます、さすが一流の歌手は何を歌わせてもウマいね。
少年合唱団とのカラミという視点で考えると、6トラックの「幼なごキリスト」が個人的には好き。でも、なぜこの少年たちと共演したんだろ? パバロッティクラスなら、もっときちんと歌える少年合唱団と共演できるでしょうにね…、疑問疑問。
キャロル好きな方には、14トラックの「神の子はこよいしも(アデステ・フィデレス)」がよろしいと思います。これ、先日のグロリアのメサイアでも、最後に会場とラテン語(!)で一緒に歌った曲です。曲名聞いてピンと来なくても、音源を聞いてみれば誰もが知っている曲です。パバロッティのような一流のオペラ歌手だと、この手のキャロルを録音することってあまりない(一般のキャロルのレコードは実力はあるけどあまり有名ではない宗教系のソリストが大半でしょ)ので、これはこれでいいよね。
最初から最後まで聴くと、結構お腹いっぱいになれるクリスマス・アルバムです。
明日は、先日行われたグロリアのメサイアのレポートをお届けする予定です(笑)。
コメント
「教会のアリア」と言えば、うちにあるカレーラスのCDではウィーン少年合唱団と交互に歌っているのです。(TBさせていただきました。)
この曲、結構スタミナが要るので、交互に歌えたら楽だろうな・・・と思いました。
そう言えば教会のクリスマス礼拝で歌ったことがありますが、この曲がプロテスタントの礼拝にふさわしいか考えるとちょっと疑問・・・。(自分でもなぜ選曲したのだろう・・・と思います。)
あまり音楽のことに詳しい人がいない教会だったので、まあいいか・・・。
パヴァロッティと言えば「パニス・アンジェリクス」が一番に浮かんできます。
>Ceciliaさん
「天使の糧(パニス・アンジェリクス)」は3トラックスに入ってますので、ぜひご試聴あれ。前半はパバロッティのソロで、後半は少年合唱がバックコーラスを勤めるアレンジになっています。でも、なんでこの少年合唱団が?(しつこい)
TB元のカレーラスの記事にコメントさせていただきましたので、そちらもご覧ください。