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絶対音感、相対音感

 音楽ブログを見ていると、たまに(でも定期的に)見かけるのが、音感の話題です。いわゆる「あなたは絶対音感ですか、相対音感ですか」ってヤツね。

 ちなみに、私は絶対音感も相対音感も無いよ。自信を持って書いちゃうけれど、音感は無いね。

 でも、耳で聞いたメロディは、オウム返し的に歌えるよ。楽譜に書かれたメロディも、楽器無しの初見で、だいたい歌えるよ。だいたい…ってのは、読譜力(主に速度)に大いに欠けるので、そのあたりが稚拙な感じになってしまうけれど、楽譜は読めないわけじゃない。まあ、楽譜が読める速度で歌えるって感じだね。その時の音程は、ほぼピアノの鍵盤と同じだから、絶対音感的って言えない事もないけれど、むしろ、相対音感的な器用さを持ち合わせていないので、結果的に絶対音感的な振る舞いをしてしまうだけで、やっぱり音感的には「ほぼ無い」って感じが正解ですね。

 そんな感じで音感に関しては、ほぼ無いけれど、半世紀以上も音楽ファンを続けてきたので、なにやらぼんやりとした音のイメージがあって、そんなヤワヤワな感覚で歌っているわけです。

 音感はほぼ無いけれど、和声感はあるかも? ハモるのは好きだし得意だけれど、合唱のように「この音で歌え!」って言われるのは難しいです。ポップス的に「このメロディに適当にハモって」と言われてコーラスつける方が好きだし得意です。

 流れてくる音楽に、手拍子で適当なリズムを入れたり、クチベースを加えるのも好きだし楽しい。

 だから、音感は無いけれど、音楽は自分なりに楽しんでいます。

 楽譜を書くのは得意じゃないので出来ないけれど、気分が乗ると、カラダからメロディが溢れてくるので、作曲もジャンジャンできます。若い時は、それらのメロディを頑張って楽譜に起こしていたのだけれど、今はそんな根気はありません。たぶん今なら、スマホのアプリとかで、鼻歌入れると楽譜に書き起こしてくれるようなモノがあるだろうね。私の若い時に、そういうのがあったら、すごく楽しかったろうと思うし、作曲を趣味にしていたかもしれません。

 そんな感じで、音感はほぼ無いし、クラシック的には無能力者扱いだろうけれど、音楽は楽しいです。だから、絶対音感とか相対音感とか、人の能力をラベリングするのは、大切な事だろうけれど、音楽の楽しみという点から考えると、あまり意味は無いような気がします。

 音感があろうがなかろうが、その人がその人のレベルで音楽を楽しめていたら、それで良いと思います。少なくとも、素人の趣味レベルなら、それで十分だよね。

 それでも、まあ、私なんかは、真面目に音楽を勉強しているような人から見たら、見下されてしまうような低能力者なんだろうなあ…とは思うけれど、幼い時の音楽教育環境が稚拙だったんだから、しょうがないんだよ…と言い訳をしておきます。

 結局、音感って、お金持ちの家の子じゃないと、絶対であれ、相対であれ、身につける事はできないんだからサ。貧乏な家の子には、関係の無い能力なんだよね。

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