…と私は思っていますし、そういう意味では「今の子たちは恵まれているなあ…」と思います。
今はテレビやスマホから世界中の色々な音楽が聞けるし、一流の音楽家の演奏も、YouTube等の配信を利用すれば、ほぼ無料で聴き放題ですからね。ほんと、うらやましいです。
私が子どもの頃は、音楽と言えば、テレビかラジオから流れてくる音楽に限られていたし、そこで流れてくる音楽は、音響的に良くないのはもちろん、プロの演奏/歌唱とは言え、結構ヒドいモノも多かったです。幸いな事に、当時は毎日のように歌番組が放送されていましたから、流行歌に関して言えば、量的にたくさん聞けましたが、質の保証は全くなかったのが、何気に辛かったです。ほんと、当時の歌手たちは、歌が下手だったのよ。いわゆる、アイドル歌手はもちろん、本格派と言われるような歌手たちも、音程もリズムもビートも、今じゃあ考えられないくらいに、そりゃあヒドいモノばかりでした。
おまけに洋楽とかクラシックなどは、まず耳にできませんでした。今考えるに、かなり劣悪な音楽環境だったなあ…とか思います。
なので、私の音楽の基礎教養と言うのは、ほぼ100%、小学校の音楽の授業で教えてもらった事です。小学校の音楽の授業…教えるは、必ずしも音楽の専科の先生ってわけじゃなかったですが、昔の音楽の授業って、今よりもかなりきちんとしていて、楽典も鑑賞もガチだったので、それが今の私の音楽の基礎教養になっています。
中学生になる頃には、自発的にクラシックもロックも聞いて、幼い頃に吸収できなかったものを、一生懸命に聞きまくりましたが、やはり長じてから触れても、ほぼ身につかないのが悲しかったです。
その時の飢餓感が、今の私の音楽好きを作ったのかもしれません。
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