ハミング練習は筋トレ、発声練習も筋トレ

　声楽のレッスンの続きです。

　ハミング練習から発声練習です。今回注意されたのは、意識の問題です。これらのハミング練習や発声練習を今後は“筋トレ”だと思って行いましょう…って教えられました。

　私は今まで、ハミング練習は息の通り道を確認するために行う練習であり、発声練習は美声を作るための練習であると認識していましたし、おそらく一般的にはそうなのですが、今、Ｙ先生と行っている練習では、それよりも何よりもこれらの練習が“筋トレ”である事を意識し、そのつもりで発声して欲しいと言われました。

　まあ、筋トレって「この運動は筋トレだ」という意識をもってやらないと、何の意味もないんですよね。筋肉って「ここを動かすぞ」と思って動かさないと、全然トレーニングにならないという不思議な器官なので、筋トレとして意識するって大切なんだよね。

　「ハミングは筋トレ、発声は筋トレ」…はい、頭にインプットしました。

　では、筋トレと言って、どこの筋肉のトレーニングなのかと言うと、腹筋の筋トレです。腹筋を後ろに引いたら、そこから上へ引っ張り上げるという動作の筋トレなのです。はい、シンドいです。

　思えば、Ｙ先生のところに入門した当初から“引いて引っ張り上げる”という、この腹筋の動きは、ずっと言われていましたが、出来ていたのかと言われると「さあ…、あんまり？」って感じでした。それは今までは腹筋の動きも大切だけれど、一番大切なのは声をどう出すかって事だと思っていたから、声を第一に、腹筋を第二に考えていたのだけれど、今回からは、声は第二にして、まずは腹筋の筋トレを最優先に考えて、ハミング練習や発声練習をしていくという意識を持っていくのです。

　それにしても、筋トレだと意識をするとしないとでは、腹筋の動かし方もだいぶ異なってきます。いやあ、こんなに腹筋動かして歌った事ないですが…それでもまだまだ足りないのだそうです。どこまで動かせばいいんだろ？

　とりま、練習では過度に動かした方が良いに決まっていますので、自分的には限界にチャレンジって感じです。

　… No Pain, No Gain …そんな言葉が、ふと頭をよぎりました。ああ、お腹痛い。