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ウィーンに行きたいです

 第九の練習に行ってきました。実は、今回の練習が、本番前の最後の練習でした。

 そのせいか、普段、練習に来ない人も練習にやってきたので、練習会場は人がたくさんいました。私が練習会場に着いた段階で、テノールの席はすでに大半が埋まってました。あと残っているのは、両脇を人にはさまれた席だけだったんですが、私は(みなさん御承知のとおり)デブなので、そんな狭い場所には行けません。そこに行けば、自分が窮屈なな思いをするだけでなく、両脇の人も窮屈になりますし、それ以前に、その周辺の人々みんなが身動き取れなくなります。

 そういう迷惑をかけるわけにもいかないので、今日は練習をやめて帰ろうとした(私の合唱にかける意気込みなんて、そんな程度です)ら、妻に止められました。列の一番後ろに、どこからかイスを持ってきて、そこに座れと言われました。まるで子ども扱いだね。でも席が無いから帰ると言ってる、私の言い分自体が子どもじみているのだから、子ども扱いされても仕方がないか(汗)。

 さて、練習開始です。発声練習の時にS先生から「胸に手を当ててください。スタッカートで声を出した時に、胸は前に出ますか? 引っ込みますか? それとも動きませんか?」と尋ねられました。ちなみに私は動かないのですが、これの理想的な答えは「胸が前に出る」なんだそうです。

 スタッカートで声を出す時に、腹圧が十分にかかると、それに応える様に息の圧力が高まって、胸がふくらむのだそうです。胸がふくらまない人は、胸がふくらまないくらいに胸に力が入っているのだそうです。さらに胸が引っ込む人は、腹圧でなく、胸を使って声を出している可能性があるそうです。

 ふーん、私はまだ胸に力が入っていたんだなあ…。言われてみれば、そうかもしれない。

 第九の練習に入りました。歌っていて、S先生に「響きが足りない」と言われて、響きをつけようとしたら、頬肉が上にあがって、目が開いたよ。これって正しいのかな? どうなんだろ?

 今回の練習は、はなはだ気持ちの悪い思いをしました。立って歌っていたと言う事も原因の一つでしょう。これでも、だいぶ声量をセイブして歌っているのだけれど、立って歌っているせいか、声がソロっぽくなってしまって困りました。ソロっぽくと言うのは、ギラギラした通りのよい声が出てしまう事。練習開始後、すぐに自覚したので、かなりセイブした小音量で、丸い声を出そうとしたんですが、何をどうやっても、声が通ってしまいます。いっそ今日は、歌うのをやめちゃおうかな、とも思いました。

 遠く離れたところ(ソプラノパートの反対側の端っこ)にいる妻からも、時折私の声がカツーンと聞こえると言ってたので、自意識過剰と言うわけでもなさそうです。実際に、声が通ってしまっているようです。ううむ、200名前後で歌っているのに、一人の声が通っちゃあダメです。どうにもダメです。小音量で歌っているのに声が通ってしまっては、絶対にダメです。

 合唱なんだから、個人の声が聞こえちゃいけないんだよねえ。でも、これだけ抑えても声が通るなら、やっぱり私に合唱は難しいよねえ…。

 それはともかく、今回はせっかく立って歌っているので、いつもは裏声で歌う、高音ラを、裏に逃げずに表声で小さく歌うというのにチャレンジしました。すっごーく大変でした。

 高音ラを小さな声で出そうとすると、耳の骨はゴギッって外れるし、あっちこっちの穴は開くし、頭の中からゴンっていう変な音が聞こえるし、あげくの果てに、一瞬、意識がなくなって、倒れそうになるし…。なかなかスリリングで楽しかったです。

 今回の練習では、本番近いという事もあり、楽譜を見ずに、指揮者を熱心に見ながら歌ったせいか、いつのまにか、アゴを前に突き出して歌っている事に気付きました。これはダメですね。どうも、指揮者を見るために目線を上げると、アゴまで突き出してしまうようで…。アゴはしっかり引いて歌わないといけないのに…、反省反省。

 テノールパートの一員ですし、小さな声で歌う様に心掛けていることもあり、歌いながら周りの音を聞いているのですが、どうも、ドッペルフーガになると、急に周りから音楽が消え、ノイズの波のようなものが襲ってきます。トッペルフーガの部分って、確かにリズム的に難しいからねえ…、みんなバラけちゃって旋律ではなくノイズになってしまうのだけれど、もうすぐ本番だよ。大丈夫なのかな? S先生もサジを投げちゃったのか、テノールについては、全く注意しないし…。

 今回の大失敗。810小節のpoco adagioの部分で、楽譜を見ていないとは言え、なぜか、急に、ソプラノにスイッチしてしまって、ソプラノパートを歌っちゃいました(汗)。「ハンパなく高っけー(汗)。こんなに高いメロディー、テノールにあったっけ?」と思いながら歌ってました。あるわけないよね、ソプラノパート歌ってるんだから。フレーズ終わりの5小節くらい、ソプラノを歌っちゃいました。死ぬかと思った(笑)。

 これで練習はお終い。次回はオケ合わせ。やったね、楽しみだ。それが終わるとゲネプロで、今度はオケとソリストと合わせる。グフフ。それが終わると、いよいよ本番。

 今回は最後の練習と言うこともあってか、休憩時間に「ウィーンに行って第九を歌いませんかツアー」の案内をもらったよ。ウィーン楽友協会の大ホール(ニューイヤーコンサートで使うあの場所ね)にみんなで行って、第九を歌っちゃおうという旅行会社の企画だね。参加条件は「第九を暗譜で歌えること」だって、楽勝じゃん。テノールの定員は30名でオーディションがあるそうだけれど、大丈夫でしょう。ああ、行きたいなあ…。ちなみに、オケも募集してます。フルートは3~4名募集だそうです。こっちも一応オーディションがあるようですが、私はオケでフルートを吹くほどの腕前ではないので、こっちはたとえオーディションがなくても無理ですね。

 日程的にも行けそうな感じだし、合唱テノールで歌うなら楽勝だし、ああ、行きたい。問題は、ウィーン滞在5泊7日間で33万2千円という旅行代金だね。ちょっと、お財布的には無理だけど…宝くじが当たれば不可能ではない(笑)。宝くじが当たったら、ウィーンに行こうかな。ああ、ウィーンに行って、楽友協会大ホールで歌ってみたいです。

コメント

  1. Megi より:

    すとんさん、お久しぶりです!
    今日の記事のタイトルに思わずコメントさせていただきました^^
    是非是非、ウィーンに来て、第九歌ってくださいね~♪
    確かに毎年日本の合唱団の方がきていますよね。
    私もむか~し、エキストラで一緒に歌わせてもらったことがあります。
    やはり、楽友協会ホールは素晴らしいですよ♪

  2. すとん より:

    >Megiさん、お久しぶり~

     いやあ、ウィーンにはマジで行きたいです。『稼ぎに追いつく貧乏なし』ってわけで、生活切り詰めて、人生を遊び倒している私ですが、基本的にオタクなので、何かのイベントでもない限り、国内旅行ですら行きませんから、ましてや海外旅行は、なかなか行けません。そういう意味では、とても良いチャンスなんですよ。

     でも、お金工面できな~い(笑)。でも、総銀のフルートを一本買った気になれば、夫婦で行けるんだから、決して高い額ではないんですよね。

     毎年、ニューイヤーコンサートの国際中継でおなじみのあのホールですから。クラオタにとっての聖地ですから。カラヤンのレコーディングも数多く行われた、あのホールですから。やっぱり、オタクとしては“聖地巡礼の旅”はしたいものです。

     ああ、どこからか、お金が降ってこないかな。

  3. ひょっとこ より:

    学生の頃、初めて喫茶店のメニューに、
    「ウィンナーコーヒー」を見つけた時、
    どんなに脂ぎったウインナー・ソーセージが入った
    コーヒーかと思いました。
    (ウィーン風コーヒーの和製英語なので、
      海外でのご利用は計画的に。)

    ウィンナーをソーセージのことと思っていた、
    あの頃を思い出しました。

    ウィーンみたいなところだと、
    ストリートでやっている人も多いようですね。
    現地の人のバンドに紛れて、歌うのもアリでは。
    (多分、夏限定。)
    http://www.youtube.com/watch?v=XU3lNa3vQBE

    行ったことないので、是非とも行ってみたいですね。

  4. Kenta Nakamori より:

    こんにちは。

    先日の独唱向きか合唱向きかという記事を思い出しました。そうそう、実は僕の声、異常に通るんです。「異常」なんです・・・ ヒソヒソ話なんか絶対できません。(苦笑) だから僕は合唱がダメだったのかなと思いました。

    第九の練習、ちゃんと指導も受けられるし、楽しそうですね! もちろん大変さもあるとは思いますが、うらやましいです。

  5. すとん より:

    >ひょっとこさん

     私もウィンナーコーヒーは、長いこと、ウィンナー(ソーセージ)が入っていると思ってました。ちなみにサンマーメンはサンマが入っていると思ってましたので、にしんそばに本当に、にしんが入っていた時は、ちょービックリしました(まさか、本当に入っているとは…:絶句)。

     たい焼きには、たいが入っていないのに、たこ焼きには、たこが入っているのも、不思議と言えば不思議だね。

  6. 橘深雪 より:

    ウィーン、いいな~~~~~。私も行きたい!けどお金なんてどこにもないので行けません(笑)
    すとんさんはきっと大丈夫なので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
    めったにないチャンスですよ!!!!!
    もちろん、レポートもお願いしますね♪

  7. すとん より:

    >Kenta Nakamoriさん

     通る声というのも、善し悪しですよね。なにしろ、ひそひそ話とか内緒話とかが、全くできない(笑)。

     以前に、ブログの記事に書いたのですが、ラフォルジュルネ[毎年ゴールデンウィークに丸の内で行われているクラシック系の音楽祭です]のあの雑踏の中で、音楽家の青広志さんを見かけた事があり、そばにいた妻に「青島さんがいるよ」と耳打ちをしたつもりだったのに、即座に青島氏が反応されて、キョロキョロされていたのを思い出しました。彼とは10m以上も離れていたと思うんだけど…。妻に「あなたの声は、この雑踏の中でもよく通るんだから、気をつけないといけないわよ」と言われました。

  8. すとん より:

    >橘さん

     お金がないのは、私も一緒なので、たぶん行けません(笑)。ただ、本当に必要なら、いつでもお金は降ってくるので、神様が「ウィーンに行ってくれば?」と思ってくれれば、きっとお金はどうにかなると思います。逆に「ウィーンに行ってどうするの?」と神様が思っちゃえば、何も起こりません。

     万が一、行く事になったら(ないない)、きっちりレポートしますね。

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