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自分を信じる!

 なんか新興宗教とか啓発本みたいな事をタイトルにしましたが、どっちかと言えば、信仰と言うよりも信念の話かな? そういった意味では、今回の記事は啓発本に近いかも(笑)。
 何の話かと言えば、高音発声の話です。
 「え! また、高音発声の話! いつもいつも高音発声の話ばかりで、もう飽きたよ。他の話にしてよ!」と叫んだ方、ここはアマチュアテノールのブログですよ。高音発声の話ばかりになってしまうのは、当然の理です。それがイヤなら、他の声種の方のブログへどうぞ。テノールなんて、プロ・アマ問わず、常に高音発声の事ばかり考えている人種なんですよ。私も例にもれず、いつもいつも高音発声の事ばかり考えてます。どうかすると、仕事中も高音発声について、アレコレ悩んでしまったりするくらいです。それくらい、高音発声はテノールにとって、生きる事に等しいくらいの基本的な大問題なのです。
 たぶん、歌わない人や、他の声種の人には分からない感覚でしょうね。
 というわけで、今回も高音発声の話です。ちなみに、これでも私的には、高音発声の話は、なるべくブログでは避けようという気遣いはありますが、やはりどうしても記事にしておきたい事があって、ここに書いているわけです。
 で、今回は記事にします。
 何かと言えば、以前は割とラクに出来た、高音Aの発声が、発表会が近づくにつれ、成功率がどんどん下がっている事です。
 原因は、発表会へのプレッシャによる、発声時の力みだろうなあって思います。基本的に、高音は、その高さを意識せずに、ラクに歌えば、案外スッと出るものですが、意識して狙って出そうとすると、失敗しがちです。
 失敗と言っても、キング先生時代の撃沈ではなく、やや♭してしまう失敗なのですが…高音を撃沈してしまうのはみっともない話ですが、♭気味の高音もかっこ悪いです。正しい音高でスパっと出したいものです。
 意識すればするほど失敗してしまうわけで、だったら意識しなけりゃいいじゃんと思われるでしょうが、意識しないように考えれば考えるほど意識するのが人間の常です。
 こんな私でも、この身には赤い血が流れているんですよ。
 そんな時は「もうダメだ」と落ち込まずに、以前の自分には出来たのだから、今の私にも出来るはずだと信じて頑張っていく…わけです。
 今まで一度も出来ていない事は、どんなに頑張っても、出来るわけありません(当然です)。奇跡なんて、まず起こらないものです。しかし、かつては出来ていた事なら、今だって出来るはずです。ただ、出来ていた昔と出来なくなっている今とでは、あれこれ条件が違っているはずなのです。だから、その条件を見つけて、自覚して、修正すれば、出来るはずなのです。
 その条件は簡単には見つからないだろうし、見つかってもうまく出来ないかもしれないけれど、でも必ずできる。そう自分を信じて、前を見つめて進むだけなのです。
 高音発声はプロの歌手にとっても、博打の要素があります。況やアマチュア歌手をや。
 博打ならば、なるべく勝ちの可能性を上げていくだけの話です。勝率100%の博打なら、それはもはや博打ではないわけですからね。
 そうやって、ひたすら自分を信じて進み続けるわけです。
 それにしても、もうすぐ発表会当日なんだよね。間に合うかな…?

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