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発表会、本番開始まで…です

 さて、声楽発表会の話をします。
 当日は開場時刻(お客さんが入場する時刻)は13時ですが、当然、その前の時間で、ゲネプロ代わりのリハーサルを行います。
 発表会に参加する生徒さんたちは、広い範囲からやってきます。なので、比較的近所で、比較的若い人たちから、順番にリハーサルをやるのが、ウチの門下のやり方なので、リハーサルの順番はだいたい我々が一番最初となります。今回も我々が一番早いリハーサル順番となりました。
 まあ、我々の場合、歌のリハーサルだけでなく、ピアノのリハーサル(ってか本番のピアノにピアニストさんが慣れる時間)も必要なので、一番最初ってのは、実は有り難いんですよね。一番最初ならば、舞台のピアノさえ準備が整っていれば、早目にリハーサルを開始でき、その分、ピアニストさんの練習時間が取れますからね。
 という訳で、リハーサルを開始しました。
 まずはリハーサルだし、まだ午前中だし、ここで本気で歌って、声を使い切ってしまうのもバカバカしいので、軽めに手を抜いて歌いましょうって感じで歌い始めたのですが、会場はそこそこ広いし、そこの視覚的な広さに惑わされて、ついつい力んで歌ってしまいました。本当は、響きの良い会場なので、そんな必要はないのですが…。
 手を抜いて歌う…つもりだったので、カラダをあまり使わずに、結果、ノドで歌ってしまったので、ノドを軽く傷めてしまいました。馬鹿だね。
 なので、舞台で歌いながら、声を調整しました。とにかく、声を前に出してはダメで、こういう響きの良い会場の場合、声は上に出して、あとはホールの力を借りて、会場中に声を響かせるという感じで歌うのが良いのです。何度か歌いながら、あるいは、妻が歌っている時に客席に降りて、舞台の上の声と、客席で聞こえる事の違いを確認しながら、リハーサルが終わる頃に、どんな感じで歌ったら良いのかを、やっと確認しました。で、最後にダメ元で、響声破笛丸を一包飲んでおきました。
 だから、当日リハって大切なんだな。これで、当日リハで自分の声の響きを確認できなかったら、きっと力んだ声で歌って、曲の途中で声を無くして、大変な事になるはずでした。ああ、くわばらくわばら。
 当日リハを終えて、本番まで3時間ほどあるので、早目のお昼ごはんを食べる事にしました。
 お昼は、本番を控えているので、がっつり食べて満腹になってしまうと、お腹がパンパンになって、歌うのがつらくなるので、軽めに食べようと思っていたのですが、実際は…がっつり食べてしまいました。頭では軽めにしようと思っていても、空腹だと心が頭を裏切るんだよねえ。なので、食べ終わったたら、お腹が苦しくて苦しくて…食べ終わってから後悔してしまいました。
 食事を終えて、いつもなら他の人のリハーサルを見たりするのですが、それどころの体調ではなかったので、楽屋で必死に体操をしました。カラダを思いっきり動かして、血行を良くして、内臓の動きを良くして、便意をもよおして、少なくとも食べた分くらいは出して、少しでもカラダを軽くしようと頑張りました。はい、頑張りは通じて、多少はカラダも軽くなり、なんとか歌えるカラダに戻しました。いやあ、食欲って怖いなあ…。
 全員のリハが終わり、まだ開場まで少し時間があったので、その時間を利用してピアニストさんが練習することになり、その練習に付き合いました。付き合った…と言っても、私は歌いませんでしたけれど。
 で、ピアニストさんの練習も終わり、いよいよ開場となりました。私は楽屋に戻って、舞台衣装に着替えました。いよいよ本番が始まります。
 さて、発表会で私が歌った、トスティの「Il pescatore canta!/漁夫は歌う」の音源をアップします。
 どんな状況で歌ったのかは…また明日書きますが、本来ならネットにアップするような出来じゃあないよね。それは分かっているのだけれど、日頃ブログで偉そうにあれこれ書いているので、そんな私の実力を開示するのって、大切だなと思ってます。「あいつは、いつも偉そうに書いているけれど、こんな程度じゃん」と分かって欲しいというか、そんなに大した人物ではないと知らしめるのも、フェアな行いなんだろうなあって考えて、毎回、恥をさらしています。で、今回も大恥を天下にさらすわけです。だからと言って、私は別にMじゃないよ(笑)。

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