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秩父に行ってきたよ。その5 宝登山に登って、本当のツツジを見てきた

 長瀞駅についた私は、そこから宝登山(ほどさん)を目指しました。

 宝登山とは、長瀞の駅そばにある山で、神社やお寺があって、いわゆる観光名所なのです。で、その山の中腹までは、ロープウェイに乗って行くのですが、ロープウェイの駅が鉄道の駅から、多少離れています。観光案内によれば、徒歩20分だそうです。そこでロープウェイ会社は、駅からロープウェイまでの無料送迎バスを用意し、乗客たちをロープウェイの駅までピストン輸送してくれているのですが、これに乗るには、長瀞駅で少々待たないといけません。結構列が長いんですよね。そこで待つのが嫌な我々は、ロープウェイの駅まで、送迎バスに乗らず、徒歩で向かう事にしました。だって、徒歩20分って案内されているし、20分なら軽い軽いと思ったわけです。

 いやあ、秩父の道をなめてました。鉄道の駅からロープウェイの駅まで、途中の神社のラウンダバウトまでは、緩やかの上り坂でしたが、なので徒歩でも行ける…と思ったのですが、そこから左折して、長瀞の駅から見えない道を通ってロープウェイの駅までは行くのですが、この見えない道が、結構な急坂で、とても後悔しました。こんな話、聞いてないよ…の世界です。

 なぜ無料送迎バスが用意されているのか、理解しました。これは歩いては行けないなあ。

 いやあ、ついつい湘南の感覚で歩き始めてしまう私が愚かなのです。ちなみに、徒歩20分ではなく、実際は30分かかりました。30分、ずっと坂を登っていたわけです。

 で、へとへとになって、ようやくバスの発着場までたどり着いた私は、そこにロープウェイの駅が無い事にビックリしました。実はロープウェイの駅は、そこから更に急坂を登っていかないとたどり着かないのです。で、その坂が、またまた見上げるような急坂だったので、思いっきり、心が折れました。いやあ、ほんと、ポキンって音が聞こえたような気がしたもの。

 でも、ここまで来たからには、行かないわけにはいきません。折れた心をしっかり支えて、一歩一歩急坂を登りました。

 で、やっとの思いでたどり着いたロープウェイの駅は…さほど混んでおらず、少しだけ待って乗りました。これはラッキーです。

 ここのロープウェイは、向こうとこっちを往復するタイプで、その大きさは50人乗りと大型です。私にとってのロープウェイってのは、箱根のロープウェイなので、ゴンドラなんて6人乗りで、それぞれの団体ごとに乗り込むわけだし、あそこのロープウェイは循環式なので、次々とゴンドラがやってくるわけだから、すぐに乗れるし…。

 でも、こちらのロープウェイのゴンドラは大型で、1台のゴンドラに50人も乗ると、ただの移動手段でしかないです。人間でギューギュー詰めのゴンドラに乗ってしまえば、車窓を眺める余裕なんて、ほぼ無いね。実際、私、ゴンドラの外はロクに見れてないもの。それに私も含め、多くの人が立ち乗りだったけど、安全面的にはどうなんだろ? あの中で転ぶ人がいたら、大惨事になるよ。

 まあ、そんなこんなで、宝登山にロープウェイで登った我々でした。

 ロープウェイの駅から先のルートは2つあって、1つは、山頂にある神社の奥の院を目指すコースと、もう1つは、隣の峰にある小動物公園を目指すコースです。我々は、ひとまず小動物公園を目指したものの、あまりの遠さ(一度下ってからまた登る別の峰にあるんですよ)と、道のアップダウンに負けて、折れた心がさらに折れてしまい、途中にあった休憩所でみそポテトを食べて戻る事にしました。

 みそポテト、本当に美味しいです。

 で、ロープウェイの駅と、その休憩所の間の道すがらに、ツツジが咲いていました。

 ツツジって、都会じゃあ、キレイに刈り込んであって、膝の高さとか、生け垣ならば目の高さぐらいになっていますが、山に自生しているツツジって、我々の身長よりもやや大きめで、枝も大ぶりで、何と言っても派手にキレイに力強く咲き誇る樹花なんですね。いやあ、これがツツジの本当の姿なんだなって思いました。そんなツツジ、見たことないよ。

 で、疲れた上に、心が折れた我々は、やっとの思いで、ロープウェイで下界に降りたのでした。ああ、シンド。

 宝登山からの帰りは、もちろん、素直に無料送迎バスに乗って、長瀞駅に行きました。そろそろ夕方になりかけていたので、もうどこにも行かずに、長瀞から熊谷経由で帰る事にしました。熊谷に着いたあたりで夕飯時になったので、夕飯を食べました。もう、土地の名物ではなく、普通に食事をとりました。某ラーメン店に入り、担々麺を食べた私ですが、これがエラく不味かったです。ずっと美味しいものばかり食べていたので「最後の最後はこれか!(涙)」と思ったものです。

 担々麺って、店によって、本当に味の傾向が違い、美味しい店と不味い店の落差が激しい料理だなって思いました。それにしても、食べていて、悲しくなるくらい不味かったです。担々麺は辛ければいいというものではないよ。私は辛さには強い方なので、別に辛くて閉口するという事はないけれど、担々麺ならば、辛さの向こうに旨味がないとね。ただ、辛いだけで薄っぺらな味だと、ほんと不味いのよ。

 辛くなくても美味しいのが、まずは原則。その美味しいラーメンに辛さを加えないと…ね。

 そんなわけで、一泊二日の秩父旅行でした。ああ、楽しかった。しかし、あまりの疲労で、翌日はほぼ寝たきりになってしまいましたとさ(笑)。

 

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