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先生って大変なんだと思う その1

 街の音楽の先生方って、生徒さんを教える時に、どんな事を考えながら教えているのでしょうか? もちろん、人によって違うわけですが、そんな先生方の腹の中を、ちょっとばかり勘ぐってみました。

 まずは一番多くいると思われる、街のピアノ教室の先生方。そういう先生方が対象としているのは、ほぼ幼児~小学生程度のピアノ初心者たち。中にはプロを目指している子もいないわけではないでしょうが、ほとんどの子は、習い事の一つとして、将来的の教養や趣味のために習っているわけです。プロを目指す子は、ある程度のところで、自分の師匠筋に当たる先生に譲ってしまえばいいわけだから、この先生方が教えている生徒の大半は、習い事としてピアノを習っている子たちです。

 まあ、ピアノは教則本どおりに教えていけば問題はありません。だから先生がするべき事は、その子に合った教則本の選択と、教則本中のエチュードの合格ライン(どれくらい弾けたら次の曲に進む)を、適切なところに定めておくって話です。

 習い事の子のハードルをむやみに高くしても仕方ないし、あまりハードルを高くしてピアノが嫌いになられても困りますから、基本的にはそこそこ弾けたらOKにして、まずはピアノの楽しさを知ってもらい、そこから音楽の喜びを感じられるようになってくれたら…って程度で上出来なわけです。だから、楽しくて継続可能な(この部分は商売として大切)ピアノのお稽古を、小学校卒業まで続けてくれればいいのです。大抵の子は、中学校になったら、部活と勉強を理由にピアノ辞めちゃいますから。小学校卒業までの数年間を、楽しくピアノを弾いてもらえれば良いわけです。

 だから、街のピアノの先生に大切な事は、生徒が楽しくピアノを学び続けられる工夫と、その成長が親御さんに分かってもらえるようなイベントの実施でしょう。その上で、生徒には、ピアノ弾きとしての基礎的だけれど、しっかりした力量を身に付けてもらう事。そのために、ピアノ教師として真摯に子どもに向き合う事でしょう。

 ピアノ以外のマイナー楽器の先生も、子ども相手なら、ほぼ同じような感じだろうと思います。音大受験を目指している子なら、ある程度できるようになったら、師匠筋の先生にまかせればいいし、習い事の子たちは、小学校卒業まで、面白おかしく楽器を学んでくれればいいわけですからね。

 子ども相手の音楽の先生なんて、半分は音楽教師だけれど、残りの半分は保育者なんですよね。飽きっぽい子どもをいかに飽きさせずに上達させるか、そこが腕の見せどころだろうと思います。

 さて、問題はオトナの生徒さんを教えている先生方です。このブログ的にも、このあたりの話は外せません。

 もちろん、音大受験とか、音大をすっ飛ばして、いきなりプロを目指している生徒さんもいるだろうけれど、そういう生徒たちには、ガチで教えればいいだけです。相手はオトナですから遠慮はいりません。ガンガン教えればいいのです。それで弱音を吐くようなら、潰れてしまえばいいだけの話なんですから。

 問題は、私のような趣味のオジサンオバサンを教える場合です。

 というわけで、話が長くなってきたので、続きはまた明日。

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