体重:109.6kg[-0.8kg:-1.8kg]
体脂肪率:30.8%[+0.2%:-0.4%]
BMI:34.6[-0.1:-0.3]
体脂肪質量:33.8kg[+0.1kg:-0.8kg]
腹囲:106.0cm[-1.0cm:-2.0cm]
[先週との差:2014年当初との差]
私は食べることが大好きです。だから、体重がなかなか減らないので困ってますが、食べる楽しみがある事に感謝しています。
私はあまりキライな食べ物はないのですが、それでも一応、好き嫌いはあります。特に子どもの頃は、それなりに好き嫌いがありました。その多くは大人になる過程で克服しましたが、今回はそんな『子どもの頃大嫌いだった食べ物』の一つ“白い御飯”について語ってみたいと思います。
子どもの頃、私は“白い御飯”が本当に大嫌いでした。“白い御飯”と言うのは、いわゆる『白メシ』とか『ライス』とか『主食』とか呼ばれるアレです。アレが大嫌いでした。
とにかく、見るのもイヤでしたし、匂いもキライ。食べるのも、本当はイヤだったんです。
何がイヤだったのかと言うと、まず食感がダメでした。
ウチの御飯は、父の好みで、常に半粥状態でした。よく『米粒が立っている御飯は美味しい』と言いますが、ウチの御飯は、米粒が立っているどころか、米粒が溶けて原形を留めていませんでした。かと言って、ちゃんとしたおかゆでもなく、いわゆる“半殺し”状態の御飯でした。食感は、常にネチャネチャで、粘土を食べたら、きっとこんな感じだろうなあって思ってしまうような食感でした。
おまけに味も良くなかったんだと思います。家が貧しかったせいもありますが、米は常に一番安い米、標準価格米という、最近では見かけなくなった米を食べていました。この標準価格米の正体って、実は、地元産のノーブランド米の古米なんですね。美味しいはずないです。
これを、昔の事ですから、マイコン制御ではなく、サーモスタット制御のガス釜で炊くんですよ。今の炊飯器と違って、焦げたり、お米の芯が残ったりと、安定して上手に炊けなかったんですね。
炊きたての御飯って、本当は美味しい香りがするものですが、ウチで食べていた標準価格米は、炊くとイヤな匂いがしていました。体調が悪い時は、この御飯の炊ける匂いを嗅いで、よく吐き気をもよおしたものです。
おまけに、ウチは朝、御飯を炊くので、朝食はまだ暖かい御飯を食べることができましたが、昼食は弁当ですから冷や飯だし、ウチにはジャーのような保温器はありませんでしたから、夕食も冷や飯でした。半粥の冷や飯って、美味しいはずないでしょ?
本当に、御飯が不味くって、私は大嫌いでした。
なので、食事は、おかずの味で御飯の味を消して食べていました。でも、ウチは貧しかったので、食卓におかずがいつもあるとは限りませんでした。特に月末近くは、お金がなくて、おかずが買えなくて、よく『お漬け物と梅干しだけ』とか『ふりかけだけ』とか、もっといよいよとなると『醤油をかけて食べる』とか『ソースをかけて食べる』とか『塩をかけて食べる』とかもしていました。おかげさまで、今でも何もなければ、平気で醤油メシは食べられます。
醤油メシは醤油が御飯のイヤな匂いを消してくれるので、なんとか食べられましたが、塩はダメですね。御飯のイヤな匂いが残ります。なので、子どもの頃は、母が握ってくれたおにぎりが大嫌いでした(だって臭いんだもん)。ソースは…半粥とは合いませんね。特に冷や飯との相性はダメダメです。マヨネーズは…マヨネーズは高価なので、ウチにはありませんでした(笑)。よく『マヨネーズと御飯は相性がいい』という人がいますが、私は御飯にマヨネーズをかけて食べた事がないので、分かりません。ってか、子どもの頃にマヨネーズを食べなかったので、今でもマヨネーズは得意ではありません。
実は白い御飯って美味しいものだ、と私が知ったのは、大学生になって家庭教師のアルバイトを始め、バイト先で夕食をいただくようになってからです(私は、月謝は少なめでいいので、夕食を食べさせてくれる事という条件で、家庭教師をしていました)。ほんと、余所の家の御飯は美味しかったですよ。まるで外食みたい(笑)に感じました。
無論、今では、自分で家を構えていますし、妻は普通にきちんと御飯を炊いてくれるので、今の我が家の白い御飯は大好きですよ。ただ、妻が私の健康を思って、あんまり白い御飯を炊いてくれないのが、残念です。割とよく炊くのが、雑穀米と言って、白い御飯に色々な雑穀(麦とか稗とか粟とか豆とか)を混ぜたモノを炊くのですが、これが白い御飯と比べると、ちょっとばかり残念なんですね。それでも、私の健康を考えての事だし、実家の白い御飯と比べると美味しいので、文句は言いません。
ちなみに、たまに実家に顔を出して母が作る食事を食べる事がありますが、今でも変わらずに半粥御飯を出してくれます。実家でも、最近は、マイコン制御の炊飯器を使っていますが、それでも半粥御飯なので、これは確信をもって半粥にしているわけなんです。そのため、実家で母の手料理を食べるのが、実は苦痛だったりする私です。
最近気づいたのですが、どうも母は御飯だけでなく、料理全般が苦手のようなんですよ。なので、母の作る食事って、あまり美味しくないんです。
でも、子どもの頃は、母の作る食事が絶対で、それしか食べませんでしたから、心のうちに不平不満を抱えていても、それを食べるしかないのですが、オトナになって、標準的な家庭料理というモノを知ってしまうと、なかなか母の手料理を食べるのは、勇気が必要となりました。
特に私は普段、妻の手料理を食べていますが、妻はなかなか料理上手なので、妻の料理に慣れてしまった今、母の手料理を食べるのは、本当につらいんです。
なので、実家に遊びに行って、母に「何が食べたい?」とか尋ねられたら「寿司がいいなあ」と答える事にしています。だって、寿司なら母の手料理を食べずに済むでしょ? たまに、何も聞かれずに、うっかり母の手料理を食さねばならない時もありますが、そんな時は、かなりつらい思いをしています。
そんな私は、親不孝な息子かもしれませんが、やっぱり美味しくないものは、美味しくないんです。
よく「男はオフクロの味に弱い」と言いますが、私は母の料理が苦手なので、いわゆる“オフクロの味”って奴は、苦手です。私は妻が作る、今どきの家庭料理の方が好きです。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村
コメント
友人の家は、無農薬野菜・走って育つ鶏肉のみを子供に食べさせており、
「スーパーの野菜を使うと、子供にすぐバレちゃうの。」と得意そうに言いますが、
こうすると、他所のご飯を食べられないヒトになっちゃうんじゃないか?とちょっと
心配してます。
食育って大切ですよね。うちは、ピンからキリまでいろんなもんを食べてます。(笑)
なつかしぃ~です、標準価格米!
標準価格米をおいしく炊く方法、なんて特集が数十年前の家庭雑誌に載ってたのを思い出しました。私も、かなり真剣に研究しましたよ。お酒と酢をすこーし入れる方法でとりあえずおいしく炊けてましたが、そういえば最近は、まーったく名前を聞きませんね。
余談になりますがわが家はここのところずっと、生協の「〇〇のこしひかり」という地産地消の無洗米です。無洗米は、幾度も水替えをして洗う手間がないぶん、とってもらくちんなんです。
・・・・・が、あるとき、引き出物で超高級米(立派な包装の有名産地のお米)を少量いただいて、久しぶりに「とぎ洗い」をして炊飯しました、ふたを開けた時の湯気の香りがとてもよくてご飯に甘味があってちょっといつもの無洗米とは格が違うなあ、と思いました。・・・が、毎日のごはんは、やっぱり地元産の無洗米ラブです、ごはんのおいしさよりも、お財布へのやさしさと仕事の楽ちんさが勝っています。
おぷーさん
子どもに贅沢をさせるのは、子ども本人のためになりません。まあ、この場合は、狭義の贅沢とは違うのかもしれませんが、そのお子さん、今の親と暮らしている生活水準と同じだけのモノを大人になっても享受できればいいのですが、昨今、親よりも子の方が貧しい生活を余儀なくされているのが普通な時代ですから、そうなるとつらいかも。他所の御飯どころか、自宅の御飯だって、そのレベルを維持できるかは難しいですよぉ。
>食育って大切ですよね。うちは、ピンからキリまでいろんなもんを食べてます。(笑)
そうですね、その通りです。豊かな方でも貧しい方でも、偏ってはいけません(キッパリ)。
だりあさん
なんでも、食管法が廃止されたため、現在では標準価格米という存在はなくなり、すべてのお米が、昔で言う自主流通米になりました。なので、不味い米は淘汰され、我々が普段食べるお米は、いずれも美味しい米になったわけです。
でも、かつての不味かった米がなくなったわけではなく、また古米も流通しなくなったわけではありません。それらは店頭に並ばなくなっただけで、しっかり外食などでは使用されています。なにしろ、安いからね。なので、低価格の外食産業で出されるライスが美味しくないのは、ある意味、当然なんですね。
>標準価格米をおいしく炊く方法、なんて特集が数十年前の家庭雑誌に載ってたのを思い出しました。
ウチの母は、そういうモノに目を通していたり、安いお米を上手に炊く工夫とか…しているわけないなあ(涙)。ほんと、料理を作るのは好きだったみたいだけれど、センスがなかったんだよなあ…、たぶん、味オンチだったんだと思います。
無洗米は我が家でも使用しています。“(米を)洗わないで炊ける米”なので“無洗米”とネーミングしたつもりでしょうが、“無洗”は『洗わないで炊ける』ではなく『洗っていない』って意味なので、無洗米の本来の意味は『(まだ)洗っていない米』って事になるのです。なんか、変だなって、いつも思ってます。