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手すりは大切

 高齢者の定義は様々です。かつては還暦、つまり60歳以上が老人(今で言う高齢者)という扱いでした。

 現代では、国連では60歳以上の人を高齢者とし、WHOでは65歳以上を指すようです。

 日本の医療・行政レベル(健康保険)では、65~74歳を前期高齢者、75歳以降を後期高齢者といい、これが今の日本の普通なのかもしれません。しかし、道交法上の高齢者は70歳以上で、公的年金では65歳以上です。

 高齢者の定義が定かではないのは、高齢者となると、各種福祉の対象となるので、なるべく年齢を後ろにズラせるものならズラしたいという行政の意図が見えるようです。

 そんな行政の意図は別として、私は老人とは、やはり還暦を過ぎた人を言うべきだと思っています。もっとも、還暦を過ぎても、WHOが言うように、65歳になるまでは、現役世代と身体能力は大きく変わらない…とも言えます。と言うか、逆に65歳は、現役世代とは決定的に違うわけで、老人の入口は還暦であり、65歳前後で老人として完成する…と思っています。

 私は還暦を過ぎましたが、まだ年金受給年齢には達していないので、老人の端くれではありますが、まだ老人としては完成されていない状態なのだと考えています。つまりは“老人として発展途上”の状態にある、未熟な老人であると思っています。

 何が言いたいのかと書くと、すでに私は「もはや若くはない」って事だし「老人としての自覚を持ち始めている」って事です。つまり“老人初心者”であり、老人状態を噛み締めているわけです。

 老人初心者として、何を思っているのかと言うと「手すりは大切だ」とつくづく感じるんですよ。ほんの少し前まで、手すりなんて、無用の長物だと思っていました。何のためにあるのか、その存在理由が全く分かりませんでした。でも今は、手すりって有難いと思っています。

 手すりがなくても、まだ生活できます。でも、手すりがあると、生活がだいぶ楽になります。

 そんな事を実感しているわけです。

 実は先日、我が家の風呂とトイレに手すりを設置したのですが、これが便利なんですよ。今までは手すりがなくて、無くても全然平気だったのですが、将来を見越して、手すりを設置したところ、ほんと、便利便利です。もはや、手すりのない生活なんて考えられません。

 いやあ、私も立派な老人になったわけです。

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