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賢い?サクラ

 金魚にも、賢い子とそうでない奴がいます。キッカはそれなりに賢い子だと思いますが、ブニョはそれほどでもありません。

 新参者の三匹はどうかと言うと…どうやらサクラは賢いかもしれません。

 と言うのも、彼女は(すでに記事にしましたが)タニシの斬新な食べ方を開発しました。それ以外にも…

 人をじっと見て、人の挙動を読みながら、エサをねだります。少なくとも、エサが勝手に水槽の外からやってくるとは思っていないようです。

 いざ、エサをあげる段になった時、万が一、エサ投入口に水草などの邪魔モノがあった時は、すみやかに、それらをどかして、エサ投入口を広くして待ってます。こんな事をする金魚は始めてです。

 エサ投入口での争いが激しくなると、スーっと身を引いて、離れたところにたまっているエサを黙々と食べます(これはキッカも同じ)。

 スズネにイジワル(あるいは求愛行動?)されても、巧みにカラダをかわして怪我をしないように上手に立ち振る舞っています。

 ね、なかなか賢そうな子でしょ、サクラは。でも、この子、たぶん文系アタマの子らしくて、理系的な能力はないみたいなんです。と言うのも…。

 エサを入れる回数を全然把握していないんです。普通の金魚が持っている、数概念というのは、どうやら「0-1-2-たくさん」みたいです。少なくとも、「1」と「2」という概念はどうやらありそうですが、サクラは「0-たくさん」のようです。いわゆる“デジタル思考”の持ち主のようです。数の概念ではなく、有無の概念しか持ってなさそうなんですよ。

 それと、時間の概念があまりありません。他の金魚たちは、大雑把な時間を把握しています。少なくとも、朝・昼・夕・夜くらいは分かりますし、当然エサの時間も把握するものです。キッカは時間の概念がばっちりしていますし、この前、星になったカエデも大丈夫でしたが、どうもサクラは…時間の概念に乏しいようで、エサの時間すら把握できていないふうです。

 「優秀なんだけれど、時間にルーズで計算が苦手な娘」 どうやら、サクラはそういうタイプの娘みたいです。…って、誰ですか、今、そこでドッキとした人は(笑)。

コメント

  1. ダリア より:

    ドキッ。笑
    サクラさんは優秀・時間にルーズ・計算が苦手ですか。
    私はこの条件三つともに当てはまるわけではありません。はまるのは三番目だけですが、一応バカではないという自覚はありますし、時間はキッチリとはいかなくても五分前主義ではあるし、ドキッとする権利?はあると思うのでドキッとしてみました。

    すとんさんは観察力とか洞察力とか、すごいですね。

    テーマ違いですが最新音源を聞かせていただきました。相変わらずいいお声でした。
    音程が不安定で苦しんでいらっしゃるようですが、どうかめげずたゆまず、がんばってくださいませ。

  2. すとん より:

    >ダリアさん

     はい、音程が不安定で苦しんでおります。でもまあ、これは根気よく訓練する事で、どうにかクリアできるのではないかと、思ってます。

     目下の問題は、それではなくて、ずばり「ポンと鳴った音が何の音が分からない」のが問題なんですよ。具体的に言えば、目隠しでピアノをポンと鳴らし、その音がBなのかAsなのかが分からないのが問題ってわけです。あるいは、ピアノでスケールをジャラララララ~と弾いて、それがB-durなのか、As-durなのかが分からないのが問題なんです。

     …これって、絶対音感がないのははもちろん、相対音感ですら危ないスロースターターのオッサンが、訓練すれば、ポンと鳴ったピアノの音の音名が分かるようになるのかって問題で、つまり「今から絶対音感を身に付けろ」って言われているに等しいんですよ。私はかなり絶望的でして、だから、声楽、辞めようか…と思った次第なんです。

     この年になっても、諦めなければ、絶対音感って身に付くものなのかな?

  3. ダリア より:

    絶対音感を今から身につけるのは、隠れていた芽でも出てくれれば別ですが、まず百パーセント無理だと思います。比較対象音を鳴らして、「これが○○です、ではこれは?」ってならわかりますが。

    それに、なによりそんなに絶対音感が必要な場面が迫っていらっしゃるんですか?
    伴奏先行の声楽ならまず相対音感で十分だと思いますがずいぶん無理な注文をされるんですね。すとんさんの先生、とてもご熱心なのですね。声楽家さんはストイックな方が多いのでしょうか。生徒さんにもストイックであれ、と?

  4. すとん より:

    >ダリアさん

     絶対音感、あるいは絶対音価的な感覚をオッサンになってから身に付けるのは、一般的には無理だという言説ですし、私もそうなんじゃあないかと思ってます。ただ、本当に無理かどうかは、やってみなけりゃ分からないと言われれば、その通りです。

     「隠れていた芽」どころか、私の場合は相対音感ですら、かなり怪しいですよ。でも、素人のオッサンなんて、そんなもんでしょう。できない事は残念だと思いますが、だからと言って、何ができるわけでもありませんし、時は逆さまに流れません。

     無理な注文とは、私も思わないわけではありませんが、実は、キング先生だけでなく、ヴァイオリンのヒイロ先生も同じような要求をします。複数の先生から、同時に同じ事を求められているので、こりゃあ、何とかしないといけないかなあ…という気持ちです。

     とにかくお二人とも、基準音無しで、音程を正しく取れと要求します。もちろん、その正しくは“当社比”なわけですが…。お二人とも耳に頼らずに、キング先生の場合は「音叉の音を覚えなさい」となるし、ヒイロ先生は「指の感覚で音程を覚えなさい」と言います(これは耳で聞く事を軽視しているわけではありません。発声/発音の話です。念のため)。

    >なによりそんなに絶対音感が必要な場面が迫っていらっしゃるんですか?

     ヴァイオリンの演奏では、伴奏が必ずしもあるわけじゃないですからね。声楽だって、今回のように、伴奏が間違っている(というか、間違った伴奏をチョイスしただけですが)ケースもありますから。

     それと、絶対音感(的な音感)はあった方がいいと、私も思いますよ。実は、今練習している「木綿のハンカチーフ」では、いきなり転調して、即座に私が歌いださないといけない部分があります。これなどは、わざと不協和音でツッコムようなものなので、相対音感ではどうにもなりません。歌い手に絶対音感がある事が前提にアレンジされているみたいなので、私のような人間の場合は、歌いだしの音をしっかり暗記しておかないと歌えません(これがなかなか難しい)。

    >生徒さんにもストイックであれ、と?

     ストイックかどうかは別として、いつも「すとんさんは、自分に甘いです。もっと自分にキビシクならないといけません」とは言われ続けてます。

     とにかく、今はやるだけです。「できない」というセリフは、ひとまず、一通り、やってみてから言うつもりです。

  5. ダリア より:

    そういうご事情ならばやるしかないですね。何かよい方法は、と考えたのですが、こんな方法はいかがでしょうか?たぶん、どなたでも考える単純明快な方法なんですけど。
    毎日数回、毎食後とお休み前に、Aラー(と思われる)声をラーと発声して、すぐ音叉を鳴らす、または鍵盤を押して合ってるかどうか確認する。
    もし違っていたら、そこで正しいAを音叉・発声・音叉・発声、と繰り返す。
    という練習を数週間、毎日やる、とかはいかがでしょうか。なにはともあれ、がんばってください。よい成果が出ますように。

  6. すとん より:

    >ダリアさん

     音叉は今のところ、いつも手元に持っていますので、暇さえあれば、脚の膝で叩いて、直に耳につけて聞いてます。

    >毎日数回、毎食後とお休み前に、Aラー(と思われる)声をラーと発声して、すぐ音叉を鳴らす、または鍵盤を押して合ってるかどうか確認する。

     これ、いいですね。もっとも外で食事をする時にこれをやると、大迷惑なので(私の声は、たとえ小声であっても、極めてよく通ります:笑)、自宅にいる時に何度でもやってみたいと思います。先生にも、単に音叉の音を聞くだけでなく、必ず歌うように言われていますので、ナイスな方法だと思います。

     とにかく、音叉の音を覚えないと、次には進めないみたいなので、頑張っていきますよ!

  7. ダリア より:

    昔挫折した私ですが、音叉も鍵盤も手が届くところにあります。提案した以上は自分もやってみます。三ヶ月後に、勝率を報告しあいましょう!では、お互いグッドラック!。

  8. すとん より:

    >ダリアさん

     その勝負、受けましょう(笑)。しかし三カ月後ですか? そりゃあ、短いスパンですねえ。三カ月でどれくらい身に付くかは疑問ですが、まあ、それでも多少は進歩していることでしょう。

     やるならやりますよ、私は!

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