何の話かと言えば、公共施設での対応の話です。もっと具体的に言えば、合唱団の練習場として公共施設を貸してくれるかくれないかとか、舞台公演は可能なのか不可能なのかとか、まあそんな感じの話です。
ウチの地元では6月いっぱいまで公共施設はお休みでした。7月から再開されます。ウチの地元は、割と寛容な感じで、7月8月に関しては、いわゆる“感染予防対策”をしっかり取ってくれれば、合唱の練習も公演もOKです。ただし、公演の際に客席で歌うのはダメで、歌うなら必ず舞台の上で…という注意があります。また、人数制限はしっかりあって、練習も公演も、従来どおりの人数で…というわけにはいかないようです。ホール等は1/3程度の人数しか入れられません。
ちなみに“感染予防対策”としては、次の事を求められます(要約&抜粋です)。
・熱があったり、熱はなくても体調が悪い人は利用できません。
・咳やくしゃみ、ノドの痛みがある人もダメです。
・マスクは必ず着用してください。
・手洗い、うがい、手指消毒は徹底すること。
・ソーシャルディスタンスの確保は必ずしてください。
まあ、最近の常識の範囲の話で、妥当な線だと個人的には思ってます。マスク着用で歌うのは、歌う側的には「どーしたもんだろ?」って思うわけだし、酸欠で倒れないか?という心配もありますが、練習できない事と比べれば、何という事もない話です。ちなみに、これは7月8月の話で、今のところ、9月以降は従来どおりの利用基準に戻したいそうです。
でも、これはウチの地元の話であって、この基準って、地方自治体ごとに違っているんだそうです。
ウチの地元は、まあ割と弛めで利用者目線の基準になっていますが、かなり厳密な基準でやっているところもある一方、すでに従来どおりの利用基準でやっている所もあるようです。色々な地区の合唱団の指導をしている先生などは、各地方自治体ごとに異なる基準に対応されるのに、ご苦労されているようです。
例えば、まだ合唱団の練習には貸せませんという所もあります。窓を開けっ放しで、人数も定員の1/4まで減らしたなら可能ですという所もあります。練習室は貸せないけれど、ホールなら貸せます(利用料金がだいぶ掛かります)という所もあります。また、マスクだけでなく、フェイスシールドも着用すればOKですよという所もあれば、人と人の間にアクリル板を立てるならOK(そのアクリル板は各自で用意してください…とか)という所もあって、本当に地方自治体ごとに対応や基準が異なるわけです。
ちなみに、ウチの声楽の門下の発表会は…一応、準備をしていますが、実はまだまだ危うい感じなんですよ。と言うのも、横浜の音楽ホールで行うのですが、横浜の基準は…ちょっと厳しめなのです。横浜では音楽ホールはすでに再開されていますが…実は器楽のみOKで、歌はまだ不可なんです。発表会は8月の末日付近なので、そこまでに利用基準の見直しが数回あるそうなので、見直して歌がOKになれば、発表会ができるという状況なのです。
で、見直しても、まだ歌が不可であった場合は…仕方がないので、場所を民間音楽ホールに変更します。場所を変更した場合は、発表会ではなく、おさらい会にして、お客さんは入れずに、先生生徒だけの会になります。まあ、歌えるわけですから、私は全然OKなのですが、女性の生徒さんたちは、立派な舞台で派手派手ドレスを着て歌いたいという希望があるので、民間音楽ホール(小ホール程度の小さめなホールです)では嫌よと言っている人もいるそうなので、なるべく発表会としてやりたいわけです。
実際、一昨年は、色々な都合があって発表会を一旦止めて、おさらい会(このおさらい会には私は未参加でした)として実施したところ、やはりドレスが着たいのよという話が出て、その年末に発表会(こちらには参加しました)もやったという事実があるくらい、やっぱり皆さん、ドレスが着たいみたいなんです。
また、先生からは、仮に発表会で独唱はOKになっても、重唱はダメと言われる可能性があるから、もしそうなったら、その時は諦めてね…と言われています。そうなると、今、練習している、ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」の二重唱「Verranno a te sull’aure/そよ風にのって」が歌えなくなってしまいます。この曲、いい曲なんですよ。ぜひ披露したいのですが…もし歌えなくても、地元のクラシックコンサート(まだ未発表なので書けませんが、今年は時期をズラしてやるかもしれません)では歌う予定なので、そこまで我慢かな…って思ってます。
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