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酒で作ったツマミで酒を飲む

 フルートのレッスンに行ってきました。

 ついに私、フルートの組み立て方を忘れてしまいました!

 足部管を胴部管に入れたはいいけれど、足部管をどういう向きに入れるのが正しいのか、分からなくなってしまいました。いやあ、焦った焦った。仕方ないので、適当に組み立てて、それで構えてみて、指で操作できるかどうか確認しちゃいました。そういう事ってあるんですね。

 時々、フルートの運指を忘れてしまうことはありますが、フルートを組み立てられなくなるなんて…自分でもビックリです。

 さて、ロングトーン練習は、今回もバッチリでした。

 エルステユーブンゲンは,未だに25番と26番です。「音はきれいですね」と褒められましたが、全然暗譜してません。先生もいちいち「暗譜してきた?」とは尋ねません。でも、暗譜しないと教則本が進みませんから、暗譜しないといけないんだよなあ…分かっちゃいるけれど、暗譜ができません。

 旋律的練習曲は1番です。前回よりも、スムーズに吹けるようになりましたが、先生からは「もっと歌うように」と言われました。このエチュードはただ吹ければいいのではなく、歌うように吹けなければいけないのだそうで、だから楽譜を追っかけているようではまだまだってわけで、もっと歌わないといけないのだそうです。歌うのは得意なので、頑張りますよ。

 40リトルピーセズは、22番のバッハのメヌエットです。先生が言っていたように、なんとも難しかったです。ところどころで息が詰まってしまって音が出づらくなります。跳躍が激しくて、うまくブレスのコントロールができなくなって、そうなってしまうようです。なんとも、手強い曲です。

 さて、本日の雑談は…最近の日本酒は安いねえ…という話。

 H先生は酒飲みですが、もっぱらウィスキー党で、日本酒は飲みません。そんな先生が最近日本酒にハマっている理由は…アサリの酒蒸しなんだそうです。

 なんでも最近はしょっちゅうアサリの酒蒸しを作って食べているんだそうです。いや、食べているというか、酒のツマミにして飲んでいるんですが…。

 で、酒蒸しですから、当然料理酒を使って作るのですが、普通にスーパーに売っているような料理酒だと、せいぜい4回も酒蒸しを作ったら無くなってしまうのだそうです。で、先生はほぼ毎日酒蒸しを食べているので、普通の料理酒では全然物足りないのだそうです。

 それである時、ひらめいたのだそうです。料理酒と言ったって、中身は日本酒じゃないか? 日本酒だったらピンキリじゃないか…と。別に日本酒を酒として飲むわけじゃないから、味とか等級とかにこだわる必要もないし、安い酒なら、料理酒よりもうんと安いのではないか…ってわけで、スーパーとかコンビニで日本酒を漁るようになったのだそうです。そうすると、安酒…というのでしょうか? 本当に安い日本酒って、たくさんあるんだそうです。で、そういった安酒を買ってきて、それでアサリを蒸して食べているんだそうです。いくら安酒でも、アサリを蒸すにはオーパースペックなわけで、毎日、実に美味しいアサリの酒蒸しを食べているのだそうです。

 レッスンの時にも、近所で買ったという日本酒を見せてくれました。紙パックで3リットルも入った日本酒でした(あえてブランド名は秘す:笑)。で、この日本酒で蒸したアサリをサカナにウィスキーを飲んでいるんだそうです。

 酒で作ったツマミで酒を飲む…なんとも、アルコール臭がぷんぷんしてきそうな話でした。

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