ルデンは、ウチにやってきた当時は背中が漆黒で、腹が輝くばかりの金色という、実に美しい金魚でした。それがやがて退色の変化が生じて、お腹の金色は残っていますが、背中の黒かった部分は、赤みがかった金色と言うか…正直オレンジ色になってしまいました。かつてはかっこよかったルデンが、今ではパッと見“オレンジ色”の金魚になってしまいました。ああ、残念。いや、オレンジ色に見えるかもしれないけれど、これは赤みかかった金色の金魚なんだと思うことにしています(強がり)。
それにしても、ルデンは、全く違う金魚になってしまったわけで、なんかタチの悪い詐欺にかかったような気分でした。
まあ、ルデンは稚魚だったのだと思います。おそらく、栄養状態が極めて悪くて、成長がかなり遅れていた子なんだと思います。当時は、稚魚の印である黒い体色も残っていた上に、まるで木の葉のように薄い体でしたから。
それが大人の体色(オレンジ色:涙)に変わっただけでなく、体がだいぶ分厚く、丸くなりました。ルデンは雑種金魚(お店では“MIX金魚”という名称で売られていました)ですが、基本形はらんちゅうだと思います。つまり“らんちゅうの出来損ない”って奴です。らんちゅうには無いはずの背びれがあるし、顔はらんちゅうというよりも肉瘤のないオランダって感じです。なので、全然らんちゅうっぽく無いのですが…まあ、いわゆる“ハネもの”というヤツです。
そんな雑種なルデンですが、我が家に来てから、むくむくと大きくなり、当初はただのチビ助だったのですが、今やベルちゃんを明らかに追い抜き、おそらくアセビも抜き去ってしまうほど、大きく成長しました。ヤヨイやシズカと言った二大巨魚にはまだまだ追いつきませんが、確実に第三位をキープするほどになりました。
とにかく、ルデンはデカいのよ。
ルデンは、なんでそんなにデカイのか…と言えば、しょっちゅうタニシを食べているからです。タニシ食いと言えば、シズカの専売特許だったはずですが、最近は、シズカよりもルデンの方がたくさんタニシを食べています…ってか、二匹でタニシをバクバク食べているので、タニシの減りが本当に速いのです。このペースでは、タニシは一年と持ちません(涙)。
と、図体ばかりデカくなったルデンですが、行動そのものは、まだまだ子どもで、あっちこっち可愛い仕草を見せてくれたりしています。どんな動物も、子どもは可愛いんだよね。
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