年末のあたりからから「あれ?」と思うようになったのは、シズカの左体側の上部と、尾びれの一部が、ほんのりと白くなってきた事です。
点々があるわけでもなく、雲状のモノが付着しているわけでもないので、おそらくは白カビが生えたのだと思います。
カビなんてモノは常に水槽内にいます。一種の常在菌と言って良いと思います。ではなぜ、シズカにはカビが生え、他の子には生えていないのかと言えば、単純にシズカの体力が落ちているからでしょう。
治療法はいくつかあります。
1)まずは綿棒等で物理的にカビを削ぎ落とす。
2)塩水につける。一週間ほど隔離。
3)カビによく効く抗生物質を水に溶かす。一週間ほど隔離。
ざっと考えるだけで3つのやり方がありますが、いずれもシズカにとっては、メガトン級のストレスになります。病気よりも病気治療の方で具合が悪くなりそう…。
それにカビは水槽内に常在しているので、治療で体力を落としてしまうと、再罹患するので、よっぽどひどい状態にならない限りは、自然治癒に期待するのが一番かなって考えました。
と言う訳で、しばらく様子を見ることにしました。ほんのりと白いのが、はっきりと白くなってきて、自然治癒の望みが無くなったら、やむを得ないので、まずは隔離し、いずれかの方法で人工的に治療をすることにしました。
なので、シズカには「このまま白いと、入院させるよ」と言い聞かせて、年を越しました。
で、現在のシズカの状況ですが、だいぶ白いのが薄くなりました。完治はしていませんが、良い方向に向かっていると思います。早期に治療して、ストレスを与えて、体力を落とす事を避けたのが良い方向に向かったのだと思います。
もちろん、シズカ自身も頑張ったと思います。「入院させるよ」と言った言葉が通じたかどうかは分かりませんが、あの日以来、シズカは好きではない水草を食べるようになりました。シズカは肉食で、肉系のエサとタニシばかりを食べ、植物性のエサや水草はクチにしない(金魚のくせに)偏食な子だったのですが、あの日以来、意地になったかのように水草をガシガシ食べるようになりました。
水草をガシガシ食べて、真緑色のフンをプリプリとしています。それに伴って、ほんのり白くなったカラダが、以前の赤色を取り戻しつつあります。
偏食はイカンね。肉ばかり食べてちゃダメだね。きちんと野菜も食べなきゃダメなんだな。日頃から水草を中心に食べている、草食系のヤヨイなんて、カラダは大きいけれど、決して太っていないからね。そこへ行くと、肉食系のシズカは、パンパンに太っているわけです。
今の時期、例年なら、金魚たちの食も細くなり、水草なんて一向に減らなくなるのですが、今年はシズカがガシガシ水草を食べているので、真夏と同じペースで水草が減っているのです。
まあ、シズカが食べているガボンバという水草は、安価な水草なので、いくら食べても財布が痛むことはないので、たくさん食べてくれても全然平気なんです。それで病気が治るなら、こんなに良いことはありません。
偏食はいけません。
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