野毛山動物園に行って楽しかったので、今度は多摩動物公園(以下、多摩動物園)に行ってきました。目的は、来年三月で廃止になってしまうライオンバスに乗ってくる事です。
多摩動物園に行くのは…たぶん30年ぶり(笑)。いやあ、ホントの本当に久しぶりだな。多摩動物園に行ったついでに、多摩テックにも寄ってこようと思ったら、多摩テックはとっくの昔に廃業していました、残念。
多摩動物園に何で30年も行かなかったのかと言うと、ウチからだと交通の便が悪かったからです。なにしろ、湘南からだと、一度東京に出て、そこから多摩動物園を目指すか、あるいは新百合ヶ丘から多摩センターに行って、そこから中央大学までバスで行って、残りは山道をテクテクと徒歩で移動しないといけなかったわけで、どちらのルートを使うにせよ、軽く片道だけで約3時間かかっていたわけで、そりゃあ足が向かないよね。今は多摩モノレールは出来たし、京王線の多摩センタ~橋本間が開業した事もあって、2時間弱で動物園に着きます。1時間の差は大きいよ、いやあ、便利だね。
私が行ったのが休日だったという事もあって、ほんと、人だかりが激しくて、改めて、動物園って人気レジャースポットなんだなって思いました。
色々な動物がいて、楽しかったけれど、私が一番気に入ったのは、昆虫館の温室です。この温室には、沢山の種類の様々な蝶々が乱舞していました。右を見ても左を見ても、上を見ても下を見ても、蝶々、蝶々、蝶々でした。おまけに、ここの蝶々は人間を恐れていないので、かなり近くに近寄って見ることができます。いやあ、こんなに多量の蝶々に囲まれた経験はありません。陳腐な表現で申し訳ないのですが、まるで夢の中にいるような気分になりました。ここ、マジでお薦めです。
もうすぐ廃止になってしまうライオンバスは、とても良かったですよ。別に人気が無いので廃止になるのではなく、施設の老朽化のための廃止のようです。もったいないですね。なんとか、施設を建て直して、復活できると良いと思います。
ライオンバス自体は普通の小型バスで、車体の外側の数カ所に肉片をぶらさげてライオンの放牧地を走ります。ライオンは、バスに付いている肉片を目当てにやってきて、その肉片を食べます。その肉片が、我々が外を見ている窓のそばにあるものだから、人間的には「ライオン、大接近!」ってなるわけです。すごい迫力ですよ。ライオンの大きな顔が自分の目の前に来るんですからね。たまたま私が乗ったバスにいた小さな子どもは、引きつけを起こしてしまうのではないかというくらいに大泣きしてました(よっぽど怖かったんだと思いますが…ちょっと迷惑でした。だって泣き声から逃げられないんだもん)。
その他で印象的だったのは、カモのオリの外にいたカモ(笑)。たぶん、野生のカモなんだろうけれど、物欲しげにカモのオリの中を見つめていました。だってねえ…オリの中には群れとエサと安全があるんだもの。移動の自由こそはないけれど、野生で厳しい環境で生きているカモにとっては、オリの中は天国に見えたのかもしれません。
あと、コンゴインコ(とても派手なオウム)の区域にいた、野生と思われる孔雀(オス)も印象に残ってます。インコも派手だけれど、オス孔雀の派手さには勝てないよねえ(笑)。
インドゾウはおとなしいけれど、アフリカゾウって、結構イッちゃって、何かと激しかったですよ。同じゾウなのに、全然ちがっていて面白かったです。あと、オオカミって、ほぼシェパードだよね(笑)。それに、ツキノワグマって、絶対、背中にチャックがありそう(爆)。
食事は園内のレストランで食べたのだけれど、そこで食べたカレーうどんがクチに合わなくて悲しかったです。私、普通にファミレスとかにあるようなカレーうどんの味を想像していたのに、出てきたカレーは、ミルクカレーだったんですよ。げげ~っでしょ。カレーを食べているのに、あんまりスパイスが利いてなくて、ミルクの風味が鼻の中に広がるんです。これって、カレーじゃないよなあ。「当店のカレーはお子様カレーです」とかの注意書きがあれば、カレーうどんなんて頼まなかったのに…。騙されたような気分でした。
多摩動物園は、野毛山と違って、広くて広くて大変でした。ほぼ一日、開園時から閉園時までいましたが、本当にたっぷり歩いたなあ(笑)。野毛山は狭さが魅力だけれど、ここはこの広さがいいんだろうなあ。一日いたので、全部の動物たちを見てきたよん。やったね、多摩動物園、制覇でした!
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