第九の練習に行ってきました。
前回は、パートの真ん中に着席して、散々な目にあったので、今回は少し早めに会場入りをして、最後尾の端の座席をゲットしました。一列は三人並びなんだけれど、そのうちの一つの座席をソプラノのオバチャンに持って行かれたので、結果として二人並びの席になって、左右と後ろに空間的な余裕が出来て、うれしかったな。
ちなみに、一番後の座席だと、ピアノと自分の間に合唱団がドド~ンといるので、演奏中のピアノの音が聞こえない事は、前回と同じ。その代わり、一番後なので、他の人の声が聞こえないので、自分のペースで歌えるのが便利かな?
発声練習の中でハミングをしました。私はハミングがあまり得意ではありません。なぜなら、ハミングをすると、クチの中が振動でかゆくなるでしょ? 私はあれがイヤなんです。
今回も「イヤだなあ…」と思いながら、ハミングをしていたのですが、上行音階の途中で、ふいに響きが口腔から頭蓋の中に移動しました。振動でクチの中が、かゆかったのが、急にそれが無くなりました。頭蓋の中で声は響いているけれど、別にかゆいとかそういう事はありません。これが正解…かどうかは、私には分かりませんが、今までにない感覚でハミングが出来た事は事実です。たぶん…これって…正解…だよね…。これからは、頭蓋の中で響くハミングを目指してやっていこうっと。
それにしても、合唱って、部屋の中にムリムリ人間を押し込めるわけで、空間的には色々と窮屈、とりわけ私のような全方向に太っている人間にとっては、本当に狭い。エコノミー症候群で死んじゃうかもしれないって思っちゃうくらいです。ですから、練習中に、楽譜をよく見ようとして(老眼なので)ちょっと楽譜を遠ざけると、前の人の背中にぶつかっちゃいます。ありゃ、ちょっと困った…だけど、一番後の席なので、自分自身が少し後に下がって、問題解決しました(笑)。やっぱ、この席、いいわ。
さて、今回の練習は、練習記号Gからでした。今回も副指揮さんの指導だったけれど、練習記号Gの愛称は特に言ってませんでした、残念。ちなみに私だったら、Gなら“ジョージア”って言っちゃうかな?
今回の練習は、前回ほどのスピード感はなく、丁寧に言葉を読んだり、音を取ったりしていました(でも訳はやらなかった)。多少は初心者の方々に配慮したのかな? もっとも、それでも初心者さんは戸惑っていた様子だったけれど。
例によって歌詞のリズム読みをしました。最初は私も皆と同じようにやっていたのだけれど、ふと「これではマズイ」と気づきました。何がマズイのかと言うと、リズム読みをしている声が、胸に落ちているからです。周囲の人々は、皆、胸に落とした声でリズム読みをしていたので、つられて声を胸に落として読んでいたけれど、それはマズイ事なので、すぐに声をあげて、胸に落とさないように読み始めたら……声が目立つなあ。声を切り換えた途端に、数名がこっちに振り返ったもんなあ…。声を落としてのリズム読みは良くないけれど、声をあげて目立つのも良くないです。どっちも良くないけれど、今後はどっちで行くべきか、ちょっと悩みますね。
今回も、前回私の隣に座っていた方(他のパート練習の時に、自分流に大声で歌っちゃう人)がまたも大活躍しちゃいました。しかし練習記号Gのソプラノパートは、とても音域的に高いので、1オクターブ下げところで男声が歌える高さではないし、そこをムリムリに大きな声で調子っぱずれで歌ったため、合唱団の(男性)団員数名が、ソプラノの練習中にも関わらず、立ち上がって犯人探しをしたため、バツが悪くなったせいでしょうか、静かになりました。
犯人探しをすれば、止むんですね…。
練習と言えば…例によってテノールは集中攻撃をされました。特に半音階を使用したフレーズの箇所は、音が取れていない人が多かったせいもあって、少ないテノールを半分ずつ起立させて歌わせて、それぞれの音程の確認をしたほどです。指導者的には、あんまり音程が合わないから、少人数で歌わせることで、自覚を持ってもらおう、または、犯人探しをして集中的に指導しよう、などと色々と考えた上で立たせて歌わせるのだろうけれど、こんな具合に立たせて目立たせて歌わせると、音程に自信の無い人は小声になったり、クチパクをしてしまうので、立たせて歌わせても、あまり意味はない(笑)んですよね。やるなら、一人一人立たせて歌わせるのでしょうが、常設の合唱団ならともかく、第九合唱団のような初心者歓迎の季節合唱団だと、なかなかそれも難しいですね。指導者的には、色々と厳しいのだと思います(心中、お察しします)。また、半音階だけでなく、リズムも裏拍が取れない人が多く、テノールだけは裏拍を感じながら歌う練習をしました。
こんな感じで、テノールのパート練習に関しては、実に丁寧にやってくれるので、事前の予習がいらないほどです。
それにしても練習記号Gの箇所は、テノールパートに高いGが続出します。今の私は、高いGも使用可能音なので、多少続いても問題ないけれど、前回(3年前)はF#でアップアップしていたはずなので、ここをどうやって歌っていたのか、我ながら疑問です。
ちなみに第九は先に進んでいくと、テノールの場合、高いAまで使うことになります。それも白玉音符で歌うんですね。今の私は、当てるだけならBbまで、二分音符ぐらいまでならAも可能なんですが、第九のAのロングトーンは…さすがに厳しいよね。頑張って歌ってみるか、またはクチパクにするか。…考えておこうっと。
休憩時間に妻に「無理して軽く歌おうとしてノド声になっているよ」と指摘されました。確かになるべく目立たないように、声を絞って歌っているうちに、ノドが絞まってノド声になっていたかも…。ノド声になると、音程がb気味になるから、気をつけないといけません。しかし、座って歌うと、カラダも気分もリラックスしてしまい、うっかり支えがいい加減になる傾向があります。本当は、立ったまま歌いたいなあ…。
休憩後は、ダイアモンドとイングランドの復習です。特にイングランドは丁寧に復習しました。
で、最後に女声には早退してもらって、男声合唱(練習記号Iの箇所です)の練習をしました。
パート分けは、バスの人はそのままバスを歌い、テノール1とテノール2を、テノールの人を二つに分けることで対応しました。ちなみに、誕生月が偶数の人がテノール1、奇数の人が2という事になりました。とりあえず、このパート分けは、今回限りの仮のモノらしいです。そんな仮のパートで音取りしていいのかな?
とりあえず私は、今回テノール1になったけれど、もしもテノール2になったら、どうすればよかったのだろうか? テノール2を歌う気などサラサラない私は、しらばっくれてテノール1を歌っちゃうべきでしょうか? それとも、イスを蹴って部屋から出て行くべきだろうか? ううむ、悩む悩む。
それにしても、一番人数の少ないテノールを二つに分けるなんて、あまりにボリューム不足になってしまうような気がします。この際、男声全体を三つに分けるくらいの気持ちでいかないと…ソリストに負けるよ。
ってなわけで、今回の第九の練習は終了。前回は、練習会場から人があふれる程、メンバーも集まりましたが、今回は、欠席者もソコソコ多くて、練習環境としては、まあまあかな? 今のような音取り主体の練習をしていると、ベテランさんたちは欠席しがちです。ならば、新人さん対象に丁寧な指導をしてあげればいいのにねえ…なんて、余計な事を考えちゃいました。
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コメント
>>>練習記号Gの愛称は特に言ってませんでした、残念。
>>>ちなみに私だったら、Gなら“ジョージア”
アルファベットの愛称って、業界によって、違いますよね。
貿易業界なら、Aアメリカ、Bブリテン、Cカナダ、Dデンマーク、Fフランス、Gジャーマニー?
IT業界なら、Aアリス、Bボブ、Cチャーリー、Dデーブ、Eエリス、Fフランク、Gジョージ?
♪♪ヽ(´▽`)/ (~▽~@)♪♪
operazanokaijinnokaijinさん
面白いですね。では、その人がどんな愛称を使うかで、どの業界の人間か変わるんでしょうね。まあ、アルファベットの愛称なんて、一種の隠語ですよね。
よく聞く音楽業界の隠語と言えば、数字をドイツ語音名に置き換えるって奴ですね。例えば「1万5千円」と言いたい時は「C万G千(ツェー・マン・ゲー・セン)」って言うって奴ですが…こんな言葉、本当に使っているのかしら? そう言えば、一時期「ブリゴキがいなくなるレースプ、ゴイス」なんて言ってたCMがありましたね。あれも、一種の隠語…だよね。
あー、数字を音楽用語に置き換えってありました!
大学時代、合唱団の飲み会の集金のときに使っていましたね。
D~Fisくらいでしたねー。普通はDisとかEくらい。Fになるとちょっと飲み過ぎたかな、
Fisになるとちょっと痛いなー、という感じでした。
新入生におごったりすると、一人Gisとかになってしまい、切なかったです。
そんな感じですので、Cが登場する場面はあまりありませんでした。
1万円だったら、highCですね。
椎茸さん
なるほど、学生さんらしく、単位は『千円』で、半音って事は…500円って事かな? かわいいかわいい(笑)。
音名で数字を表すってのは、C~Hまでで1~7は表せると思うのですよ。8~10はどうするんだろ? 椎茸さんのところは、1万円でhighCなら、8~9はどうなるの? また、highCはオクターブ上がるって感じで“8”を表すとしたら、“9”はhighD、“10”はhighEなのかな? この場合は、8進法って事でいいのかしら? ああ、分かんない(笑)。