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ダンスと声楽、カラダの使い方に共通点あり

 ダンスのレッスンに行ってきました。ダンスのレッスンの時に、BGMは必須なんですが、そのために、毎回、何枚ものCDを持っていくのは、ちょっと面倒でした(が、仕方ありません)。で、最近、頻繁に使っている練習場のラジカセを見てみてると、なんと、iPod接続用のコードが付いているじゃありませんか? ほ?? だったら、何枚もCDを持ち歩かずに、iPodをそこに接続すればいいだけじゃん。さっそく、ダンス系のプレイリストを作成するか!

 今回は、スポーツ飲料の代わりに、キリンの“ビタミーナ”を飲んでみましたが、これって、運動の合間に飲むと、すっごく美味しい事を発見。まあ、興味のある方は、ご近所のコンビニあたりでお買い求めください。と言うのも、ひとまず、アマゾンリンクを貼っておきますが、これ、24本入りで発売なんですよ。24本入りって事は、いわゆる“ケース売り”って奴だよね。アマゾンだと、ソフトドリンクは“ケース売り”なんだね。すっごいなあ。まあ、単価が安いし、送料もかかるわけだから、ケース売りぐらいにしておかないと、業者も客も、割あわないしね。
 
 
 さて、ダンスのレッスンそのものが、本当の本当に久し振りでございました。いやあ、本当に夏の間は、アレコレありすぎて、忙しかったんですよ。で、どれくらい久し振りなのかと言うと、実に約一ヶ月ぶり。なので、今回は、忘れてしまっただろう事を思い出しましょう、という内容のレッスンでございました。
 
 
 最初はブルース。意外な事に、ステップは忘れていませんでした。でも、カラダの動かし方(基本だねえ…)を忘れてしまったようで、前進の時にカラダではなく、足優先で動いてしまいました。足優先で動くと、パートナーをリードする事ができず、踊りながら、あっちこっち交通事故を起こしてしまいます。前進する時はカラダから動き、後退する時は足から動くのが、鉄則です。はい、思い出しました。

 次はジルバ。一応、思い出したけれど…どうもしっくり来ない。ジルバって、左足ばかり動かすわけだし、男性はほとんど“その場で足踏み”ばかりなので、実につまらないダンスです。これなら別に思い出さなくても良かったかも。いや、世の中からジルバというダンスが無くなっても、私的には何の問題もありません。いやあ、どうも、ジルバは好きになれません。このダンスを、社交ダンスの正式種目に加えなかった英国紳士に、拍手ですよ。なのに、どうして、日本人はジルバを踊るかね? 全く、もう…。

 で、ワルツです。割と現状維持をしていた…と、自分的には思ったけれど、妻先生に言わせると「全然、動けなくなっている」のだそうです。たぶん、足ばかりで踊っていて、カラダが踊っていなかったんだろうなあ…。オーバーターンド・ターニング・ロックは「今日は、カラダが動いていないから」という理由でパスになりました。また次回、時間をかけて復習しましょう。

 ワルツの時に、妻先生に散々言われたのは「ダンスのカラダの使い方は、声楽と同じ。Y先生に習った事を思い出して!」という言葉です。

 確かに、ダンスのレッスンの時に、妻先生に注意される事と、声楽のレッスンでY先生に習った、声楽での姿勢やインナーマッスルの動かし方には、どこか共通点があります。例えば、背中の使い方や脇腹の使い方、筋肉を動かす方向など、言われれば言われるほど、Y先生と妻先生の言う事は一致してます。ううむ、相当部分が共通しています。

 つまり、Y先生に習ったとおりにカラダを使えば、声楽もダンスも両方同時に上達できるってわけですね。うむ、マスターさえすれば、一挙両得だな。

 そこで私が妻先生に「キング先生に声楽を習っている時は、そんな事言わなかったじゃん」

 「だって、キング先生が教えてくださるカラダの使い方と、ダンスのそれとは、ほとんど共通点なかったもの。」

 まあ、それは分かる。確かに筋肉の使い方は、キング先生とY先生では、全くと言っていいほど違うもんな。

 キング先生流だと、痛くてツラいばかりだったけれど、Y先生流は(私に筋力が無いので)確かに今はツラいけれど、別に痛くないし、練習を重ねていけば、やがてツラいのも無くなるのは分かります。で、その上、ダンスの上達にもつながるなら、すごくお得だね。後は、声楽が上達すれば、万々歳だ(笑)。

 さて、ルンバです。ルンバは、結構、たくさんのステップを習っていた事に気づきました。いやあ~復習して思い出すのも大変だった(でも全部思い出したよ)。で、復習ついでに、今回は“アレマーナ~ショルダー・トゥー・ショルダー~スパイラル”という一連の動きを、時間をかけて練習しました。

 ちなみに、ここまでやって、疲れたので、タンゴは丸ごと割愛。タンゴの復習は、また次回のお楽しみに取っておきましょう。

 妻先生とは、ダンスを踊りながら、あれこれ雑談するわけだけれど、今回は妻先生がおもしろい事を言ってました。それは、ダンスの先生に関する“プロとアマ”の違い。

 社交ダンスって、色々な場で、色々な人々によって教えられているわけです。だから、先生をやっている人も、プロダンサーの経験がある人もいれば、無い人もいるし、教師の資格(社交ダンスの先生の認定資格[民間資格だけどネ]ってのがあるんだそうです)を持っている人もいれば、持っていない人もいるわけだし、資格を持っている人も、社交ダンスの教師の資格にも、色々な種類の資格があるそうで、持っている資格によって『どこまで教えていいのか』という条件が決まっているそうです。もちろん(民間資格なので)資格を持っているに越した事はないけれど、持っていないまま、教師(のような事)をしている人もたくさんいるそうです。

 まあ、ピンキリを言い出せば、一流の現役競技ダンサーを指導する先生もいれば、素人が初心者を集めて教えているケースもあるわけです。まあ、色々あるわけだ。

 妻先生曰く「先生をやるなら、きちんと勉強しておかないとねえ…」と言う事です。“きちんと勉強”と言うのは、ダンスの理論をしっかり学び、男女両方のステップを熟知し踊れるって事で、それがあって、始めて、生徒一人一人に対して、オーダーメイドのレッスンをしてあげられる…のだそうです。

 ダンスのレッスンは、生徒さんの希望と実情に合わせたオーダーメイドのレッスンが基本なんだそうです。だから、どんなにダンスが上手な人でも(個人レッスンであれ、サークルでのグループレッスンであれ)自分が習った事しか教えられない人が先生をやると、ロクな事はないそうです。

 というわけで、一番いけないのは“教えたがりのオジサン”という種族なんだそうです。で、また、ダンス界には、この“教えたがりのオジサン”が闊歩しているわけなんです。

 ま、人にモノを教えるのって、実はかなり深く知らないと教えられないわけだよね。『できる事と、教える事は違う』ってわけだ。あるいは『名選手、必ずしも名コーチならずとも言えるかな。

 まあ、ダンスに限らず、自分がプロである領域以外では、人に教えるなどと言った、おこがましい事をしないように、心がけないとね。なにしろ、私も、オジサン族の人間だからね(笑)。気をつけないと…ネ。

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