スポンサーリンク

ふるえているのは、寒いせいじゃない(笑)

 さあ、本日から平常運転に戻りますので、よろしくお願いします。

 まずは、昨年末に行われた、フルートのレッスンの話から始めます。年末進行になってから行ったレッスンだったので、記事にするのが年を越しちゃいました、へへへ。

 レッスンはアルテ14課の8番のカンツォネッタの2曲。結果から言えば、2曲とも不合格。この2曲で年越しとなりました、おめでとうございます(笑)。

 自宅の練習の状態では、8-1番はメトロノーム無しでも時々危ないし、メトロノームを入れて既定の速度にすると、時々転びます、と言った程度。レッスンの時に、アドレナリンが出まくって、奇跡的な状態になると、合格がいただけるかもしれないけれど、まあ、この程度なら不合格って感じの出来。8-2番は「譜読みが終わりました」レベルで合格するはずがない、ってレベル。そんな状態でレッスンに臨みました。

 玉砕です。ま、想定の範囲内だったので、当方の被害は軽症で済みました(笑)。

 レッスンでは最初からメトロノームを入れて既定の速度で行きました。

 8-1番は、だいたい良いのですが、やはりところどころ指が転びます。ま、転んでも音楽を止めずに前進はするのですが、やはり完璧ではないのはいけませんね。で、ミスブローがあるので、何度も繰り返して演奏するのですが、繰り返すたびに、間違える箇所が違うというテイタラク。つまり「全体的に詰めが甘い」という状態です。音楽がまだしっかりと自分の中に入っていない証拠ですね。先生は「本当はもう少しやってきて欲しいのですが…少し甘めですが、合格にしましょうか?」と言ってくださいましたが、もう少しやってくる事にしました。課題をクリアしたいのはヤマヤマですが、課題をクリアするのが目的ではなく、フルートの腕を上達させるのが目的なので、次回に持ち越しでお願いしました。

 なので、何度も繰り返して8-1を演奏しましたが、やがてクチビルがふるえだしました。右肩も鈍痛が走ります。そこで少し休憩を入れてもらいました。

 先生曰く「無駄な力が入っているんでしょうねえ…」との事。そういう自覚はないので、「???」って感じだったのですが、休憩後の演奏で、自分で自分を観察したところ(そんな事をするから、ミスブローをするんだな:笑)右肩が多少上に上がっていました。そんな必要はないのにね…やはり、右肩に無駄な力が入っていたようです。

 クチビルの方は、観察しても無駄な力が入っているようには思えないのですが、やはり、ふるえるのには、何か原因があるはずです。ただ、中音域~高音域を吹いている時は、そうでもないのですが、低音域を中心に吹いているとふるえやすい傾向があるみたいです。 中音域以上と低音域では、筋肉の使い方が違うのかしらねえ? もう少し、自分で探ってみたいと思います。

 8-2番は予想通り、あっちこっち音を落としながらの演奏となりました。それでも音楽を止めなかったのは、ある意味、エライです(笑)。まあ、こちらは、まだまだです。

 今回の演奏では、ミスブローもたくさんありましたが、自分なりの課題としては「スラーに気をつける」と「できるだけ優しい音で吹いてみる」という課題を自分なりに課してみたんです。課題を十分にこなせたとは思いませんが、何も考えずに吹いていた時よりは、スラーとそれ以外の箇所の区別ができていたのではないかと思うし、フルートの音色も柔らかくなってきたのではないかと思います。このスラー(つまり、アーティキュレーションですね)と音色は、私なりの今年の中心課題になりそうです。

 今回は先生とアンサンブルをしていただいたのですが、実は先生のいつものフルートは入院してしまい、サブ楽器でレッスンをつけていただきました。サブはムラマツGXでした。軽めの優しい音色でいい感じですが、いつもの先生とは、フルートの音色がかなり違っていました。その違いは楽器の材質の違いなので、仕方ないといえば仕方ないのですし、それがどうこうとは、聞いている側は思いませんが、先生ご自身はとても気になる様子でした。

 もっと太い音でフルートを吹きたいのだそうですが…それは、いくらプロの笛吹きである先生と言えども、フルートの材質的に無理ですよねえ。管体銀のフルートから総銀の音が出たら、誰も総銀のフルートなど買いませんって(笑)。…でも、なかなか諦めきれないようです。

 プロ奏者の中には、たくさんの楽器を取っかえ引っかえしながら演奏するタイプの方もいらっしゃれば、自分の楽器はコレ!と決めて、どんな曲でもその楽器で演奏しちゃうタイプの方がいらっしゃいますが、笛先生は後者のタイプなので、楽器が代わると、すごく困ってしまうご様子です。おそらく、良い悪いではなく、普段の楽器がすでにご自分のカラダの一部になってしまっているんでしょうね。だから、楽器が代わると、カラダが代わってしまったような感じになるのだろうと思います。ちゃんとは分かりませんが、なんとなく想像はできます。しかし、先生のフルートは入院して大手術を受ける予定なので、しばらくはサブ楽器をお使いになる予定なんだそうです。

 そう考えると、サブ楽器も大切な存在なんだな。

 私のサブ楽器は…チャイナ娘だよ。中華1万円の音痴フルートです。音色そのものは、そんなに悪くないですし、音痴は私が修正すればなんとかなるでしょう。問題は…操作性に違和感がある事。すでに、私の手はアゲハに慣れてしまったので、チャイナ娘だと扱いづらいんですよ。インラインリング式とオフセットカバード式だと、その違いに、違和感バリバリです。やっぱり、アルタスの頭部管銀のインラインリング式のフルートでも用意しておいた方が無難かな?

 そうそう、テレビで、年末のN響の第九を見ていたら、ピッコロが白かったよ。たぶん、あれは“ニューボイス・ピッコロ”でしょ。9万円の総プラスチックのピッコロ。良い音してました。ああいうのを見ちゃうと、楽器って値段じゃないんだなあ…って思います。サブ楽器としては、むしろこっち側の総プラスチック楽器の“ニューボイス・フルート”もいいんじゃないかって思っちゃいます。値段的には、アルタスのリップ銀のフルートより安いし…。ああ悩んじゃう(って、すぐには買わないけれどね)。

 …ちなみに、テレビで見れる第九の演奏としては、N響よりも読響の方が、毎年、素晴らしいと思います。

コメント

  1. きょん より:

    2度目まして。コメントはしていませんでしたが、いつも楽しく読ませていただいています♪アルテがほぼ同じところだったので、思わずコメントしちゃいました。
    私は13課のVarがまだ残っていながら前回「練習してみた?」と聞かれ、2回くらいしか吹いていないにも関わらず8-1をやってみたものの、もちろん通るわけもなく次の課題です。何しろ月イチしかレッスンに行かないものだから進まなくて[E:coldsweats01]
    それと、秋頃から考えていた楽器購入…年末にやっちゃいました!もともと私もアルタス吹きで、1107でした。中学生の時におばあちゃんに買ってもらった20年ものですが、状態はいいですよ。でもレッスンに通い始めてから欲が出てきて、今回総銀へバージョンアップです。これからはALです。普段は吹奏楽やってるのでPSとかの方が音は飛ぶ気がしたのですが、レッスン優先です。早く新しい楽器と仲良くなれるように、私もすとんさんに負けないようにがんばります[E:happy02]

  2. すとん より:

    >きょんさん

     いいなあ、AL。憧れの笛です。

    >普段は吹奏楽やってるのでPSとかの方が音は飛ぶ気がしたのですが、

     うんにゃ、ALでオケをやっているプロもいますから、ALでも十分いけるはずですよ。それに、ALで音を飛ばせるようになったら、まさに“鬼に金棒”って奴じゃないですか?

     13課の変奏曲が残っているのに14課をやる…先生の気持ち分かるなあ。いや、13課はマジで難しいです。むしろ14課の方が課が進んでいるにもかかわらず、フレンドリーですよ。

     レッスンの回数が多ければ、先に進むってわけじゃないです(笑)。やっぱり、先生の合格ラインとか、どれだけ日課練習をしてくるとかが、進行速度には大きく影響すると思います(本人の才能は、あえて無視してます:笑)。やがて、私がカメの歩みをしているうちに、きょんさんに抜かれたりして(爆)。

  3. きょん より:

    >むしろ14課の方が課が進んでいるにもかかわらず、フレンドリーですよ。

    まさに先生もそう言っていました!「次の方が簡単よ~」(←いや、簡単ではないって)
    そして「13課の3曲は続けて吹けた方がいいからもう少しやりましょう。」
    …はい、ガンバリマス。

    楽器は、ALとパールのオペラで最後まで迷ったんですが(全然音のタイプが違ったので)、迷っていると「ALならもう1本ありますよ」と店員さん。…早く言ってよ。で、もう1本のAL吹いたら迷いが吹っ飛びました。ちょうど迷っていた2本のいいとこ取り的な音・吹き心地で。何しろ音出した瞬間先生がほほ笑んだんです!そりゃもう決まりでしょう[E:shine]
    もちろんすべての楽器を先生にも吹いてもらいましたが、吹き方が確立されているせいかさほど楽器の特徴は出ませんでした。先生も「私が吹くとあなたほど音の違いはでないわね~」って、それはそれで先生のすごさを実感させられましたよ。
    さ、今日は仕事休みなんで練習でもしましょうかね[E:dash]

  4. すとん より:

    >きょんさん

     赤い糸ですね。ご縁があったんだと思いますよ、そのALとは。大切にしてあげてください。

    >もちろんすべての楽器を先生にも吹いてもらいましたが、吹き方が確立されているせいかさほど楽器の特徴は出ませんでした。

     まさに「弘法筆を選ばず」なんでしょうね。私も早くその境地にたどり着きたいものです(一生無理?)。そのためには、楽器に吹かされているのではなく、楽器を吹きこなせるようにならないとね。

     さあ、私もぼちぼちフルートの練習を始めましょうか。

  5. BEE より:

    フルートネタではないのですが、今晩から教育テレビでスーパーオペラレッスンですよん。
    講師はバーバラ・ボニーで、今日はボエームでもバリトン役の授業みたいですけどねぇ。

    楽しみです。(^^)v

  6. すとん より:

    >BEEさん

     そうなんです、今日からスーパーオペラレッスンなんですよ、もうワクワクです。すでにテキストも購入して、準備バッチリです。

     …ん? そう言えば、こっちではスーパーオペラの事を書いてなかったけ? いかんいかん(爆)。さっそく「ひとこと」に書いておきます。思い出させてくれて感謝っす。

     ボエームと言えば…いつの日か「冷たい手を」を歌うんだ~。そのために、精進精進。

  7. Cecilia より:

    すとんさんのおかげで「スーパーオペラレッスン」を知り早速見ました。
    そして記事にしました。
    ありがとうございます!!
    感謝感謝です~。

    N響の第9、交流あるブログの方が実際に聴きに行かれたようですがこの前のはとても良かったという話でした。私は残念ながらテレビを見てないのですが。

  8. すとん より:

    >Ceciliaさん

     スーパーオペラレッスンの件、お役に立ててうれしいです。私はすっかりブログに書いたつもりでした(笑)。

     N響の第九は…生で聞けば感動モノでしょうが、テレビなどの録音で聴くと色々と余計な事を感じるものです。例えば、指揮者のテンポ設定に違和感を感じたり(なんか今回はユルかったようなイメージです)、合唱にのめりこめなかったり(頑張ってますが、学生の合唱なんですよね)、ソリストさんたち大丈夫って心配したり(だって、みんなステージでガッツリ楽譜見てますから)、まあそんな感じ。

     別に読響を持ち上げるつもりはありませんが、中堅どころのハツラツとした指揮者を器用し、ソリストはオール日本人歌手で固め、合唱は新国立歌劇場歌劇団というプロの腕っこきにお願いする。ね、こう書くだけで、もう全然違うってのが分かるでしょ。

     ただ、読響は深夜にひっそりと一回だけ放送して終わりですが、N響は紅白の裏も含めて、何度も再放送しますからね~、知名度という点では段違いなんですが…。

タイトルとURLをコピーしました