「ひとこと」に書きましたが、入院していたスズネは週の始めに退院しました。退院中も退院後も元気一杯なスズネですが、退院後、比べてみたところ、入院前のスズネとチグサは、明らかにスズネの方が大きかったのに、一週間にも満たない入院期間の間に、チグサはグングン成長し、今や、スズネと変わらない大きさになりました。厳密に言えば、大きさ的にはややスズネが勝っていますが、重量的にはあきらかにチグの方が重そうです。
チグがそんな感じなので、当然、サクラは…巨大魚の片鱗を見せ始めました。すでに、星になったカエデに迫る大きさにまで、いつのまにか成長しています。今年は夏が暑いのですが、暑い夏は金魚をより成長させるのでしょうか?
「何を食べたら、そんなに大きくなるんだい」とサクラに尋ねた事があります。そうしたら、サクラが教えてくれました。目の前で実演してくれたんですよ。…実はあの子、タニシを食べるんですね。それも生きたタニシを!
ガラスの壁面をヘコヘコ歩いているタニシに体当たりをかまして、地面にたたき落とし「あれ?」って感じで、モターっとしているタニシの身を、サクラは横から、いきなりガブリとイくんですよ。ガブリとイったら、ブンブン振り回して、貝から身を無理やりに引き釣り出して、美味しくタニシの身を食べちゃうんです。すごいですねえ…ワイルドですね。
今まで、弱ったり死んだりしたタニシを食べる金魚はいましたが、元気に活動している子を食べちゃう金魚はサクラが初めてです。ちなみに、ブンブン振り回して、飛んで行った貝に付いている身の方は、チグかトートが食べてます。
トートとは、最近まで“タイガー君”と呼ばれていたスジエビの事です。トートが金魚のカラダによじ登って金魚を食べ始めると、食べられた子は早晩、星になってしまう事に最近気づきました。なので、スジエビ君は我が屋の死神、つまりトートと認定されました。なので“タイガー君”改め“トート”です、よろしく(何を?)。
とにかく、サクラは活きタニシを食べるんですね。どおりで最近、タニシがやけに減るなあ…と思っていたんですよ。
仕方がないので、知人の田んぼに行って、タニシをもらってきました。今年は70匹です。これだけいれば、なんとか夏を乗り切れるでしょう。
しかし、暇があると、タニシを食べているので、そりゃあ、サクラはデカくなるよね。
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