今年(2023年)のゴールデン・ウィーク(以下、GWと略)は、定年退職後初めてのGWで、私の場合、非正規労働者という事もあって、今年は10連休なのでした。もっとも、国が60歳から年金を支給してくれたら、毎日連休なのですけれど…(ブツブツブツ)。
そんなわけで、今年のGW第1日目の4月29日は、横浜散歩に行きました。
朝の通勤時間帯に起床して、朝ごはんを松屋の焼き鮭定食で済ませた私は、横浜は馬車道にある県立歴史博物館に出かけました。いやあ、ここの博物館は、実に久しぶりなのでした。
以前行ったのは、もう何年前かな? 全く覚えていません。でも、博物館の展示が全く変わってしまった事は分かりました。以前は、もっとグローバルな視点で歴史展示をしていたと記憶していますが、今は地域(神奈川県)密着な展示に展示替えされていました。これは、昨今の地方博物館の流行に沿った展示なんだと思います。
今の博物館って、どこも地域を大切にし、地元の小学生あたりに地域の歴史を教える事を主眼として展示をするのが流行っていますが、ここ神奈川県立歴史博物館もそんな感じに変わっていました。
もっとも、神奈川県の歴史って…鎌倉とか元寇とか小田原とか幕府直轄地とか横浜とか…たぶんに日本史とリンクしまくる歴史なんだよね。なので、地元の歴史を学んでいる…という感覚はかなり薄いです。東京にある、江戸東京博物館と(規模は違うけれど)どことなく似た感じになってしまうのは、仕方ないのかもしれません。
まあ、神奈川県と言えば、東京の一番の舎弟だからね。
私が今回、初めて知った事は、神奈川県(に限らず、関東地方)は稲作の伝播が遅く、近畿地方が、いわゆる奈良時代~平安時代で文化が栄えていた頃も、まだ石器をメインに狩猟生活をしていた地域であり、そのために、その頃は人口も減り、だいぶ衰退していた事です。それが鎌倉時代になって、一気に人口が増えていき、栄え始めた事と、そうであっても、それでも湘南地方は、相模川の河口地域という事もあって、ほぼほぼ栄えていなかったという事です。江戸時代になっても、宿場町から外されちゃう程度の町でしかなかったって事です。
まあ、それはそれでオツで塩っぱい感じがします。
特別展は啓書記の水墨画の展示でした。啓書記というのは、戦国時代の建長寺にいた画僧で、今回は彼と彼の友達やお弟子さんたちの水墨画が展示されていましたが…ううむ、地味でした。好みじゃないです。
ここで学んだ事は、水墨画の画風にも、楷書、行書、草書の区別があるって事です。それを知れただけでも、今回の収穫なのです。
お昼すぎまで博物館を見学したら、本日のメインイベントに向かいました。
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