…だそうです。確かに三大欲求だよねえ。とは言え、この3つは等価ではないと思います。
青年期~壮年期ぐらいまでの私にとっては、ダントツ一位は「食欲」で、僅差の二位が「性欲」、そこからだいぶ離れた三位が「睡眠欲」って感じでした。
やっぱり「食欲」だよね(笑)。だから太っているわけです。別に私は美食家ではありません。はっきり言えば満腹家です。お腹はいっぱいになれば良いのです。お腹いっぱいは幸せなのです。そういう価値観で生きてきました。「性欲」は…健康な男性だからねえ(笑)。
そこへいくと「睡眠欲」はだいぶ下で、雑な扱いでした。もちろん、人間ですから、寝なきゃ死んでしまいます。ですから寝ますが、なるべく寝ないようにしていました。常に最低限の睡眠で済むようにしていました。「寝たら負け」と思っていたくらいです。なるべく起きて活動して活動して活動して、活動停止状態になったら寝る?みたいな感じで生きてきました。とにかく、寝ない人でした。
アラカンになって、名実ともに老人になったあたりから、この三大欲求のバランスが変わってきました。
「性欲」がみるみると衰えてきました。まあ、年だしね。生殖能力が低下するのもやむを得ません。だって生き物だもの。
「食欲」もやや衰えてきました。でも“やや”だね。満腹家としては、満腹になる天井がかなり下がってきました。以前は食事を残すなんてありえなかったけれど、今は本当に満腹になると食事を残せるようになりました。「もう限界。食べられない」という感覚を感じるようになりました。
それでも平気で3人前ぐらいは食べちゃうんだけれどね。
「性欲」と「食欲」の衰えを感じながらも、みるみる急上昇なのが「睡眠欲」です。ちょっと前まで「寝たら負け」と思っていたくせして、最近はむしろ「寝なきゃ負け」って思うようになりました。
体力が衰えて、活動限界を迎えるのが早くなってきたというのもありますが、本当に早く寝たくなります。それは体力的な問題もそうですが、心理的精神的にも早く寝たくて仕方がないのです。
とにかく寝たい。さっさと寝たい。起きているくらいなら寝てしまいたい。そう思うようになりました。「近いうちに永眠できるんだから、そんなに焦って寝なくてもいいじゃないか」と理性が言ってますが、感情が「寝たいものは寝たいんだから、さっさと寝ようよ」と叫ぶようになりました。
なので、最近の最大欲求は「睡眠欲」なのです。そこからだいぶ下がって「食欲」。もはやあるのかないのか分からないくらいに減ってしまったのが「性欲」なのです。
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