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庵野秀明展に行ってきた

 先日、東京の六本木にある国立新美術館で開催された『庵野秀明展』に行ってきました。
 庵野秀明氏とは…アニメ及び特撮映画の監督さんで、一般的には「新世紀エヴァンゲリオン」の作者さんとして有名な方です。で、この方に関する展覧会をやっていたので、見に行ったわけです。
 チケットは、日時指定制の前売り券が前提で、前売り券の販売枚数が規定枚数に達しなかった時のみ当日券の販売がある…というパターンで「なるべく前売り券で購入をしてください」というやり方で、チケットが販売されていました。まあ、コロナ禍という事もあるけれど、大混雑が予想されるがゆえの販売方法なのだろうと思いました。いかにも今っぽいチケット販売方法ですね。
 アニメや特撮関係の展覧会と言え、主催者が“国立新美術館・朝日新聞社・日本テレビ放送網・日テレイベンツ・文化庁・日本芸術文化振興会”というわけで、朝日新聞や日本テレビは横に置いても、結構ガチな主催者が並んでいる事からも分かる通り、単なるアニメ系イベントというよりも、かなりアートに重きを置いた展覧会になっていました。以前、東京都現代美術館にて開催された「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」がありましたが、あの展示会に雰囲気が似ていました。
 この展覧会は、2021年12月19日(日)までは東京六本木で開催していますが、その後は地方巡業となります。
 2022年2月14日(月)~4月3日(日) 大分県立美術館
 2022年4月16日(土)~6月19日(日) あべのハルカス美術館(大阪)
 2022年7月8日(金)~9月4日(日) 山口県立美術館
 …と全国を回る予定になっているようです。大分と大阪と山口の方は、ぜひご覧いただくと良いですよ。
 展覧会の内容は大きく5つに分かれ、最初のパートは彼が子どもの頃に影響を受けたアニメや特撮に関する作品が展示されていました。庵野氏は私と同世代になるため、彼が影響を受けたアニメや特撮って、私自身や妻が幼い頃に見ていたモノばかりだったので、いやあ、とてもとても懐かしかったです。ここだけでも一日飽きずにいられそうです。
 2番目のパートは、彼が大学生の頃の、自主制作の特撮映画やアニメから始まり、やがて業界に入ってプロのアニメータとして修行をして『新世紀エヴァンゲリオン』を制作して大成功を治めるまでの作品が展示され、ある意味、今回の展示会の目玉の部分でした。
 いやあ、ほんと、すごかったですよ。「栴檀は双葉より芳し」ですよ。大学生の頃の作品は、特撮であったり、アニメであったりするわけだけれど、確かに素人臭いは臭いのだけれど、センスの良さが感じられるものであり、素晴らしい才能の持ち主は、やはり最初からすごいんだなあと思いました。それに比べると、同じ頃の私は何をしていたのかと思えば、やはり私はただの凡人に過ぎなかったのだなあと思った次第です。
 3番目のパートは、エヴァ以降の実写映画の制作から始まり、新劇場版エヴァンゲリオンやシン・ゴジラまでの作品がまとめられています。私は知らなかったのだけれど、庵野氏は昔のセーラームーンのアニメで、セーラーウラヌスやネプチューンの変身のバンクシーンを制作しているんですね。当時、ウラヌスやネプチューンの変身シーンが、他のセーラー戦士たちの変身シーンとは、ちょっとテイストが違っていたのを「アレ?」と思って見ていたわけですが、それはそういう事だったのですね。
 4番目のパートは、シン・ウルトラマンとシン・仮面ライダーのコーナーで、庵野氏の今現在進行中の仕事の展示でした。ぜひぜひ映画館で見てみたくなりました。
 5番目のパートは、彼の社会活動…というか、彼が理事長をしている“特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構”という組織の紹介コーナーでした。
 とにかく内容豊富な展示会でした。私は展示物の大半(特にアニメの原画関係)を流し見の素通りをして、足早に見学したのですが、それでも会場を出るまで、たっぷり3時間かかりました。これ、すべての展示物をきちんと見て回ったら、おそらく倍の6時間かけても見きれないと思いました。博物館とか美術館とかの企画展ではよく販売されている展示図録集も販売されていない(後日製作されて通販で販売されるそうです)ので、お好きな方は何度も足を運ぶしかないと思います。いやあ、頑張れ。
 とにかく、楽しくて楽しくてヘトヘトになってしまいました。
 実はこの後、近くの別の美術館で開催されていた『鬼滅の刃原画展』に行こうと思っていたのですが、疲労困憊になってしまったので、止めてしまいました。遅めの昼食を食べた後は、ファミレスで数時間ほど休憩をして、当日のメインイベントに備える事にしました。その話は…明日アップする予定です。
蛇足 『鬼滅の刃原画展』は前売り券オンリーの展覧会で、当日券の発売が無い事を後から知りました。いやあ、元気いっぱいだったとしても、当日券で入ろうと考えていた私たちは、どっちにしても行けなかったようです。

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