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「フルート吹きさんに50の質問」に答えてみたよ その2

 前スレはこちら。では参ります。

26.楽団やバンド等に所属してる?

 サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド。………妄想の世界の話でした、ごめんなさい。

27.最近やっちゃった失敗や笑えるエピソード(演奏会などで)とかあったら教えてください。

 演奏会って、なんですか? 出てもいいんですか?

28.コンクールとかコンテストって出たことある?成績は?

 コンクールとかコンテストって、なんですか? 出てもいいんですか?

29.緊張する方ですか?あがらない方法があれば教えてください

 緊張しますよ。あがらない方法? それは、十分な準備と練習しかないでしょう。会場の下見を忘れないこと。オケ合わせやゲネプロの時に、やれることは全部やっておくこと。そんなところかな。あと、舞台に上がったら、まず深呼吸だね。

30.もしリサイタル(ライブ)をやるとしたら、どんなところでなんの曲をやりたい?共演したい人っている?

 ミラノ・スカラ座でオテロをやりたい…っ、ちがうか! っていうか、無理!
 共演したい人? カルロス・クライバーさんの棒で歌いたいです…って、死んでるやんか!

31.もしあなたが作曲をお願いするとしたら、誰にどんな曲を依頼したい?

 必要があれば、自分で書きます。

32.もしかしてあなたはプロですか?

 人生のプロですが、フルートのプロではありません、って…なんのこっちゃ。

33.あなたはリング派?カバード派?持っているフルート(メーカーなど)を紹介してください。(学校持ちの場合は学校の)

 リング派です。持ってるフルートは、アルタスの1307Rです。アゲハと呼んでいます。

34.その楽器を選んだ理由は?

 音に惚れました。一目惚れです。

35.今は買えないけどいつか欲しい憧れの楽器ってある?

 楽器ねえ…響きの美しい音楽ホールが一つ、欲しいです。そこで専属のピアニストの伴奏で、心置きなく練習に励むのが、憧れって言えば憧れかな。

36.アルトフルートとかピッコロってやったことある?あれば感想をきかせて。

 アルトフルート? 見たことありません。ピッコロ? 触ったことありません。

37.いきつけの楽器屋さんてある?そこのどこが気に入ってる?

 あります。最近は接客態度に難があるので、あまり好きではありません。以前はそんな事、なかったんだけれどねえ…。だから、時間がある時は、楽しく買い物ができる隣町の楽器店に行っちゃいます。

38.メーカーさんに「お願い!こういうの作って」っていうもの(お手入れ用品や練習用のものなど)ある?

 全自動フルートお手入れマシーン。練習後にそのマシーンにフルートを入れると、いつでもオーバーホール&調整済みって感じに仕上げてくれて、なおかつ、お手入れが終了すると、自動でフルートケースにきちんとしまってくれるマシーン。私はフルートを吹くのは好きだけれど、お手入れとか調整とか片づけとか、大嫌いだからね。

39.フルートのメンテナンス、自分でどこまでできる?

 何もできません。素人が下手に手出しせずに、全面的に楽器職人さんにお任せすることにしてます。だって、面倒じゃん。

40.もしかして改造してます?(Gisキーまげるとか)

 してません。

41.ゴールドとかプラチナってどう思う?

 ありえないくらい高価だと思う。とりわけゴールドは、お客にナメられないために、プロなら必需品でしょうが、その経済的な負担を考えると、大変だなあと思います。商売道具とは言え、そのフルートの値段分のギャラをいただくのに、どれくらい働かなければいけないんでしょうねえ…。同情します。

42.フルートってどうして横笛だと思う?

 縦笛だと、尺八と区別がつかなくなるから(笑)。縦笛になったフルートは、リコーダーと呼ぶから(大笑)。いや、ケーナかな?(ちょっとマジ)

 それはともかく、古今東西、エアリードの楽器って、リコーダー以外、大半が横笛だよねえ。たぶん、神様がそう決めたんじゃないの。

43.ビール瓶とかあると、つい吹いちゃう人ですか?

 ビール瓶…そう言えば、見なくなりましたねえ。

44.あなたがフルート吹いてる時の顔ってやっぱり無表情?吹いてるときどんなこと考えてる?

 無表情と言えば言えなくもないかな? 吹いている時にどんなことを考えているか…音楽に集中してますよ。ある意味、演奏することだけで、頭が一杯です。

45.フルートの運指、なんか変だと思いません?(DとかEsの左手人さし指とか)

 変というか、詰めが甘いと思います。もっと合理的なシステムには、できなかったのでしょうか?

46.トリルで一番きついのって何だと思う?

 トリルってなんですか? チロルチョコなら好きです。

47.あなたの音ってどんな音?

 お聞かせできないのが、残念。

48.ズバリ、あなたの理想とするフルートの音色とは?

 割と、今のアゲハの音は理想に近いです。いや、ほんと。マジです。音色に関しては、大満足してます。なにしろ一目惚れですから…。

49.フルートの魅力を思う存分語ってください。

 フルートの魅力? フルートの音色とかフルート音楽ってのの好き好きは、人それぞれだからねえ…。

 うーん、私が思う一番の魅力は、何と言っても、音が小さいので、自宅練習可能な事なことかな。これ大事よ。自宅で練習ができない楽器では、上達がおぼつかないですからね。

 あと、フルートを趣味で演奏する人は多いので、楽譜屋に行くと、フルート向けの楽譜がたくさんあるし、カラオケ付きの楽譜もたくさんあるので、楽しいですよ。

 女性の場合、フルートが吹けるというだけで、女性らしさを(なぜか)アピールできるので、それも魅力かな? 男性の場合は、ナヨナヨしている奴と思わやすいので、ぜひ髭を生やしましょう(大嘘)。

 あ、フルートって高価な楽器なので、いざという時に売っちゃえば、夜逃げ費用ぐらいにはなります。少なくとも、今日明日、首をくくらないといけない、って事にはならないくらいのお金にはなります。(なんと、後ろ向きな…)

 とにかく、フルートは吹いていて楽しいのが、魅力です。以上。

50.最後に質問です。これからもフルートを続けますか?

 いいえ。私は根本的に飽きっぽい人間なので、飽きるまでは、一生懸命やります。飽きたらスッパリ辞めます。でも、いつ飽きるかは、神様が決めることです。

 以上です。答えていて、なかなか楽しかったです。声楽やボイストレーニングでも同じようなものがあれば、答えますよ。

 最後に、夜希さん。楽しい質問をありがとうございました。

コメント

  1. くろねこ より:

    お手入れマシーン、良いですね(^^)
    調整とか、オーバーホールは無理としても、日常のお手入れをしてくれるマシンがあったら良いなぁ。
    吹き終わってセットしたら、中と外をキレイにしてタンポが湿っていたら適度に乾かしてくれて・・・次に使う時までそこに入れっぱなしで良い物を希望。
    注油ボタンなんかもあったら、尚可!
    ・・・フルートも水洗いできたら良いのにねぇ。。。

  2. chiko より:

    人生のプロですか。すごいなあ・・・
    私は多分、恐らく、これからは絶対人生のプロにはなれないでしょう。プロって、それでお金を稼げるって事でしょ?私をはじめ大方の専業主婦は、主婦自体ではお金になりません。ご飯を作っても、洗濯しても、掃除をしても、子供を産んでも、育てても、子供の勉強を見ても、介護をしても、etc・・・お金にならないですから。
    主婦の仕事って愛情に支えられているのに、それを評価されないのは哀しい限りです。

  3. Homeward Bound より:

    すとんさんへ

    おはようございます。

    あれっ??と思い返したら、ブログの引越しのお知らせをしてなかったかもしれません。大変失礼しました。すみません。以下、再開したブログです。ハンドル名など中味は同じです。
    http://hiltonhead.blog57.fc2.com/

    運動について、いつも貴重なアドバイスを有難うございます。まあ、私も「マラソン馬鹿」ですね。でも、「生涯ランナー」でいたいので、長い目でみて無理をしないように自重します。(フルートも生涯フルーティストでいたいと思いますが)

    すとんさんのアドバイス通り、今週土曜日までは「ランニングをきっぱりと封印」します!!

    その上で筋トレ。上半身はともかく、特に走りの際のキックに必要な太もも周辺を怠りなく。筋トレを2日休むと筋肉が落ちるのがわかるので。その上で、ひざに「「着地の衝撃」がかからない有酸素運動、おっしゃるとおり、「エアロバイク(自転車漕ぎ)」で心肺機能を維持させるべく、今週のトレーニングメニューを組みます。昨夜もそんなメニューでした。

    年内のレースは今度の日曜日で最後なので、あとはジムのトレーナーと相談して、トレーニングメニューをランニングから筋トレに比重を移行していこうと思っています。この冬でしっかりと筋肉増強をして、ひざを治して次の記録更新へ挑戦します。辛い筋トレでじっと我慢ですね。

    次のレースは来年1月にハーフマラソン。これも21kmは普段走ってはいても大会出場は初。

    ぼちぼちやっていきます。

    ところで、フルートって音は小さいですか?私も当初は音が小さいと思って始めたのですが、これが結構大きな音、というか、芯のある音なので、遠達性があって、普通の部屋でやると家中に響いてしまします。家族からは疎んじられています。

    で、我が家では「オヤジのフルートは防音室に封印」という羽目に。幸いセミグランドが入る大きな防音室で、将来はピアノのレッスン用につくったものなので、不自由はしませんが、やはり「大きな空間で響かせたい」というのが本音ですね。たまーに、音量を落としてホィッスルトーンくらいで自分の部屋で吹きますが。

  4. すとん より:

    >くろねこさん

     ねえ、いいでしょう。お手入れマシーン。くろねこさんがおっしゃるレベルのものでも、あれば十分うれしいです。

     私もフルートが水洗い&自然乾燥できたら、いいなあって思います。そうすれば、練習が終わったら、水でジャーっと流して、後はフルートスタンドに差し込んで自然乾燥でバッチリでしょう。楽でいいよね。

     練習終わりの毎日のお手入れって、私は手が遅いのか、結構時間がかかるんですよ。だいたい10~15分くらいかな? その時間がもったいなくて、もったいなくて…。

  5. すとん より:

    >chikoさん

     プロの定義も色々ありますね。その一つが「それで報酬を得て、その報酬だけで生活が成り立つこと」で、私も基本的には、そのような考えです。で、資本主義社会の世の中では、その報酬はお金と同義だと思っていても、大きく間違っていないと思います。

     でもね、誰も「生きているだけでお金を得ている」人はいないわけで、そういう意味では、人生は資本主義社会のルールの中には無いのだろうと思ってます。

     確かに人生を生きているだけでお金を得られはしませんが、翻って考えるに、報酬ならばバッチリ受けとっていると、私は日々思っていますし、実感してます。報酬…それはつまり「私は幸せ」って感覚です。

     私は幸せですよ。大変なこともあるし、楽ではないけれど、毎日を楽しく幸せに、感謝の気持ちをもって暮らしています。

     そういう意味で、私は人生のプロです。なぜなら、人生を生きているだけで“幸せ”という報酬をたっぷりもらっているからです。報酬をたっぷりもらっている以上、プロを名乗っても、別に恥じる事はないと思ってます。

     だいたい、毎日、ピーヒャラ笛を吹いている人生が『幸せじゃない』とか言ったら、バチが当たりますって、ほんと。

  6. smilekumi より:

    すとんさんは想像力豊かな面白い方なんですね。
    お手入れマシーンとか髭とか夜逃げとか?
    読みながら何度か吹いてしまいました。
    たしかにフルートって女性的なイメージがありますよね。
    私もそう思っていましたが、実際吹いてみると、かなり大変。
    たしかに音色は小鳥のさえずりのように涼やかな感じですが(上手ならばの話)、
    見るのとするのじゃ大違い!ということがよーくわかりました。きついです。
    でもやっぱり楽しいから、今日も組み立てるんですよね~。

  7. すとん より:

    >Homeward Boundさん

     運動に関しては、色々と生意気なことを言ってすみません。でも、Homeward Boundさんも、趣味に熱中すると、我と我が身のことを忘れてのめり込むタイプだろうと思いますので、ついついブレーキをかけたくなってしまうのです。申し訳ない。

     私もついつい趣味にのめり込むタイプでして、声楽なども、練習のしすぎでよくノドを壊して音声障害になってしまいます。で、そのたびに先生に注意され、色々な禁止令が出てしまいます。でも、練習って楽しいんですよね。練習をして、自分が成長すると、うれしいんですよね。で、結果、やりすぎて身体を壊すのです。

     実は今回のぎっくり腰にしたって、直接の原因は“冷え”ですが、間接的な原因の一つは絶対“声楽の練習のしすぎ”があると思ってます。声楽的な声って背筋を使って出すのですが、ちょっと背筋を酷使しすぎたかな…と今は思ってます。ですから、本当はHomeward Boundさんのことを、とやかく言えるような人間ではないのです。いやいや。

     湘南国際マラソン、私の地元(笑)なので、頑張ってください。

     楽器の音の大小は、あくまで比較対象のものですし、感覚的なものですね。私の判断基準は、室内楽向けの楽器か、野外演奏用の楽器か、が一つの目安かな? だからフルートやピアノやヴァイオリンは、小さな音量の楽器で、トランペットやパイプオルガンやエレキギターは大きな音量の楽器に認定しています。なので、フルートは小さな音の楽器だと思ってます。

     いくら小音量楽器とは言え、オーケストラで使う楽器ですから、それなりの音量はあることは承知してます。しかし、サロンならともかく、ステージでは、よっぽどの演奏者+楽器の組み合わせでないと、十分に客席まで音が届かない楽器ですから、音が小さい楽器の中でも、さらに小さめの楽器だとすら、思ってます。

     実際の話、フルートは声楽的な歌声よりも明らかに音量は小さいですし、遠達性も悪いです。人の声に負けるようじゃあねえ…、でしょう。

     私はそのように考えてます。

  8. chiko より:

    すとんさん、私はもう、すとんさんの思いにうるうるです。
    私の相方は優しい人ですから、そういう風に思っていると思います。私もあらかたはそう思います。でも人間って、思っているだけでは通じないことも多いですよね。
    でもただ一つ、私は仕事も、オーケストラも、自分の意志でやめたのではないことが分かっていない相方です。

  9. すとん より:

    >smilekumiさん

     記事を読んでいただき、楽しんでいただけたら本望です(笑)。

     フルートって、キラキラしてますから、女性的なイメージがありますけれど、金属製でガシンガシンと組み立てるメカっぽい楽器ですから、実は男性的なモノじゃないかと思ってます。

     実際、その演奏には、かなりの体力が必要だと思います。でもまあ、毎日フルート吹いていると、知らず知らずのうちに身体も鍛えられてきますから、女性であっても大丈夫ですって。ガンバガンバ。

  10. すとん より:

    >chikoさん

    >でも人間って、思っているだけでは通じないことも多いですよね。

     だから神様は人間に“言葉”を与えたのだと思いますよ。言葉を使って、お互いにきちんとコミュニケーションし合いなさいってネ。思いは口に出して始めて相手に通じるものですよ。

     神様への“お祈り”だって、きちんと言葉にして祈るでしょう。神様にすら、思いを言葉に託さなければ伝わらないのです。神様でもない人間には、言葉ではっきり言わなきゃ通じませんって。

     ただ、何でもかんでも、通じれば良いとは限りません。いや、通じないから、自我というものが存在するんですね。

     でもね「仕事をやめた」「オーケストラをやめた」と思っていたら、その喪失感で、ちょっとやりきれないかな? 「仕事をしないステージにアップした」「オーケストラをやらないステージにアップした」と考えると、少し楽になれるのでは?

     なんかゲームのステージのような考え方で申し訳ないけれど、人生は流れる川のようで、一瞬として同じ流れではありません。「仕事をしている自分」の時期もあれば「仕事をしていない自分」の時期もあるのです。それは自分の意志とは関係なく、人生という川の流れの中の一つの局面にしか過ぎません。川も流れてゆけば、周りの景色もおのずと変わってゆきます。景色が変わったことを悲しむより、今の景色を楽しんでいきましょう。

     ね。

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