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マスクは二枚重ねが良い?

 新聞の記事によると、米疾病対策センター(CDC)の発表では、不織布マスクの上に布製マスクを重ねたり、不織布マスクを顔に密着させる事で、新型コロナウイルスの感染リスクが大きく減るのだそうです。そのリスク減少は、マスクの二枚重ねの場合でも、不織布マスクのひもを根元で結び、たわんだ布の端を内側に折り込んで顔に密着させて着けた場合でも、約96%にもなるそうです。
 約96%と聞くと、単純に「すげえなあ!」と思うものの、よくよく記事を読んでみると、マスクの二枚重ねが有効…って言うよりも、不織布マスクって隙間だらけだから、その隙間を上から布マスクを被せて減らしたり、息が漏れやすい脇の部分を縛ったりして、なるべく不織布マスクの隙間を無くしていこうって話なんだなあって気づきました。
 つまり、不織布マスクの不織布の部分って、マスクとしては実によく出来ているってわけです。問題は、マスクの形態なんだよね。そこがダメなんだ。
 でもね、こういう記事が新聞に載ると、マスク警察の方々が、マスクを1枚しか着用していない人々を取り締まるのではないかと、心配になります。実際、某テレビ番組の街頭インタビューで、マスクの二枚重ねの人たちにインタビューしていたのを聞くと「絶対にコロナになりたくないからマスクを二枚着けてます」という、まあ分かる理由の人もいる一方「マスク警察の人が怖いから、二枚着けてます」という人もいました(ほんとだよ)。今や、不織布+布マスクじゃないとマスク警察の標的になるようで、ダメみたいです。もはや、ウレタンマスクは論外で、不織布マスクであっても、1枚では足りないようなのです。
 どうなんだろうね?
 ちなみにこんな記事を見つけました。
>マスクを2枚装着している人をみかけます。これは効果を2倍にすることを目的としているのかもしれません。しかし、そのような単純計算とはなりません。マスクを2枚装着すると抵抗が増すので、空気がマスクを通過できなくなり、やはり、マスクの周辺から空気が漏れこんでくるようになります。そのため、マスクは1枚のみを装着することをお勧めします。
 私もそう思うよ。マスクって、1枚だけでも十分に性能が発揮できるように作られているんだから、屋上屋を架しても仕方ないと思うんだよね。それでも、心の平安のためにマスクの二枚重ねが必要なら、そうすればいいだけの話であって、他の人がマスクを2枚していないからと言って、マスク警察の方々が活躍されるのは止めて欲しいと思います。
 それにしても、どんだけ不織布マスクを売りたいんだろ? 地球環境の事を考えれば、使い捨ての不織布マスクよりも、何度も使える布マスクの方が地球に優しいだろうに…。

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コメント

  1. reyus より:

    息が通りにくくなる分だけ苦しさが増してマスクをずらすシーンが増えるだけかと。
    それなら不織布マスク+ウレタンマウスにするよりも、ウレタンマスク+フェイスガード(マウスガード)の方が効果がありそうです。

  2. オペラ座の怪人の怪人 より:

    すとん様、こんにちは。
    ひとことにある「本当の事」について、書きます。
    察するに、森会長、川淵会長のこと、かと思いますが、
    まあ、何であるか、誰であるかは、置いといて。
    昔のレーガン大統領が、
    記者から「俳優に大統領が務まるのか?」と問われ、
    レーガン大統領、答えて曰く、
    「俳優でない者に、大統領が務まるのか!」
    政治家、芸能人、有名人、などなど、
    人前に立つ人は、演技をしなくちゃいけない、
    演技をして、人に気に入られないといけない、と思います。
    森さんに関しては、
    最初の女性蔑視発言よりも、
    直後の謝罪会見が、いくらなんでも「ひど過ぎた」と思います。
    おしまい

  3. すとん より:

    reyusさん
     まあ、そうかもね。
     ワタシ的には、ウレタンマスク1枚でも、フェイスガード一つでも、全然かまいません。とりあえず、呼気を遮蔽してくれるという姿勢を見せてくれれば、それで十分だと思ってます。
     どんなに厳密にやっても、所詮は素人が民生品を利用しているのですから、目くそ鼻くそだと思ってます。医療関係者とか軍人さんたちが使用しているマスクとは、比べ物にならないのですからね。
     そもそもウィルスをマスクで防護できると考えちゃうのって、甘々だと思ってます。

  4. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
     森氏に関して言えば、彼は古いタイプの政治家なんだと思います。政治家とマスコミが忖度込みの阿吽の呼吸で世論を作っていた頃の政治家さんなんだね。それは別に森氏に限らず、あの世代の政治家さんたちはほぼ同じですね。
     なので、政治家さんが失言しても、番記者たちが忖度して発言をフィルタリングしていたので舌禍事件なんて簡単にもみ消していたし、番記者たちもオフレココメントとかであの手の発言を耳にして内情を知ったり、某政府高官発言として観測気球をぶっ放すお手伝いをしていたわけだし…。
     今のマスコミさんたちは、ネットの影響もあって、そういう忖度ができなくなっているんだよね。マスコミが政治家たちをかばっても、ミスった発言を誰かがネットに上げちゃうわけだから、政治家とマスコミの関係が昔と違って、そんなにユルユルの村社会的な雰囲気ではなくなったのです。
     森氏の人脈はすごいだろうし、その調整力は半端なくて、組織委員会的には必要不可欠な人材なんだろうなあって想像できるけれど、老害は老害であって、表に立って目立っちゃいけなかった…んだと私は思います。
    >レーガン大統領、答えて曰く、
    「俳優でない者に、大統領が務まるのか!」
     うむ、名言ですね。大統領どころか、須らく人前に立つ立場の人は俳優であるべきだと、私も思ってますよ。素のままの自分で人前に出ちゃダメって、私は常に思っていますが、森氏あたりは、そのへんの覚悟はどれくらいあったのでしょうか(彼は舌禍事件が多いんですよね…)。
     川淵さんも、同じ世代の人ですからね…。森氏と大同小異だと思います。できれば、もっと若い人とか、いっそオバサンに任せちゃった方が良いかもね。

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