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ご当地料理[10月第2週・通算39週]

体重:102.0g[-0.3kg:-1.4kg]
体脂肪率:31.2%[+0.3%:+0.3%]
BMI:32.5[-0.2:-0.2]
体脂肪質量:31.9kg[+0.3kg:+0.4kg]
腹囲:102.7cm[+0.2cm:-3.4cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 今週の数字はこんな感じ。体重がちょっとだけ減っているにも関わらず、体脂肪質量が増えている点については、あえて触れないことにします。

 先週は讃岐うどんの話から始まって、各地のご当地料理に話が及びました。そこで考えたのは、私が住んでいる神奈川県湘南地方に、ご当地料理というものはあるかしら? ということ。

 ううむ、あるかな…。美味しい料理はたくさんあるし、元々はご当地料理だったけれど、いつの間にか全国区にのし上がってしまった…みたいなものばかりで、今も昔も変わらずのご当地料理って、どれだけあるのサア~って感じです。

 例えば、けんちん汁が鎌倉生まれって知ってますか? カレーライスは横須賀の海軍さんの料理だったって知ってます? あと、いちいち名前を挙げないけれど、明治の頃にドッと入ってきた新しい料理(西洋料理にしろ中華料理にしろ)は、まず横浜で日本風にアレンジされ、ご当地料理として名を馳せたけれど、やがてそれらは全国に普及したというのもご存じ?

 すぐに全国区になってしまうので、こっちの地元じゃないとなかなか食べられない、ご当地料理なんて、ほとんど無いのが残念。かろうじて、横浜のサンマーメンが全国区にならずに、ローカル料理のままでいるくらいかな?

 サンマーメンって知ってますか? サンマは入ってませんよ、念のため。お醤油ラーメンに、野菜のあんかけを載せたラーメン。案外、美味しいです。ウィキペディアに載っている「代表する店」って、全部私がよく行くお店じゃん。

 でもね、神奈川県民って、県民意識の極めて薄い土地柄なんで、湘南の人間にとって、鎌倉とか横浜とか横須賀って、地元とは違うなあ…って意識になります。

 そこで地元湘南ローカル限定って考えてみると、これがまた無い。なにしろ、昔から、海に行って、魚取ってきて、食べるだけの食文化だもんな。大抵は刺身か塩焼き。これじゃあ料理が発達しないわけだ。

 ああ、何かないかな…と、頭を絞ったところ、出てきたのが、最近流行りの「シラス丼」。ま、ご当地料理としては、最近のデビューなので、ちょっと気がひけるけれど、地元じゃ昔からよく食べてました。いわゆる「貧乏飯」の一種です。

 ウチの近所じゃシラス(釜あげシラス)は、もうタダみたいな値段で売ってます。サービスメニューというか、福祉事業ですかって感じの安値が当たり前。私は貧乏なし家の子どもだったのですが、月末近くの給料日前になると、家におかずを買うお金もなくなると、このシラスが毎食、山のように出てきました。ご飯に釜あげシラスを載せて食べる。ああ、ウチって貧乏なんだなあと実感する食事です。そういう、ほろ苦い、貧乏の味がシラスなんです。

 それが今じゃ、小洒落たおしゃれな観光客向けの店で、堂々とデカイ面並べてメニューになっとる。いいのか、こんな貧乏飯を客に出して!

 でも、実はこのシラス丼、案外美味しい。作り方はとても簡単。白いご飯の入った丼に、これでもか~ってくらい、たくさんの釜あげシラスを載せる。それだけ。もうちょっとオシャレにしたければ、キザミノリとか、シソ(青葉)を加えると彩りも良くなって、さらにグーっ! 贅沢したければ、釜あげシラスの代わりに生シラス(これも地元の魚屋に行けば普通に売っている。豊漁の日はタダみたいな値段だったりする)にしても良い。

 これにワサビを少量溶かしたお醤油をタラタラタラ~とかけてあげれば、もう食べられます。

 ウマイです。でも貧乏の味がします。

 あと、これも嘘くさいけれど、ロコモコ丼ってのがあります。これはきっと元々はハワイアン料理だと思うけれど、なぜか湘南地方では、デカイ面してます。それにたぶん、ハワイのロコモコと湘南のロコモコ丼はたぶん違うし…そのうち、既成事実化して、湘南の地元料理でございます~みたいな感じになるのかなあ…。とにかく、海っぽい店に行くと、間違いなくあります。

 こいつも作り方は簡単。白いご飯の入った丼に、半熟の目玉焼きを載せて、その上にハンバーグを載せる。それにトマトケチャップをかけると完成です。よりオシャレにしたい人は、トマトケチャップではなく、なんかオシャレなソースにするといいです。私は、トマトケチャップに少量のお醤油を入れたソースが好きですが…。あと、付け合わせはフライドポテトとパイナップルっすかね。思いっきり植民地っぽい料理ですが、海辺で潮風を浴びながら、ロコモコ丼を食べてると「このままアメリカに占領されてもいいかも~」って気分になります。

 ウマイです。でも嘘っぽい味がします。

 ああ、丼ものしかないじゃないか! ちゃんとした料理は湘南にはないのか! と言って、再び無い知恵を絞ったところ…湘南寿司というのがあった。お店によって、微妙に名前が違ったりするけれど、地元の魚で寿司握ってみました系の料理ですな。

 地元で普通にとれる魚を中心とした寿司で、青魚中心のメニューになります。アジ・イワシ・サンマ・サバ・カツオの握りに、軍艦で生シラスとサザエ。見た目は、すごく地味な色合いのお寿司ですが、これが思ったよりも高くないのがうれしい。

 ウマイです。でも漁師さんの都合で、いつでも食べれるってわけじゃないです。

 結局、ザ・郷土料理! みたいな、ババーンとした、押し出しの強い、ご当地料理なんて、湘南には無いってことだね。ちょっぴり寂しいですが、ま、美味しいものなら、そこらのお店に行けば、いくらでも食べられるので、勘弁してあげることにします。

 あ、“たたみいわし”を忘れていたよ。ま、いいか。

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