スポンサーリンク

決して自分を安売りしてはいけない[2015年2月第4週・通算4週]

体重:108.7kg[-0.9kg:-6.2kg]
体脂肪率:31.5%[-0.7%:-1.9%]
BMI:34.3[-0.3:-2.1]
体脂肪質量:34.2kg[-1.0kg:-4.2kg]
腹囲:108.4cm[-2.8cm:-7.6cm]
     [前回との差:2015年当初との差]

 逆ラマダン・ダイエット、頑張っております。体重も、今のところ1Kg/週ぐらいで減っております。計算によれば、あと9週間で(つまりゴールデン・ウィーク前後に)目標である100Kgを切ることになってますが、世の中はそんなに甘くないので、もう少し時間がかかるでしょう。でも、何とか秋になる前に目標をクリアしたいものです。

 ちなみに、逆ラマダン・ダイエットは、当初思っていたよりも辛くありません。確かに、夕方~夜にかけて、腹の虫が鳴り止まない時はありますが、グーグー言う音は妻しか聞きませんし、腹の虫が鳴っていても、私自身は案外平気だったりするので、なんとかなっています。

 それに1日で一番大量に食事をしていた夕食を取らなくなったせいで、若干、胃袋も小さくなったような気がします。例えば、今までは夕食にカレーを食べると、三杯はおかわりをしていました(たまに四杯食べてました)が、ついこの前食べた時は、空腹だったにも関わらず、二杯で満足を感じました。なので、外食などの時に、今までの感覚で食事を注文すると、食事を取り過ぎてしまい、満腹を通り越して食べ過ぎで辛く感じるようになりました。

 胃袋が小さくなる…これも一種のリハビリかもしれません(笑)。

 そんなわけで、逆ラマダン・ダイエットは、今の私には適したダイエットのようなので、楽な気分で、今しばらく続けていくつもりです。早く、目標の100Kg切りをしたいなあ。

 さて、今週のエッセイです。

 昨今、労働環境が極端に悪かったり、賃金が安かったり、サービス残業が多い会社を“ブラック”と表現するようです。

 他人に雇われるとは、自分の労働力を雇い主に提供する事で賃金を得る事です。雇い主側からすれば、自分の手元に集まった労働力を最大限に活用し、なるべく多くの利益をあげようとするわけです。

 なるべく多くの利益を得るためには、二つの条件があります。それは、売上を増やす事と経費を押さえる事。これらによって、利益は増えていきます。人件費、つまり会社が労働者に支払う賃金は、経費に含まれます。だから、賃金の支払いを渋れば渋るほど、会社(ってか経営者)の懐は暖かくなるわけです。

 何が言いたいのかと言うと、要するに『すべての会社は、程度の差こそあれ、すべてが本質的にブラック企業である』という事なんです。つまりは程度の問題であるって事です。

 ブラック度の低い職場環境とは、賃金が高めの職場はもちろんの事、賃金が低めであったとしても、労働時間に融通がきくとか、働く事が楽しくて苦にならない環境であるとか、今はたとえキツくても、確実に未来につながっている環境であるとか…こういった職場環境ならば、良いのです。労働者も納得ずくで働くことができるからです。

 ただただ、賃金が安くて、労働がキツくて、夢も希望も未来も無くて…つまり、労働が単純に消費されるだけで、見返りの少ない環境で疑問や不安をいだいたまま働かざるをえない職場環境を有する会社が、ブラックと呼ばれるのだと思います。

 では、どうすれば、ブラック度の高い企業を避け、労働的に良い環境で働けるのかと言えば、実は簡単な話なんです。それは『自分の労働力を安売りしない事』なんです。言葉を返して言えば、今現在、ブラック企業に勤めている人は“自分を安売りした結果”そこにいるわけです。あるいは“うっかりブラック企業で働いてしまった”か“ダマされてブラック企業で働いている”のかもしれません。

 うっかりさんとか、ダマされた人は、すぐさまそこを辞めて、再度就活をすればいいだけの話ですが、問題は、自分を安売りしてしまった人でしょう。

 安売りをした人には、その人なりの理由があって、自分を安売りをせざるをえなかったのだろうと思います。同情はしますが、安売りしてしまったものは、仕方ないのです。一度下がった価値を上げ直すのは、なんであれ、なかなか難しいです。

 だから私は若者たちに言いたいのです。決して、自分を安売りしてはいけないのだと。そして、そのために、自分にしっかりとした付加価値をつけるべきであると。

 付加価値とは、個性と言い換えてもいいかもしれません。“手に職”が最強ですが、学歴や美貌、各種国家資格はもちろんですが、体力であるとか、愛嬌であるとか、職務経験などは、付加価値になりえます。つまり、若い時からコツコツと自分を高めていれば、何らかの付加価値が身についているはずだから、それをうまく利用して、自分の価値を高めて、ブラック度の低い環境で働かなくても済むように願ってます。

 そんな付加価値は持ち合わせていないけれど、ブラックな環境で働きたくないと言う人は、他人に雇われてはいけません。じゃあどうするべきか。そういう人は、リスクは大きいかもしれないけれど、自分で起業すれば良いのです。まずは小さな店舗から始めればいいのです。

 いやいや、私には起業するような力はありません…と言うならば、人間はカスミを食べて生きていけるわけではありませんから、そんな時は、誰かの世話になって生きるか、諦めて、ブラックでもなんでもいいから、誰かに雇われて働くしかないでしょう。

 なぜなら「働かざるもの、食うべからず」が、この世の原則だからです。

 と言うわけで、若い人たちは、自分を安売りしなくても済むように、今のうちからせっせせっせと、自分を高めて参りましょう。頑張れよ。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

  1. のんきなとうさん より:

    おはようございます。

    ダイエット、順調ですね。自分も順調です。(え、やってたの?笑)

    ブラック企業、おっしゃるとおりと思います。資本主義の企業の本質はそれです。

    この時代に生まれた私たちが、それに振り回されないためには、まさにおっしゃるとおり、自分の能力を高め、まわりに認めさせるしかないです。

    もっとひどい時代が、人間が人間として扱われない時代が今まであったわけです。

    が、今は自分の可能性を試せる幸せをかみしめながら、それでも大変な思いをしながら生きていくのが現代人でしょうか。

  2. すとん より:

    のんきなとうさん

    >資本主義の企業の本質はそれです。

     そうなんですよね。資本主義は労働者には厳しいのです。だから、労働者は自分の価値を高めないといけないのです。

     だから可哀想なのは、若者(だった)人たちなんです。いわゆる“ゆとり教育”とやらで散々スポイルされて、自分の価値を高める事ができなかった人タチなんてす。今、ブラックで苦しんでいる人たちって、ゆとり教育の中で放置されたしまった人たちでしょ? ゆとり教育の中でも「こりゃ、マズい」と周囲のオトナたちが手を打ってくれた人たちは、何とかなっているんです。失敗しているのは、ゆとり教育に身を任せてしまった人たちの子なんです。

     何時の時代の経営者であっても、安い労働力を求めているのです。ゆとり教育って、安い労働力を大量に作り出すことは成功したけれど、安い労働を担う人々の生活の事までは考えてなかったんだよね。そこが、ゆとり教育の失敗だと、私は思います。

     教育って、本来『富国強兵』のために行うものだけれど、ゆとり教育ってのは、全くの左翼思想から生まれた教育だったから『富国強兵』とは真逆の方向にカジを切ってしまい、多くの日本人の生活レベルを下げる事に力を入れてしまったわけです。ちなみに現代日本における“兵”というのは、軍事的な“兵”の事だけではなく、経済的な“兵”や社会で活躍する“兵”ね。つまり“兵=庶民”ってわけです。『富国強兵』ってのは“国力をアップし、国民の生活を向上させる”って事なんだよな。

     そう考えると、ゆとり教育ってのも、反日活動の一つだった…のかもしれません。

  3. operazanokaijinnokaijin より:

    >>>私は若者たちに言いたいのです
    >>>自分にしっかりとした付加価値をつけるべきであると
    >>>自分を高めて参りましょう。頑張れよ。
    すとん様の上記フレーズに触発されて、また、書いてしまいます。

    全くもって、すとん様のおっしゃる通りで、
    若者には、時間を浪費することなく、付加価値をしっかりつけて欲しい。
    若者でなくなると、時間が全く足りないのですが、
    若者である内に、例えば、
    例1:音楽に目覚めて、(プロを目指すわけではないにしても)
       本気で音楽をやりたい、でも、ピアノやったことない、
       という若者は、お金と時間を捻出して、
       ピアノやキーボードをやるべし、と思うのです。
       和音、(ハ音記号のみならず)ヘ音記号、通奏低音、
       などなどを学ぶべきです。音楽の基本はピアノ・キーボード。

    例2:1つの楽器に目覚めて、(プロを目指すわけではないにしても)
       本気でギターをやりたい、フルートをやりたい、という若者は、
       お金と時間を捻出して、上記例1のピアノ・キーボードに加え、
       他の楽器にも少し手を出すべし。
       ギターをやるなら、ベースも少しはやるべし。
       フルートをやるなら、サックスも少しはやるべし。
    (ゴールウェイ氏も、フルーティストはクラリネットかサックスをもやって、
     ダブラーとなることを、著書の中でお勧めになっています。)

    例3:音楽も楽器も本格的にやるほどではないけど、迷える学生です、
       という方は、学校の勉強をしっかりやるべし。
       英語、数学、国語、しっかりやって、内外の傑作小説を読むべし。

    例4:学校を出て、平凡に会社員をやっています、という若者。
       アベノミクスについて、語れるようになるべし。
       そのためには、書店にたくさんあるアベノミクス解説本、
       を読む前に、経済学の基本教科書をしっかり読むべし。
       全ての勉強において、基本は大事。

    ああ、また、つらつら書いてしまいました。
    もし、ご異論があれば、すとん様、あるいは、読者の皆様、
    そっと、お教えください。

    おしまい

  4. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

     全くもって、その通り。若者には、時間と体力があるんですから、それらを有効利用しないとね。ほんと、オッサンになると、金はあっても、時間と体力が無くなってしまいます。

     目標や目的を持っている人は、そこに向かって邁進すればいいし、そうでない人は、とりあえず書籍を読むことを薦めます。手軽な入り口としては、本屋のビジネス書のコーナーに平積みになっている奴がいいんじゃないかな? そこを入り口として、色々と見聞を広めていけばいいのだから。

     私が若い時に流行っていたビジネス書に、サミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』という本がありました。あの頃は「へー、そーなの? 信じられなーい」とか思って読んでましたが、そこに書かれた事が21世紀の現代に現実化しているんだからビックリです。流行りものだからと言って馬鹿にしちゃいけなかったんですね。

タイトルとURLをコピーしました