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ハゲとカツラの話

 私はハゲです。最近の流行語で言えば、薄毛です。頭頂部が薄毛なんです。ですから、昔ならば「てっぺんハゲ」とか「かっぱハゲ」とか「ザビエルハゲ」とか言われていた、あのハゲです。

 頭頂部の薄毛って、上から見下されない限り、そんなに目立つものではありません。幸いにして、私は高身長ですから、私を上から見下ろすためには、2メートルを軽々と超えるほどの身長が必要ですが、そういう人は、私の周囲には、ほんの2~3人しかいませんから、自分の薄毛を気にすることは、私の場合、ほとんどありません。

 それに、ハゲとは関係なく、帽子が好きで、ハゲとは関係なく、帽子を愛用しているので、ハゲとは関係なく、帽子が結果的にハゲ隠しになっているので、ハゲとは関係なく、帽子をかぶるとハゲを気にすることはありません(笑)。

 たまにハゲが発覚して、相手に気を使わせてしまう事もあるようですが、そんな時は自分の方から「てっぺん、ハゲているけど、気にしないでね」と声をかけるようにしています。

 まあ、ハゲって、周囲を引かせてしまうほど、インパクトあるし、カッコいいモノではありません。容姿の点では、デブと同じくらいのマイナスポイントがあると思います。ただ、デブと違って、ハゲていたからと言って、健康に支障が生じるわけでもないので、気にする必要はないのかもしれません。その代わり、デブならダイエットという手段がありますが、ハゲは基本的に老化現象なので、治る事はありません。

 とは言え、老化現象でなく、病気の副症状としてのハゲは、病気が治ると良くなるみたいだし、最近では薄毛治療薬と言うのもあるようなので、病気としてのハゲは、改善する可能性があるみたいです。

 でも、私の場合は、病気のハゲではなく、単純に、老化現象としてのハゲです。だって、爺さんだもん。爺さんがハゲているのは、とても自然な事でしょう。

 まあ、爺さんの頭部における老化現象とは、ハゲと白髪の2タイプあって、私、若い時は、なんとなく自分は白髪タイプでハゲる事はないだろうと思っていましたが、実際に爺さんになったら、髪が白くなる前にハゲました。いやあ、見事にハゲタイプの爺さんです(笑)。

 まあ、ハゲちゃったものは仕方ないです。私はそう思います。

 しかし、世の中にはそうは思わない人もいるわけですし、ハゲはデブと違って、カツラをかぶったり、植毛や増毛をして、ハゲを隠すことが可能です。私自身は、ハゲもデブも私の個性だと思っていますので、いまさらどうこうするつもりはありませんが、それでもカツラの人を見ると「一体、この頭にはいくらぐらい費用がかかっているのだろうか」と気になります。

 そこでググってみました。カツラって、実にピンきりですね。

 カツラには部分カツラと全カツラの2種類があるようです。私の場合は、頭頂部の薄毛ですから、部分カツラになるのですが、売り切りタイプのカツラで、2万円から20万円程度もするようです。専門店で、オーダーメイドすると、さらに高価になるようです(当然ですね)。ちなみに全カツラだと売り切りタイプでも20万円前後からが相場のようです。

 でも、売り切りタイプのカツラって、自分で簡単に着脱できるタイプのモノがほとんどなので、どうにもフィット感というのが、今ひとつのようです。つまり、カツラ着用がバレやすいわけです。ハゲ隠しにカツラをかぶっているのに、カツラをかぶっている事がバレバレだと、それはハゲ隠しどころか「ここが私のコンプレックスです」と宣伝しているようなもので、逆効果になります。

 そこで、カツラ専門店では、簡単にカツラ着用がバレないような製品開発をしているわけです。例えば、カツラを頭皮に接着したり、地毛に編みこんだりして、2~3週間は、着脱不可にするタイプのモノを販売しています。これだと、フィット感もバッチリなんですが、カツラと自分に対して、定期的なメンテが必要となり、このメンテ代がなかなか馬鹿にならないようです。

 さらにメンテに行けば、もっと良いカツラとか、最新型とか、モデルチェンジしたカツラとか、色々と営業をかけられてしまい、ついついカツラの買い替えなんてのを、しちゃったりするようです。ネットを見ると「20年で3000万円かかった」とか「1年で100万円も使った」とか「平均すると、毎月5万円ずつ使ってます」とか、カツラ関係で豪勢な話を見つけちゃいます。

 まあ、何にお金をかけるのかは、その人の経済状況と価値観で決まるので、他人の私が、とやかく言うべきものではありませんが、それにしても、カツラって費用がかかりますね。

 カツラとは別に、植毛とか増毛ってのもあります。植毛は、髪の毛(自毛であれ人工毛であれ)を手術によって植えていくものですから、医療機関で施術を受けることになりますが、ハゲに保険が効くはずもない(ハゲで死ぬ人はいない)ので、それなりの費用がかかります。何本植えるかなど、色々なケースがありますが、少なくとも100万円以上の費用は軽くかかるようです。増毛は、自毛に編みこんだり、シート状のモノを頭皮に貼り付けたり、メーカーによって様々です。定期的なメンテが必要なこともあり、費用的にはやや不透明な感じがしますが、やはりそれなりに高額な費用がかかり続けるようです。

 ああ、確かにハゲは隠せるコンプレックスだけれど、そのためには、高額な費用もナンノソノという覚悟が必要ですね。でも、ハゲのコンプレックスとお財布の痛みと、どちらがつらいかと考えて、ハゲの方がつらいと思ったから、カツラとか植毛とか増毛に手を出すわけなんですね。ああ、つらいですね、悲しいですね。でも、同情は禁物ですね。

 私は、たぶん、カツラは買わないと思います。ハゲのコンプレックスと財布の痛みなら、財布の方が痛くて痛くてしょうがないと思うタイプの人間だから(笑)。別にハゲでも死なないと思えば、全然平気でしょ。むしろ私の場合、ハゲよりも、デブの方を気にしないといけませんね。

 人はハゲでは死にませんが、人はデブで死にますから。

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コメント

  1. だりあ より:

    すとんさんのブログはいつもおもしろいオチがついていて、気持ちニッコリすることが多いけど、今日はつい声笑いしてしまいました。人は〇〇では死なないけど、××で死にます、ってところです。死んでは花も咲かない実も成らずです、冗談抜きでだいえっと、してくださいよ。最近ご報告がありませんが、ますます増しているのでは、と心配です。
    あと、かつらって、やっぱり不自然です。髪の毛のあるなしは、ご本人が気になさるほどまわりは気にしてないものですよ。

  2. すとん より:

    だりあさん

     実は昨年から、ダイエット報告がパスされる事が多いのですが、単純に生活が変わって、体重計に乗れない日々が続いているからです。まあ、乗るのが怖くて躊躇している部分は否定しませんが。その辺りの事情は、近いうちに記事にして懺悔します(涙)。

    >髪の毛のあるなしは、ご本人が気になさるほどまわりは気にしてないものですよ。

     そうなんですよ、コンプレックスとか劣等感とかって、自分が気にするほど、他者は気にしないものです。つまり、問題の本質は、自分自身の中にあるから、解決が難しいんだと思います。

     コンプレックスの克服って、だから難しいんだと思います。結局、いくら他人が励ましても、自分自身が納得しないと克服できないわけです。いくら高価でも、カツラをかぶることで自分が納得できるなら、安い買い物なのかもしれません。

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