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ドクター・フィッシュと私

 ちょっと前の話です。先日(と行っても年末ですが)、湯治を兼ねて、箱根に行きました…と書くと、かなりのんびりした旅を想像されると思いますし、私自身もそれを望んでいたのですが、子連れとなると、なかなかどうして、そういうわけには参りません。

 箱根に行きました。それもユネッサンです。小湧園(こわきえん)温泉という昔の名称の方がまだ通りがよいでしょうか? 「on泉、off呂」のユネッサンです。コーヒー風呂、赤ワイン風呂、酒風呂、緑茶風呂、鬼柚子風呂、炭風呂…のユネッサンです。ローマ風呂、死海風呂、エーゲ海風呂、ビール風呂のユネッサンです。ええと、とにかくバラエティに富んだ、日帰り温泉宿のユネッサンです。当たり前ですが、温泉(ここは源泉を数本持ってます)もあります。

 ここが音楽系ブログではなく、日記系ブログだったら、一週間ほど連載できるほどのネタの豊富な温泉です。(私は関係者ではないのですが)東京近郊の方は、ぜひどうぞ。

 ちょっと書いたとおり、ここはバラエティに富んだ、お風呂の遊園地ともいうべきスーパー温泉です。小学生はやはりここでしょう。我が家は、箱根ならいくつか常宿があるのですが、息子君はそんな大人好みの渋い宿より、楽しいお風呂が好きなので、今年は彼の希望を入れることにしました。私の腰が悪くて、今年はディズニー・ランドに連れていってやれないので、まあ、その穴埋めです。

 まあ、色々とお風呂がありました。あっちこっちで長風呂をし、座敷でゴロゴロし、サウナで溶けるなど、私は私なりに温泉を楽しみました。

 さて、やっと本題です。

 数あるお風呂の中に「ドクター・フィッシュ風呂」があります。HPがあったので、詳しくはこちらをご覧ください。解説と動画があります。かわいいでしょ。

 ドクター・フィッシュ、ちょっと見では、まるで『クチボソ』。こいつらがたくさんいるお風呂に、足を入れると、あっという間にたかられます。そして、足の皮膚(古くなった角質…ってアカのことですか?)を食べます。足の表面から、足の裏、指の間も、なんとも言えない感触で食べてくれます。

 一人4分ずつの体験コースだったのですが、すごかったです。何がすごいと言っても、たかってきた魚の数がすごかった! ざっと少なめに見積もって、片足に50匹、もちろん両足だから、100匹前後のドクター・フィッシュが私の足にやってきました。金魚ラブ、お魚ラブの私の気持ちがドクター・フィッシュたちにも通じたのでしょうか? とにかくお魚さんたちの人気がすごかった。

 ドクター・フィッシュは私にしか来なかったわけではありません。参加者全員にところにやってきてます。例えば息子君のところは片足に1~2匹ずつ程度…。妻も5~6匹程度。他のお客さんも、多くても10匹どまり。つまり、私は魚に大人気なオジサンでした。本当にホントに大人気でした。

 おかげさまで周囲の注目浴びる浴びる。さらに一度に100匹の魚にたかられてご覧なさい、その感触たるや、空前絶後、筆舌に尽くしがたいものです。腰が痛いのに、4分間笑いが止まりませんでした。魚がたかるので、身体は足をジタバタさせたいのに、それを意志の力でジッとさせていたので、終いには足もつるし…。

 それでも、とても楽しい体験でした。時間があったら、もう一回体験したかったです。
 え、それは魚に大人気だったのではなく、単に、足が汚かったからだって…。それは言いっこ無しです。一応、ドクター・フィッシュの前にも、長時間入浴していたし、妻も丁寧に洗ってくれたので、それはないと思うのだけれど…。

 で、その件なのですが…。注目と言えば、ドクター・フィッシュ風呂に入る前に(魚の健康と安全を守るため)念入りに足を洗うのですが、私は腰が痛くて曲げられなくて、自分で足が洗えません。だから、妻がひざまづいて私の足を洗ってくれたのですが、これにも周りの人々の反応が…。「あの人、女の人に、足、洗わせているよ~」って感じ? フェミニストらしき人から『殺してやるぞオーラ』が…。人、それぞれに事情というものがあり、当人たちは別にそれに関して、どうとも思ってないのだから、勘弁して欲しいなあ…と思いました。ちなみに妻は私の面倒を見ることは、全然平気で、なんとも思ってないのですよ。

コメント

  1. ムコ殿 より:

    ドクターフィッシュはテレビで見たことあります。面白そうですね。
    魚がたくさん寄り付く人と、それなりの人となにが違うのでしょうか?ナニカが違うのでしょう。
    私も温泉が好きで、たくさん浴槽があると全部試してみたくなるタイプ。
    でもそれでかえって疲れてしまったり。
    A型(血液型ではない)人間のサガでしょうか。

  2. すとん より:

    >ムコ殿さん
     魚がたくさん寄りつく人とつかない人の差は、ずばり「ラブ」だと思います。魚への愛情が多いほど魚に好かれるのだと思います。
     嘘つきました、ごめんなさい。
     単純に私の足が美味しかったのでしょうね。オジサンの足って、やはり女性や子どもと比べれば、角質たっぷりで、ボロボロだもの。その辺が魚に好かれたのでしょうね。

  3. Cecilia より:

    私も以前やりました~!
    記事にしたかったのですが・・・。
    足の裏だけのコースでしたが、くすぐったかったの何の!
    やっぱり角質が多かったのか結構多く来てくれたと思います。
    でも食べてほしい場所にはあまり来なかったような・・・。
    私の足はオジサンの足かも・・・。

  4. すとん より:

    >Ceciliaさん
     そうそう、魚たちは、こちらが食べて欲しい場所には来ずに、全然違うところを、これでもか、これでもか、と食べに来ます。
     ドクターと名乗るなら、まずは患者の訴えに耳を傾けてほしいなあと思いました(笑)。

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