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私って、もしかすると“希少種”?

 社交ダンスを始めて以来、社交ダンス系のブログにも興味がわいてきた私です。

 なので、ランキング経由であるとか、ググってみたりとか、はたまたネットサーフィン(って死語かな?)をしてみたりとか、とにかく、あちらこちらの社交ダンス関係のブログを見つけては、読み逃げさせていただくようになりました。

 まあ、まだまだ、そんなにたくさん読み逃げできたわけではない(笑)のですが、それでも、多少なりとも社交ダンス系ブログ界の特徴のようなものを感じた…ので、そういう感覚が新鮮なうちに、メモっておいてもいいかなって思って書いてみたのが、今回の記事です。

 まず、目立つのが、この世界のブログ事情も、声楽系やフルート系と似ていて、若手プロの方のブログがたくさんありますね。ランキングなどでは結構上位にいらっしゃったりします。お弟子さんや生徒さんが愛読されているんだろうし、ご自分のお教室の宣伝もバッチリです。ま、ブログも今や立派な営業活動の一つですから、ここに力を入れてくるのもよく分かります。

 で、その若手プロの方々の大半がレッスンプロである現状を見てみると、やはり日本では、社交ダンスと言うか、競技ダンスの選手として活躍するだけでは、生計をたてるのは難しいのだなあって思いました。そういう意味では、社交ダンスの選手って、音楽家よりも、社会的には厳しい立場なんだなあ…って事を感じます。

 閑話休題。プロの方のブログにも面白いブログが多々ありますが、如何せん、皆、教える立場の方々の書き物であって、私が読みたいものとはちょっと違うんですね。だいたい、私の場合、技術的な事なら、妻先生に聞けばいいわけだし、お教室の宣伝をされても、そこに通うわけでもないので、つまり、プロの方々のブログって、私の読みたいブログとは、ちょっと品揃えが違うわけです。

 私が読みたいブログは…やはり学んでいる立場の人のブログです。色々と苦労があったり、努力をしながら、それでも懸命に社交ダンスに励んでいる人のブログです。だって、そういうブログを読むと、私自身の励みになるじゃない? それも、私と立場などが近ければ近いほど共感できるわけで、そういうブログを探し歩いています。

 …でも、意外と見つからないんですよ。

 あっちこっちのブログを読み逃げして分かった事は、どうやら社交ダンスを学ぶ人には、大きく分けて二つのタイプの人がいるって事です。一つは20代を中心に、せいぜい30代ぐらいまでの方で、競技ダンスをメインにアグレッシブに活動している方(プロ含む)で、まさに体育会系の人たち。それともう一つが、60代以上のリタイヤ組を中心としたサークル活動をメインに熱心に活動している方々。だいたい、この二つのうちのどちらかのようです。

 私のような40~50代って、この世界では、どうにもエアポケットにいるような感じで、すっぽり抜け落ちているような印象なんです。ちょっと寂しいです。

 社交ダンスの学び方にも二つのグループのようなものがあって、ダンスサークルを中心に活動している人[グループレッスンですね]と、ダンス教室に通ってダンスを習っている人[プライベートレッスンとかカップルレッスンとかですね]がいらっしゃいます。私の場合、立場的にはプライベートレッスンなので、ダンス教室に通って学んでいる人に近いと思うのですが、そういう方でブログをやっていらっしゃる方って、やっぱり女性が多いんですね。社交ダンスでは、男性と女性では役割が違いますから、女性のブログも面白いのですが、やっぱり私的には、男性のブログを拝見して、苦労を分かち合いたいと言うか、先達のご苦労を知りたいと言うのがあります。

 その上、ブログ自体、ダンス初心者の方のブログが、なかなか無くて…、みな、ある程度踊れるようになった中級者以上の方のブログが多いんです。その上、どなたも、やたらと熱心なんですよ、熱いんです。

 そういう意味では、私は希有な存在なのかな?って思いました。

 だって、私の場合、ズブの素人ダンス初心者のオッサンが、それこそゼロから習い始めている事をリアルタイムで、ブログに書いているわけで「こりゃあ、オンリーワンだせ」「すごいのかも…」って自画自賛しております(笑)。

 さらに言うと、私はさほどダンスに熱心じゃない(笑)のに、ブログ書いているでしょ。これも希有ではないかしら?

 あ、誤解してもらっては困るのですが、私だって、真面目にダンスをやってますよ。でも『真面目だけれど、熱心ではない』というスタンス…分かるかな?

 社交ダンスは学んでいるけれど、級取りをするわけでもなければ、メダルを狙っているわけでもないし、サークルに入っているわけでもないし…。競技ダンス? それって美味しいの?って感じだし、だからと言って、パーティーに積極的に出かけるつもりはあるのかと言うと、それもないし『ダンスホールって、どこにあるんですか?』って人だし…。『せっかく習ったダンスをどこで披露するの?』と尋ねられると『ヒローって何?』と答えちゃうわけだし…。

 そう言えば、私、生で社交ダンスを見た事ないや(爆)。私が知っているのは、テレビの中でタレントさんや役者さんが踊っている姿だけ。プロダンサーが真面目に踊っているのを、テレビでもビデオでもロクに見た事ないです。ましてや、リアルなダンサーが目の前で踊っているのって、見たことありません。ああ、なんて、熱心ではない学習者なんだろ、私は…。

 だから、私がダンスを習う姿勢は、真面目だし、向上心だってあるけれど、習っている態度は熱心かと言われると、そうではないってのが分かると思います。ほら、何しろ、まだ現役世代で仕事に忙しいし、趣味に割ける時間にだって限りはあるし、その趣味の中にも優先順位ってのがあって、目下のところ、優先順位第一位は声楽で、第二位はフルートで、社交ダンスは三番手なんですね。ちなみに社交ダンスは最下位と言うわけではなく、第四位にはヴァイオリンが来ます(笑)。

 そういう人って、社交ダンス系ブログ界には、本当にいないですねよ。社交ダンスをやられている方は、本当に熱心。「社交ダンスは趣味の三番手です」なんて、人はいないでしょ? だから、私は、ある意味、孤高の存在かもしれない(笑)。

 なので(?)『40~50代男性、社交ダンス初心者、ダンスはボチボチ、ブログはまあまあやってます』って人のブログを見つける事ができません。いたら、友達になれるかもしれないのになあ。

 でも、私のようなスタンスで社交ダンスに取り組んでいらっしゃる男性の方って、表面に出てこないだけで、それなりにいらっしゃるんじゃないかな?

 ダンスに熱心になりたいけれど、仕事が忙しいとか、他の趣味が忙しいとか。まだ現役世代なので、時間がうまく作れないけど頑張っているとか…。若くないけれど、でも枯れるには早過ぎると思っている方とか…。

 心の中では「もう少し熱心に社交ダンスと向き合いたいけれど、今は状況が許さないんだよなあ…」って感じの人、たくさんいるでしょ。

 …ね。きっといると思うんだよね。だから、私の老犬ブログで社交ダンスを取り上げる事って、きっと意味があると思うんだ。でしょ?

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コメント

  1. モナビーナス より:

    ~祝~

    二冠達成おめでとうございます。

    ランキングが持つダークサイドって何ですか(笑)。またお茶を吹いてしましました。。
    そちらサイドに心が落ちることのないよう、ぜひ社交ダンスでも頑張ってください。

    一つ前の記事、『さあ、結婚しよう!』は、熱心に読んでしまいました(笑)。

  2. すとん より:

    モナビーナスさん

     お祝いの言葉、ありがと。

     声楽ランキングは以前、第1位になってますが、フルートのランキングで第1位は始めてだし、同時に二つのランキングで1位になるのも初めてなので、うれしいですよ、超~うれしいです。

     んー、ランキングの持つ“ダークサイド”と言うのは、そうね…『人としての平常心を失う』事かな? 色々な人のケースを見てきました。例えば、1位あるいはランキング上位に居続けるために『見苦しいほどの応援要請活動をした』とか『私生活を壊してもブログにのめり込んだ』とか『ライバルのブログの足を引っ張る工作活動をした』とかね。または第1位から落ちた途端に『何もかも嫌になってブログを投げ捨てた』とか『ブログ村に対する悪口雑言記事を書きまくる』とか『新しく1位になったブログに嫌がらせをする』とかね。そういう、端で見ていて、見苦しくて痛い行動をする事を“ダークサイドに落ちる”と言います。

     もちろん、ほとんどの人ブロガーは、オトナですから、ランキングのダークサイドに落ちる事はないのだけれど、それでも私が見ている限りでも、少なからぬ数の人がダークサイドに落ちて醜態をさらしています。

     そういう人って、欲深いんだろうし、執着心も強いんだと思います。で、ランキング・チャンプの地位を手放せないのでしょうね。 プライドが高すぎるのかもしれません。自我が弱いのかもしれません。打たれ弱いのかもしれません。…誰も、叩いたり打ったり蔑んだりはしないんだけれどね(笑)。

     ま、私は以前にも1位になってますし、そこからゴロゴロと落ちた経験もあります。ま、ある意味、第1位という地位は、返り咲きなので、大丈夫だろうと、自分は思ってますが…今回は、どうでしょうね(笑)。

    >またお茶を吹いてしましました。

     お茶でよかったです(笑)。私は昔、オレンジジュースをキーボードに吹いて、パソコンをショートさせてしまった事があります。いやあ、パソコンってショートすると、白い煙があがり、何とも言えないイヤ~な臭いがするんですよぉ~。

  3. かりん より:

    こんにちは、すとんさん
    以前コメントを頂いたかりんです

    久しぶりに色んな方のブログ読んでいて
    すとんさんのブログに気が付きました (゚ー゚)

    奥様に習っていると書いてましたが、奥様は先生だったのですね!
    すごい!!羨ましいですよ~

    私達もダンスに習い始めた頃は1週間に1度しかダンスシューズを履かなかったのですが
    (そんな生活を3年程していましたよ~)
    競技に興味を持ち始めて、変わりましたね・・・

    ダンスって、基本は楽しいものだし、楽しく踊るものと思うので
    すとんさんが楽しいと思う事が一番ですよ!!
    絶対すとんさんと同じような男性ダンサーは、いっぱい居てますよ~
    その人達の思いをブログに載せてあげて下さい!

    では、また遊びに来ますね~ヽ(´▽`)/

  4. すとん より:

    かりんさん、いらっしゃいませ。

     妻は、元競技選手で、元ダンス教師ですが、現在、選手は引退し、教師は廃業していますので、ただのオバチャンです(笑)。

    >すごい!!羨ましいですよ~

     ですか~? だって“先生のチェンジ”できないんですよぉ(笑)。おまけに、妻はパートナーでもあるわけだけれど、パートナーとの力量差は、絶対に埋まらない程に広くて深いし…。私などはむしろ、一緒にダンスを始めて、一緒に学んで、一緒に泣いて笑って喜んでいて、一緒に成長している、かりんさんの方がうらやましいですよ。私などは、たぶん生涯、師弟関係のままだろうし…。

    >競技に興味を持ち始めて、変わりましたね・・・

     競技か…「競技の世界に入ると、ダンスはメキメキ上達するけれど…色々と大変だから薦めないよ」って、妻に言われてますので、たぶん私は競技の世界には行かないと思うけれど、でも、上達したら、きっと腕試しをしてみたい…って思うようになるんだろうなあ…。まあ、その前に、上達しないと話にならないのだけれど(爆)。

    >では、また遊びに来ますね~ヽ(´▽`)/

     あ、よろしく、こっちも行きますよォ~。

  5. みい より:

    はじめまして。楽しく拝見いたしております。社交ダンス、30代、子持ち・・(?)というキーワードでグーグルからきました。当面競技を目指すわけでもなく、競技経験がベースにあるわけでもなく、30代で趣味でのダンスをしている方はいるのだろうか・・?と常々見渡していました。志向性が似た方を見つけられたような気がしまして、とても勝手ですが、嬉しかったです。よい時代(ネットがあるって素晴らしい)だなとも。仲間がいないからなのか、はたまた目標とするダンスレベルを設定できないせいなのか、最近はダンスへのモチベーションが下がってきていたのですが、元気を頂きました。ありがとうございます。音楽カテゴリーも興味深く拝読させて頂いております。駄文長文、大変失礼いたしました。

  6. すとん より:

    みいさん、いらっしゃいませ

    >社交ダンス、30代、子持ち・・(?)というキーワードでグーグルからきました。

     私、30代じゃないです(笑)。一応、アラフィフでございます。30代なら、言い張れば“ニーチャン”も可でしょうが、アラフィフとなりますと、どう見ても“ジーチャン”でして“ニー”と“ジー”では、音の響きは似てますが、その実態はかなり違ったりします(爆)。

     とは言え“競技”を念頭に置かずに、趣味のダンスを楽しんでいる方って…ネットではなかなかいませんねえ(嘆)。皆さん、熱心ですから。

     向上心は必要だと思いますが、まずは楽しく踊れたらいいんじゃないの?と私は思ってます。ダンスも音楽も『自分も楽しく、観客も楽しく』が私の理想です。楽しく踊っていって、楽しさだけじゃ物足りなくなったら、優劣を競う競技の世界に行ってもいいと思ってますが、最初から優劣を競う世界に行ってしまったら、ダンスがつらいものになるんじゃないかなって思ってます。なので、当面、競技の方には近寄らない事にしてます(笑)。

     お教室やサークルで踊って、たまにパーティーで踊って、プロやハイアマチュアの試合を見に行って…それだけでも、趣味としては、十分充実したダンス生活なんじゃないかなって思いますが…たぶん、それでは物足りないさを感じる方が多いのでしょうね。私はまだまだ現役世代で生業も頑張らないといけないし、音楽の趣味もあるし、ダンスは好きですが、このくらいが身の丈にあっているにじゃないかって思ってます。

     みいさんも、無理に背伸びせずに、自分の身の丈にあった“ダンスの楽しみ”を探してください。長い目で見た時には、それが一番なのではないかなって思います。

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