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マイクの功績

 マイクを使って歌うと、小さな声も大きく聞こえます。

 高い声や低い声の発声は難しいです。特に大きな声で発声するのは難しいです。でも、ささやくような小さな声でなら、高い声も低い声も、発声の難易度がグンと下がります。そしてマイクを使えば、小さな声で歌えるから、高い声も低い声も発声しやすくなります。

 また、小さな声なら、声のコントロールもしやすいので、音程も外しにくいです。

 歌声が使えずに話し声で歌う人(案外、たくさんいます)なんて、そもそも声が小さいから、マイクがあると歌いやすいでしょう。

 マイクのお陰で歌えるという(ポピュラー系の)歌手は、とてもたくさんいるでしょう。今や、ポピュラー系の音楽では、ヴォーカルはマイク使用が大前提って感じですらあります。もはや、マイクは楽器の一つって感じです。

 実際、こうやって冷静に考えて、利点を上げていくと、マイクの使用には利点ばかりが思いつきます。実際、マイクを使用して歌う際の欠点なんて「マイクが無いと歌えない」とか「電気が無いと使えない」とか「技術さんがいないと無理」とか、もはや音楽ではない部分(主にステージングに関する事柄)しか思いつきません。

 クラシック声楽は、古典音楽であって、その時代に電気がなかったため、マイクを使用しない前提になっているだけで、21世紀の現代においては、別にマイクを使用して歌っても、昔とは若干、演奏スタイルが変わるだけで、問題無いような気がします(今のところ)。

 そういう意味では、マイクを考えた人って、偉いなあって思うし、もっと、その恩恵を受けてもいいような気がします。

 まあ、マイクを通さない音って、マイクを通した音とは、明らかに違うので、そこにこだわりがあるうちは、クラシック声楽でマイクを使用するような状況にはならないのかもしれません。

 つまり、技術の進歩と、人々の意識の問題って事になるわけです。人間って実に保守的な生き物なんだって事ですね。特に伝統文化に関わる人間はガチガチなわけよ。

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