Non-Overed Singer(ノン・オーバード・シンガー)って言葉、ご存じですか? 私は寡聞にも知りませんでした。元々は、ジャズ方面の言葉だそうです(英語とフレンチのチャンポンだしね)。訳せば「歌いすぎない歌手」って感じでしょか?
これがどうやら流行っているらしいんですわ。
元々は、グラミーも取ったノラ・ジョーンズ(美形ジャズシンガーです、最近は映画界にも進出したみたいですね)の事を指していたようですが、亜流と言ってはなんですが、似たような雰囲気の歌手が多く出てきて、それらを総称して"Non-Overed Singer"と言うらしいのです。
実はこの手の亜流と言われる歌手、最近の私の好みなんですね。だいたいが美人だし、BGMとして流していても、全然邪魔にならない、実に存在感の希薄な歌なんです、あるいは、汗くさくない音楽? いかにもオシャレなヴォーカルなんですよ。
そうそう、ノラ・ジョーンズとは直接関係ありませんが、若い女性の間で、だいぶ前からボサ・ノヴァが流行っているらしいのですが、ボサもどこかけだるく、Non-Overedな歌い方ですね。
Non-Overedと言ってますが、要は訓練された"ささやき声"なんじゃないかな? そして、これらは声楽の対極にある歌…発声にしても、表現方法にしても…なのかなあ、と思います。
日頃、こってりした音楽(声楽)ばかり歌ったり聞いたりしてますので、たまにはこういうさっぱり系が欲しくなる私でした。もしかしたら、こういうさっぱり系の事を「癒しの音楽」とか言うのでしょうか? だとしたら、私、まんまと癒されています。
ジャズはアメリカ音楽。一方ボサ・ノヴァはブラジル音楽。では日本の音楽で癒されたい時は、何を聞けばいいのでしょうね。決してポピュラー方面も暗くないつもりですが、いいのが思い浮かびません。それとも日本には、癒しとか休養とかは不必要な国なんですか? 私はお休み、大好き人間ですけど。
そうそう、そろそろゴールデン・ウィークですね。みなさんはどのようにお過ごしでしょうか? 私のゴールデン・ウィークは結構忙しいですよ。お休み大好きなのに、フル回転だったりします。でも、仕事でフル回転ではなく、遊びでフル回転なんだから、文句は言えませんな。
コメント
最近こってり系をあんまり聴いていません。
こういうジャズみたいなさっぱり系の歌・・・というとうちの夫が時々鈴木重子を聴くのですが、聴く時は同じ曲ばかり聴かされ少々うんざり・・・。
私は日本歌曲で充分癒されていますが・・・。
連休は姉夫婦が来るので、一緒に食事したり、出かけたりはありますが、他には特にないです。
出費がかさむので贅沢もできないし・・・。
それなのに夫は11連休・・・。
そうなんだぁ、知らなかった…。
ボサ・ノヴァは昔、父のレコードをよく聴いていました。スタン・ゲッツの。
うちの父の趣味もよくわかんなくて、普段は演歌なのですが、娘2人ともピアノやらせてたのでクラシックはかなり聴いているようなんです。自分は弾けないが、音大生の娘(私だ)にダメ出しをする父親(爆!)
GWは私はカレンダー通りです。予定は突発的に決まると言うのがことなり家例年のお約束なのですよ。いちご狩りも突発的に決まったし。今年はいちごはやめときますが。夫が休日出勤になりませんように。
>Ceciliaさん
浅学なもので、鈴木重子さんの事は知りませんでしたので、サクッと試聴してきました。
そうそう、これこれ。こういうのが、さっぱり系の音楽ですね。しかしこのお姉さんも高学歴ですね…。全部ではありませんが、おおむね、さっぱり系の歌姫さんたちは高学歴の方が多いような…。賢い人はテンションが低いのかしら? それとも冷え性? まさかベジタリアン?
日本歌曲で癒されるとは、そこは盲点でした。たしかに芸術歌曲は癒しポイントがちょっと高いですよね。
11連休ですか…。そこまでは無くても、私も去年までは7~8連休でしたが、今年からはバッチリカレンダー通り、赤い日だけお休みです。つまり5/3~6の4連休だけですわ。
明日の29日は連休ではなく、週中のお休みってところでしょうね。でも、仕事(?)の予定です。
>ことなりままっちさん
スタン・ゲッツとはまたストライクですね。私の父もよく分からない趣味で、基本は演歌嫌いなので、色々と迷走していたみたいで、案外タンゴとかが好きだったのかな?ま、ラテン音楽一般が好きだったのかもしれないけど、さすがにボサ・ノヴァには手を出してませんでした(というか、彼の若い頃はまだポサはなかった?)。
私の例年のゴールデンウィークは、突発的に鎌倉散策とか江ノ島散歩をしてた(だって近所だもん)のですが、去年からはラ・フォル・ジュルネ参加に変わりました。なので、そっちに出費しますので、他の日は質素に生活することにしてます。
ステイシー・ケントとかも良いですよ〜。こういう系で一番好きなのはヴィクター・ラズロなんですが。日本だと・・・まあ日系ということで小野リサさん??ありきたりでしょうか?
>YOSHIEさん
うわあ、懐かしい記事ですね。コメント欄を見ても、まだ他人の発言を引用する時に、引用符を使ってませんね、私。ダメジャン。
この頃の私は、フルートこそ持ってましたが、まだ笛先生と出会う前で、ジャズとかボサノヴァについて、ちっとも知らなかった頃に書きました。もっとも、今書いても、たぶん同じようなことを書いちゃうのだと思いますが…。
最近ではボサノヴァと言うと、笛先生のCDでよく聞いてます。「As Larangeiras」というアルバムがグッと来るのですが、残念なことに、このCD、自主製作盤だから、一般では入手できないんですよね。残念。