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ヘルメットちゃん

 先日、我が家に職人さんがやってきて、あれこれ作業をしてもらいました。その職人さんは家の中で作業をしていたので、居間にいる金魚たちを見つけたのです。どうも、生き物好きな方だったようで、ウチの金魚たちに興味津々でした。ウチの子たちを可愛い可愛いと褒めてくれました。

 で、曰く「普通の金魚はいないですね」 ううむ“普通の金魚”って、いわゆる金魚すくい等にたくさんいる“素赤和金”の事かな? 確かにああいう子は、我が家にはいないんだよね。

 金魚って、主に体型から、長物と丸物という2種類の金魚がいて、これらはあまりに気性等が違うので、混在させて飼ってはいけないっていうのが、飼育のルールなんだよね。

 長物というのは、カラダが細長くて、尾は鯖尾の、鯉や鮒みたいな体型の子で、それこそ“素赤和金”に代表される子たちです。いわゆる“金魚すくいの金魚”…ですね。お店では、1匹15~60円くらいで売られています。観賞魚ではなく、金魚すくい以外には、肉食魚たちの生き餌として販売されています(生きたエサしか食べない子たちがいるので、そのために販売されています)。

 無論、長物でも観賞魚はいます。朱文金とかコメットとか。たまにウチの水槽に迎える事がありますが、やはり他の子達と相性は良くないです。

 そんな事もあって、ウチの水槽は、琉金やオランダ獅子頭と言った丸物の金魚を中心に迎えているのです。だって、丸物の方が可愛いでしょ? なので、普通の金魚は確かに我が家にはいない…のです。

 「あ、このヘルメットの金魚、可愛いですね」とご指名を受けたのは…シノでした。

 シノは丹頂で、白い魚体に真っ赤な肉瘤という金魚なのですが、シノの肉瘤は特大で、私は“赤いカリフラワー”と思っていましたが、職人さんは“ヘルメット”を連想されたようです。ヘルメット…確かに、そう見えなくもないです。

 この日以来、我が家でもシノは、たまに「ヘルメットちゃん」と呼ばれるようになりました。略して「ヘルちゃん」と言ったら、妻から「それじゃあ地獄の使者みたいだからダメ」と言われて、略して呼ぶのはご法度となりました。ううむ、略称だったら言いやすいので定着したかもしれませんが「ヘルメットちゃん」だと、ちょっと長いんだよね。それなら本名の「シノ」の方が呼びやすいです。

 確かに、今の我が家の水槽で、一番目を引くのは…ヘルメットちゃんことシノであるのは、間違いないです。何しろ、今やビジョ並に大きいし、肉瘤は特大だし、魚体は傷一つなく、尾ビレは長くて立派だし…ね。ちなみに、気も強くて、今や水槽のボスのような態度も取ってます。古参のビジョやラクが押されているくらいだしね。

 そのうち、シノの時代がやってくるかもしれません。

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