昼食をとった後は、さっそく、併設されているお土産コーナーを冷やかしました。夜食として、私はイワナのなれ寿司を買いました。美味しかったですよ。たぶん、イワナの寿司を食べたのは、人生初かもしれません。
外の屋台では、みそポテトを食べました。これはじゃがいもを串に挿して揚げたものに、甘味噌をかけてあります。これ、実に美味しいです。じゃがいもを揚げて食べるという事自体、まあ無いし、それに甘味噌をかけるのですが、甘味噌なんて、湘南じゃ食べないし、見かけないものね。湘南じゃあ、カツにかけるのは、味噌じゃなくてソースだし、イモ料理なら塩ふって食べるわけだし、色々と人生初です。それにしてもみそポテトは美味しいよ。
隣の大型スーパーでちょっと買い物をしました。店の入り口に特設会場ってのが設置されていて、そこで芸能人の方が歌っていましたが、それがまあ(ごめん)素人以下の歌唱力で…、最初は私、素人のカラオケ大会をやっているのかと思いましたが、どうやらそうではなかったようです。たぶん…ローカルタレントさん? それにしてもユルイなあ。いくら若くてかわいい女の子だからと言って、あの歌唱力で舞台に立っちゃうなんて、実に勇気あるというか、主催者や事務所もよく立たせちゃうというか…もう少し、レッスンをこなしてから舞台に出ないと…昨今のアイドルは、かわいいだけじゃダメだからね。少なくとも、素人である私以下の歌唱力の人が、プロとして舞台に立っちゃあマズイでしょ。
それはともかく、そこから徒歩で羊山公園を目指しました。目的は、芝桜です。
本来なら、秩父駅に戻って、そこからバスに乗って行くべきでしょうが、なんかそれも面倒くさかったので、ひとまず歩いてみましたが…やっぱり、結構距離がありました。それと、道が全然平坦じゃなくて…。私はよく地元では徒歩移動をしますが、湘南地方は基本的に真っ平らで、坂というものがほとんど無いわけですが、秩父は山の中で、むしろ平坦な道の方が珍しくて、たいていの道はアップダウンがありました。で、道の駅から羊山公園までは、ぐんぐん登っていくわけで、とても良い運動になりました。
たぶん、一時間ぐらい歩いて、羊山公園の芝桜のエリアに入りました。羊山公園は入園料のかからない公園だし、芝桜のエリアもオフシーズンは無料らしいのですが、今の時期だけは入園料がかかります(とは言え、一人300円だけどね)。
羊山公園の芝桜は…実に見事でした。家の妻が言うには「まるでイルミネーションみたい…」だそうです。まあ、気持ちはよく分かります。
あたり一面、ピンクの絨毯を敷き詰めたようで、それはそれは見事なものでした。ほんと、呆気にとられるとは、正にこんな感じ。これ、すごいよ。
とは言え、5分も見れば十分といえば十分。まあ、出落ちモノだよね。
なので、5分ほど芝桜を見たら、入り口で日光サル軍団の方が猿まわしをやっていたので、それを堪能しました。おサルさん、賢いよ。
帰りは、地元の屋台が大量に出ていたので、そこで野鹿のケバブを食べました。野鹿の肉を食べたのも始めてだけれど、ちょっと癖のある牛肉っぽい感じがしました。
羊山公園から(ショートカットをして)急坂を降りて、西武秩父駅に行きました。で、西武秩父駅から秩父駅までバスで移動しました。西武秩父駅と(秩父鉄道の)秩父駅は、駅名こそ一緒ですが、場所は全然違います。この2つの駅は連絡していないどころか、全然違う場所にあるのです。
西武秩父駅に一番近い秩父鉄道の駅は、実は秩父駅ではなく、御花畑駅です。その御花畑駅ですら、徒歩10分程度は離れています。で、その御花畑駅と秩父駅は、一駅ほど離れているわけで、羊山公園で散々歩いた我々は、さすがに羊山公園から秩父駅まで徒歩で戻る元気もなく、公園から一番近い鉄道の駅である西武秩父駅に向かったわけです。
西武秩父駅は、人でごった返していました。周囲のお土産屋さんも人人人で、とても立ち寄る気分になりませんでした。駅のアナウンスは、特急レッドアロー号のチケットが売り切れだと何度も行ってました。とにかく人混みだらけの西部秩父駅で、秩父地方の観光の入り口は、やはりこちらの駅なんだろうなあって思いました。
でも、我々は秩父駅を目指します。バスに乗って、秩父駅に戻って、当初予定では、余裕があれば秩父神社とかまつり会館とかを尋ねるつもりでしたが、なんか疲れちゃったので、それらはパスして、駅に預けた荷物を受け取って、そこから本日のお宿に向かう事にしたわけです。
そこから先は、また明日。
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