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社交ダンス、始めます

 趣味三昧な私ですが“ヴァイオリン -> 合唱”と移り変わった『あまり時間を掛けなくても良さそうな第三の趣味』枠(笑)で、新たに“社交ダンス”を始める事にしました。えへへ、それに伴って、ブログタイトルも『老いた犬に芸は仕込めない? ~声楽・フルート・社交ダンス・ヴァイオリン日記~』と変更する事にしました。

 「え? 社交ダンス? 音楽ブログなのに、ダンスも載せちゃうの?」 はい、載せます。ってか、ここは音楽ブログですが、同時に習い事ブログでもあるので、いいんです。それにダンスは音楽の隣接領域だし(笑)。

 ダンスをやって、リズム感を磨きましょう。

 実は私『ウリナリ芸能人社交ダンス部』が流行っていた頃、社交ダンスをちょびっとだけ、やってました。えへへ、こう見えてもミーハーなんです。もう、15年ほど前の話ですね。当時通っていたお教室はチケット制のお教室で、妻と二人で通っていました。だって、見知らぬ人と踊るなんて…そんな恥ずかしい事はできないわ(笑)。もちろん、パートナー、持ち込みのことよっ! で、最初に買ったチケットを使い切るまでは熱心に通いましたが、チケットを使い切ったら…なんとなく足が遠ざかり、今日に至っております。

 なので、再開するにあたり、昔お世話になったT先生のお教室で始めるのが筋かな…と思い、お教室のそばまで行ったら、すでにお教室がなく、そこは美容室になっておりました。あちゃーですね。そういう事ってあるんですね。

 というわけで、社交ダンスを再開するにあたり、まずは先生探しからスタートとなりました。ああ、ついてない。

 そうそう、社交ダンスって何? って人は、ウィキの当該ページ(こちら)を読んでください。それなりにまとまっています。しかし、社交ダンスって「ソシアル・ダンス」だとばかり思ってましたが、これって誤訳から生じた日本語なんだねえ。本当は「Ballroom Dance」っていうんだね。そう言えば、ポール・マッカートニーの「タッグ・オブ・ウォー」というアルバムに「Ballroom Dance」という曲があるけれど、あれはこれの事だったのね(改めて確認。そして感心)。

 さて、ダンスの先生探しなんですが…わが湘南地方では社交ダンスは結構盛んで、地元には掃いて捨てるほどたくさんの先生方がいらっしゃいます。それに湘南って、意外と社交ダンスの人口も多くて、色々な催し物が頻繁に行われていたりします。ただ、合唱と同じで、老人の楽しみとなっている事は否定できませんが…。

 普段から社交ダンスのお教室の看板をたくさん見ていますから、あそこにしようか、ここにしようかと悩みました。歌やフルートを習っているカルチャーセンターにも当然ですが、社交ダンスの講座がありますが、ちょうど私が声楽のレッスンを受けている裏番組だったりします。カルチャーセンターだと比較的安価でいいのですが、個人で主宰しているお教室となると、やっぱり気になるのは、その費用。お教室の入会金や月々のレッスン代がかかりますが、社交ダンスって、それだけでは済まないんですよ。実は結構、お金がかかる趣味なんですね。15年前に足が遠のいた遠因の一つがそれだし、なかなか再開に踏み切れなかったのも、そこなんです。社交ダンスと比べれば、音楽の趣味なんて、かわいいものです。

 社交ダンスを安価に始めたければ…サークルに参加するという手があります。歌を始めたければ合唱団に参加する、フルート始めたければ吹奏楽団に参加する、と言うのと同じノリですね。ただ、合唱団や吹奏楽団と違って、社交ダンスのサークルって、平日の昼間にやっているところが多いんですね。これは参加者の大半がご年配の女性なので、彼女たちが参加しやすい時間帯って事になると、どうしてもそうなる訳です。ま、男性の方も、現役引退した方々が中心だから、問題ないわけで、でもそこに、まだ現役バリバリの私は参加できないわけで…。なので、ううむと、お財布と相談していたわけです。

 「じゃあ、仕方ないから、私から習う? 安いよ」と妻が言いだしました。

 そうなんです、妻は廃業してますが、元ダンス教師なんですよ。それもプロの競技ダンスの選手たちをバリバリ教えていた人です、もちろん自分も…だったしね(彼女の経歴に関しては「ネットに書かないでね」と言われているので、ここらで止めておきます)。

 そりゃあ、彼女が凄腕だという事を認めるのはやぶさかではないけれど、習い事を身内の人間から習うと、甘えが生じるし、いつのまにかグダグダになりやすいし…だから15年前も、わざわざ別の先生のお教室に行って習っていたわけだし。

 「でも私から習うと、レッスン代はいらないし、場所は近くの公共施設の広い部屋を借りればカラオケ代より安いし、パーティーもデモもないから、余計なお金かからないし、それになにより、二人で踊れば、運動不足が少しは解消できるだろうし…」

 まあ、基礎の基礎は妻から習う事にして、ある程度踊れるようになったら、サークルのダンスイベントに参加したり、ダンスホールに出かけて行って、武者修行をすればいいか…って事にしました。やはり、妻とばかり踊っていたら、妻としか踊れなくなりそうで、そこが怖いんですよ。だって、彼女は上手だし、一緒に踊っていて楽だしね。でも、他の女性とも踊る経験を積んでいかないと、私自身が上手になれません。

 色々な人との経験が必要とは言え、ダンスも音楽同様、まずは個人がしっかりと出来ないと話になりません。特に男性は“リーダー”と呼ばれ、パートナーである女性をしっかりとリードしながら踊れないといけないので、ある程度の実力がつくまでは、個人レッスンでガッツリ基礎を固める必要があるでしょう。

 と言うわけで、社交ダンスを、妻先生から習う事にしました。先生、よろしくお願いします。

 さて、話は後回しになりましたが、今回、なぜ私が社交ダンスを再開しようと思ったのか、それを書いておきます。

 実は単純な話なんですが「女性にもてたいから」です。あー、エロジジイまっしぐらだなあ…(笑)。でも、ダンスが踊れると、すっごく女性にモテるんですよ、これは事実。

 だって、ダンスの世界って、圧倒的に女性が供給過剰な世界なんです。それなのに、社交ダンスって男女ペアで踊るものでしょ。つまり、常に“男性不足”なんです。これって“清潔感あふれるエロジジイ”あるいは“ダンディなスケベ”を目指す私にとっては、まさに好漁場、それも入れ食いの漁場じゃないですか。

 それに社交ダンスだと、単にモテるだけじゃないんですよ。不特定多数の女性と“手が握れる”んですよ~、わー、きゃー、恥ずかしい~。でも、そうなんです、いい年したジジイが、数多くの女性の手を握り放題なんですよ。あー、生きててよかった~、まさにそんな感じ。いいでしょ、憧れるでしょ。それが私の望みなんです。

 ああ、変態だなあ。

 なんてのは、ウケ狙いの冗談でして(笑)、本当は単純に年を取ってもできるスポーツを一つ身に付けたいからです。

 私が得意とするのは格闘技、その中でも、とりわけ柔道が得意(これでも有段者です)なんですが、さすがにこの年になって、若者たちに混じって柔道をするわけにはいかないじゃないですか。かと言って、サッカーやテニス、水泳などのスポーツは、私には運動量が多すぎるし、ほどほどに動けて、楽しいスポーツは何かって言うと、やっぱりダンスでしょ。それも老年男性でもできるダンスと言うと…社交ダンスしかないわけで、そういう意味で、社交ダンスの再開を決意しました。これがマジな社交ダンスの再開の理由です。

 あと、もう一つの理由は…妻に申し訳ないなあと思ったからです。妻は現役引退したとは言え、根っからのダンサーだし、社交ダンスを踊りたいと思っているはずですが、伴侶の私が踊らない人間では、なかなかダンスに行きづらいですよね。実際、私が出かけていて留守をしている時でもなければ、妻はダンスパーティに行きません。クチには出さないけれど、やはり遠慮しているのだと思います。私がダンスをかじっていれば、少なくとも、一緒にパーティーなどにも行けるし、もっと踊るチャンスが生まれるはずです。そのためにも、私は多少は踊れないといけないでしょう…ね。

 社交ダンスなら、かなり年をとっても楽しめるし、ウチの地域は、地味にダンス会とかバーティーとかがあるので、そういうところで遊べるのもいいですね。将来的にはダンスサークルに入ってもいいし。人生の楽しみが増えるじゃないです。

 とにかく、ボチボチとダンスを始めます。身内の甘えが出ない限りは続けていきたいと思います。

 と言うわけで、具体的なレッスンの話は、またいずれ書きます。

コメント

  1. グレッチェン より:

    では フィガロでの レパートリーも増える、将来、すとん様のリサイタルも 奥様と踊りながら登場して かっこ好く二重唱決めたり って 楽しみもあるワケですね[E:lovely][E:heart04]

  2. すとん より:

    グレッチェンさん

    >将来、すとん様のリサイタルも 奥様と踊りながら登場して かっこ好く二重唱決めたり

     そう思うでしょ。私もそう思いたいのですが、オペラとかで踊るダンスはヴィエニーズワルツというダンスが大半なんですが、このダンス、かなりの上級者向けのダンスで、私のような年寄りから始めると、残念な事に、そこまでたどり着かないらしいのですよ、どうも…。レハールの『メリー・ウィドウ・ワルツ』なんて素敵で手ごろな二重唱曲があるんですよ。曲の中間部はもちろん男女で踊るのですが、これもまたヴィエニーズワルツなんですね(汗)。15年前に始めた時に辞めなければ、そこまでたどり着いたかもしれないのですが、時は逆上れませんから、今となっては達観していくしかないかなって思ってます。

     後悔先に立たずですよ。

  3. プリロゼ より:

    ヴィエニーズはフツーのワルツと違ってテンポ速いしリズムもちょっと違うから、
    大変だと思うけれど、ぜひチャレンジなさって~。
    奥様とペア組めば無敵になるんぢゃないかしらぁ?
    やっぱり他人と踊るときは身構えちゃうし。
    でも、イイ趣味ですわ~。それに、いい先生がお隣にいるわけで。うらやましいわ。
    ワタクシ、個人的にはラテンの方が好きなんだけれどね(笑)

  4. YOSHIE より:

    こんにちわ。

    なるほど〜!奥様、そうなんですね元プロダンス教師さんなんですね。

    かなり以前にUPがあった画像で奥様がネットで購入されたという青いドレス…「へぇ〜!!」って感じだったんです。
    私には全然ないセンスだったので…今思えばプロの目でのチョイスだったんですね(多分御本人は無意識ですね)

    すご~~く素敵でした。うんうん、納得。

    社交ダンス励んで下さいね!

  5. すとん より:

    プリロゼさん

    >奥様とペア組めば無敵になるんぢゃないかしらぁ?

     競技ダンスならね(笑)。でもね、それは出来ないのよ。競技ダンスの世界では、男性中心で試合のクラスが決まるし、男性は自分と同等か格下の女性でないとペアを組めないそうです(だいぶ前に聞いたので、違ってたらゴメン)。なので、自分より格上の女性(それも月とスッポンほど違う…)とはペアが組めないし、後、プロアマ混合戦ってダンスにはないみたいだし…。なので、私が競技ダンスの世界に足を踏み入れるなら、パートナーを別に見つけないといけないので、妻とのペアは無いんです。

     あくまで、妻とはレッスンの一環、あるいは遊びとして踊る程度なんです。

     それにダンスパーティーとかに行って、固定パートナー(妻)とばかり踊っているのは、マナー違反だそうで、色々なご婦人に声をかけて踊っていただくものなんだそうですよ。

    >個人的にはラテンの方が好きなんだけれどね

     ラテンダンスもいいですね。私もラテンは好きですよ。ただ、ラテンだと男女の身体接触がないのが…ブツブツブツブツ。あ、タンゴを踊ればいいのか!(笑)

     妻はなんでも踊れるので「アレ、踊りたい」と言えば、なんでも教えてくれるのが良いところです。

  6. すとん より:

    YOSHIEさん

    >今思えばプロの目でのチョイスだったんですね

     まあ、確かに、ドレスは彼女の仕事着だったわけで、そのあたりの感覚は普通の人とは違う(目は肥えているね)のかもしれませんが、でもたぶん、あれはお財布との妥協だったんだと思いますよ。だって、めっちゃくっちゃ安かったんだもん(笑)。ちなみに、私のタキシードもイージーオーダーなのに破格に安いんです。なんか、そういう、お手ごろの店をたくさん知っているんですよね。蛇の道は蛇ってところでしょうか。

    >社交ダンス励んで下さいね!

     は~い、頑張ります。

  7. キングz より:

    私もモテたいなぁ・・・・。
    ダンスやろうかなぁ・・・・。

  8. すとん より:

    キング先生

     モテないテノール歌手なんていないでしょ。ああ「モテたいなぁ…」なんて言っていると、そのそばで何人ものファンの女性たちが泣いている事か…。ああ、罪作りじゃないですか。

     でも、ダンスはいいかもですよ。

  9. モナビーナス より:

    “清潔感あふれるエロジジイ”、、っ 大爆笑!

    お茶噴出しちゃいました! PC画面に虹が、、。

    もう一つの理由、とても素敵です。

  10. すとん より:

    モナビーナスさん

     はい“汚らしいエロジジイ”はいけません(爆)。エロはさわやかでないと(笑)。

     PCの画面大丈夫でしたか? お茶でよかったです。私は昔、オレンジジュースを吹き出してしまったら、それがキーボートのスキマから基板に入り込んで、パソコンをショートさせてしまった事があります。パソコンから白雲が盛り上がる様子は、今でも目に焼きついています。

     オレンジジュースの一滴で、パソコンがお釈迦です。当時はパソコン1台が乗用車一台ぐらいの値段でしたから、シャレになりませんでした。

  11. sora より:

    フルートの話拝見させていただいてます。

  12. すとん より:

    soraさん

     フルートでも、声楽でも、ダンスでも、どうぞどうぞ。一生懸命書いています。楽しんでいただけると、本望です。

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