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なぜ人は寒い地方に住むのか?

 不謹慎であることを承知の上で、そんな疑問が私に思い浮かびます。

 だって、寒いって、ツライでしょ!? 雪って、大変じゃないですか?

 私自身、適度な寒さは、むしろ好きで、暑いよりも寒い方が好ましいと思う人なんですが、そんな私の好みとは別に、カラダは暑さには我慢できても、寒さには耐えられず、寒い日々が続くと、必ずと言っていいほど、体調を崩します。熱を出します。だるくなります。眠くなります。風邪をひきます。

 いくら部屋に暖房を入れたとしても、戸外はどうやったって寒いわけです。寒い外と温かい室内の往復をしているうちにカラダが参ってしまいます。いや、往復しなくても、長時間戸外にいれば、カラダの芯から冷えてしまいます。冷えて体調を崩すわけです。

 なので、私の場合、冬なんて、健康な日々よりも、体調不良な日々の方が多いくらいです。

 そんな、私から見て「なぜ人は寒い地方に住むのだろうか? ツラくないだろうか? カラダ壊さないのだろうか? 命の危険は感じないのだろうか?」と真剣に思うわけです。

 だって、私は絶対に寒い地方では暮らせないからです。

 でも現実には、寒い地方にも多くの人々が暮らしているわけです。寒さや積雪をものともせずに暮らしているのです。私には到底成し遂げられない事を、日々の暮らしの中で、自然体で行っているわけです。

 マジ、尊敬っす。

 おそらく、私が仮に、寒い地方に(春~夏頃)移住したとして、春夏秋は快適に暮らしたとしても、冬がやってきて、戸外の気温が下がり、雪が降って、雪に閉じ込められるような生活になったら、たぶん死にます。死なないまでも、寝込みます。おそらく、救急車で運ばれるような騒ぎになり兼ねません。だって、寒いんだもん。

 「すとんさんはスキーに行った事はないの? スキーに行って、元気に楽しめたなら、北国だって平気だよ」

 スキーには何度か行った事はあります。楽しみました。スキー旅行は短期間だし、私にとっては、一大イベントですから、旅行中は、アドレナリン出っぱなし状態になるわけですから、これは参考になりません。

 スキー宿の親父さんが「北国じゃ、いくら寒くても風邪ひかないんだよ、何しろ寒すぎて、風邪のウィルスも死んじゃうから」なんてボケをかましてくれましたが、その言葉が例え本当だったとしても、私、風邪のウィルス以前に、寒さで死んじゃいますから。

 「確かに、外は寒いけれど、室内はホッカホッカだよ」

 私は“引きこもり”じゃありません。いくら室内が暖かくても、外が寒ければ、それでやられてしまいます。防寒着? 宇宙服レベルの防寒着を着ていれば、おそらく問題ないでしょうが、スキーウェアに毛の生えたような防寒着なら関係ありません。冷たい外気を吸い込んで、呼吸器から冷えていきますからね。なまじ、温かい服装だと、ちょっと動いて汗をかき(私はよく汗をかきます)、それが冷えると…めっちゃめっちゃ冷たいじゃないですか! それで体温を奪われてしまいます。

 たぶん、私はクマで例えるなら、ツキノワグマであって、ヒグマじゃないんだと思います。果物に例えるなら、ミカンであって、リンゴじゃないんだと思います。魚介に例えるなら、ハマグリであって、ホタテじゃないんだと思います。つまり、そういう事。

 なので、私には、人が寒い地方に住む理由が、全く分かりません。

 一応、知的には「故郷である」「先祖伝来の土地がある」「地縁がある」「仕事がある」「家族や親戚が住んでいる」などの理由で、寒い地方に住んでいるだろうと理解するものの、でも寒さの前には、そんな事、関係ないじゃんって思う私がいます。

 だから私は寒い地方に住んでいないんだろうし、寒い地方の人は、私のような弱音は吐かないから、そのまま寒い地方に住み続けられるのだろうと思います。

 でもほんと、寒い地方になぜ人は住み続けているんだろう。私には分かりません(おそらく、寒い地方に暮らす人々は、私に分かってもらおうなんて思いもしないでしょうが…)。

 ああ、常春の国、マリネラに移住したい…。

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