私はデブです。自分でもよく「デブデブ」と言ってます。自分で自分の事をデブと言う分には無問題です。でも、他人から「デブ!」と言われると、ちょっぴり傷つきます。言い方次第では、心をざっくりとエグられますし、時には「死んでやるー!」とか「ブログなんて辞めてやるー!」とか思うこともあります。
私はハゲです。とは言え、ファイナル・ハゲではなく、髪の毛が薄くて地肌がよく見える程度のハゲですから、世間的には薄毛と呼ばれるタイプの人かもしれません。まあ、ハゲとしては、ステージ1なんだと思います。
薄毛であっても、ハゲはハゲですから、自分の事を「ハゲ」と言いますし、自分で自分の事を「ハゲ」と言っている分には無問題です。でも、他人から「ハゲ!」と言われると、ちょっぴり傷つきます。「お前に言われたくないよ…」と思うこともあるし「帽子取ってみろよ…」と言いたくなる事もあります。まあでも、デブと言われるほどには傷つきません。と言うのは、デブはステージ3ですが、ハゲはステージ1なので、傷つき具合が違うんですね。
ちなみに、デブとかハゲとかの、ステージの違いについては、私の感覚のみで書いております(笑)ので、そこは突っ込まないように、よろしくお願いします。
同じように「足が臭い(ステージ1)」とか「オヤジ臭プンプン(…ステージ2かな?)」とか言われると、やっぱり、ちょっぴり傷つきます。
でも私は「チビ!」と言われても、全く傷つきません。自分の事をよくバカだバカだと言うくせに、他人から「バカ!」と言われても全然平気。「卑怯者!」とののしられても動じません。だって、心当たりないもの。あるいは、自覚していないもの。
要は、人間って奴は、自分が「やましい」とか「マズイなあ」とか「これはちょっと」と思って自覚している事を、他人から言われると、攻撃されたかのように誤解してしまい、勝手に「負けた…」と思って、傷ついてしまう…というような心の動かし方をしてしまうようです。
だから、本当の事(それも弱点)を他人から指摘されると、傷ついてしまうわけです。
要は何が言いたいのかと言うと、他人に向かって、本当のことをありのままにヅケヅケと言うのは、一見、正直者のように思えますが、言われた側からすると、単なる悪魔的な所業でしかなくて、それも無自覚な悪魔なわけです。自覚的な悪魔よりも、無自覚な悪魔の方が、悪意がない分、タチが悪いのです。さらに性悪なのは、無自覚なフリをした自覚的な悪魔って奴でしょうね。ほんと、たちが悪いっす。
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コメント
こんばんは。
> 本当の事(それも弱点)を他人から指摘されると、傷ついてしまうわけです。
アマオケのフルートパートの中だけの話題ですが、音程・リズム・音の連繋など元師匠より厳しいくらい、お互いに刺激しあっています。(フルートパートの相方も師匠は同一人物)
いい年こいてここまで指摘していただける方がいらっしゃる(指揮者も含めて)というのはこちらにとってもいいボケ防止です。
元師匠には「何を言ってもこの人はフルートを止めることはない」とまで言われていたようです。こちらの性格によるかもしれません。元師匠の指摘は今でも宝物です。
失礼しました。
tetsuさん
それは本当に2人が互いを信頼しあっているからですよ。信頼感があるから、何でも言えるのです。そういうのは、親友に限らず、夫婦とか親子なんてのも、そうでしょ。つまり、こちら側とあちら側で分けるなら、こちら側の人間だからです。あちら側の人間に本当の事を言ったら、シャレになりません。
要は、そこんとこの距離感に応じた人付き合いが大切で、オトナになってしまうと、なかなかこちら側の人間を得るのは難しいなあ…と思っています。