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2026秋 佐渡ヶ島へ行ったよ その6 安酒は…あんまり好きじゃない

 お風呂の後は食事です。本日のメニューは以下の通りです。

 イカの塩辛
 イカソーメン
 刺し身(ハマチ、マグロの赤身、のどぐろ、甘エビ)
 サンマの塩釜焼き
 カキの陶板焼き
 煮物(里芋、かぼちゃ)
 トラウトのカルパッチョ(紅ズワイガニの塩茹での代わり)
 野菜の天ぷら
 タマゴ豆腐
 ご飯
 しめじの味噌汁(佐渡沖カニ汁の代わり)
 香の物
 柿のシャーベット

 昨日の夕食が“甘エビ尽くし”なら、この日の夕食は“カニ尽くし”でした。まあ、カニアレルギーの私は、別メニューにしてもらいましたが(だって、カニを食べたら死んじゃうもん)大満足です。

 イカの塩辛が実に絶品でした。のどぐろの刺し身も美味しかったです。サンマはよく食べますが、塩釜焼きで食べるのは初めてです。カニは食べられないので、代わりに出してもらったトラウト(つまり鮭)のカルパッチョは美味しかったです。でも、一番のビックリは、柿のシャーベットかな? そんなもの、今まで一度も食べたことがありません。その珍味と美味しさにビックリです。

 食後は部屋に戻って、一息入れます。で、一息ついたら晩酌です。

 この日は、昼間の見学で訪ねた蔵元でお土産にもらった小瓶の日本酒(この蔵元を代表するブランド酒)です。1人1本ずつ、旅行会社のロゴまで入ったお酒をもらっちゃいました、太っ腹だね。なんか申し訳ないです。土産に数本のお酒を購入しておいて良かったです。

 で、さっそくいただいたお酒を飲んでみたら…安酒の風味でした。いただいておきながら、なんともな言い草だけれど、まあ、タダで手土産に配っていた酒だからね。高価な酒のはずはないのは当然です。で、そんなに美味しくはないのよ。昨日飲んだ、北雪の純米酒の方が断然美味しかったです(涙)。

 まあ、売り物とは違う…ってことでしょうね。

 日本酒って、有名なブランドや蔵元のお酒でも、美味しいお酒と、そんなに美味しくないお酒があります。同じ様に作っても、美味しくないお酒ができてしまうのは、仕方ないのでしょう。だから、美味しいお酒は高価な値段で、美味しくないお酒はお手頃価格で売るのも理解できます。でも、お酒の販売価格は変えても、ブランド名や製品名を変えないのは、なぜでしょう? 同じブランドなのに、高級酒と安酒が同時に存在するのが、日本酒の世界…のようです。

 その蔵元の代表ブランドを名乗りながら、美味しくない安酒が存在するなんて、ブランドの価値を下げるだけ…にしか思えません。代表ブランドは美味しいお酒だけに名乗らせて、安酒には廉価プランドを作って、別の名前で売り出す方が、その蔵元のブランドを守るという点では正解だろうと思うんだけれどね。

 もっとも、酒飲みという人種が、酒の美味しさにはこだわらずに「安く酔えればそれで良い」と考える人ばかりなら、美味しくなくても、有名ブランドが付いた安酒には、一定の需要があるんでしょう。「あの有名ブランドのお酒が安く飲めて、幸せ!」って感じなのでしょう。酒なんて酔えれば良くて、味なんて二の次三の次…なんて人ばかりなら、不味くても高級ブランドを名乗るお酒の存在は許容されるわけです。

 …なんて事を考えてしまいました。美味しくないお酒を飲んでいると、良くないことばかりを考えてしまいます。もちろん、美味しくなかったのは、手土産に無料でいただいお酒だけで、蔵元で購入したお酒は、絶品でしたよ。きちんと売り物のお酒は、値段以上に、美味しかったです、念のため。

 もっとも、お酒って嗜好品だから、私が不味いと思った味でも美味しいと思う人もいるんだろうなあ…と思うと、安酒に文句を言うのも違うのかもしれないとも思わないでもないです。実際、ワインなら、私だって高級なワインよりもテーブルワインの味の方が好きだったりするしなあ…。案外、安酒ラブだったりするんです。そう考えると、自分の好みを正義のように風潮するのは、とても恥ずかしい行為なのかもしれません。ううむ、なんか歯切れ悪いかも…。

 そんな腹黒いことをグチグチと考えてしまったのも、安酒を飲んだだけではなく、昼間、メガネが壊れてしまって、少々やさぐれていたからかもしれません。旅先でメガネが壊れるなんて、なんて不運な…。

 やっちまったあ…と思いながらも、寝ました。おやすみなさい、です。

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