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シュトラウスⅡの「ウィーン気質」を見た

 見た…何で見たのかと言えば、NHK-BSで6月に放送したヤツをしばらくハードディスクに溜めていたのを思い出して、シルバーウィークのお休み(台風で引きこもっていました)の時に見ました。良いですね、NHKのプレミアムシアター。字幕がきちんと付いているんですよ。昨今、オペラヴィジョンで、字幕がいい加減なオペラを見るようになったせいか、きちんとした字幕が付いているオペラの有難さを痛感している私なのです。

 今後も、プレミアムシアターで放送するオペラは、深夜アニメと録画が被らないなら、なるべく見るようにしようかしら?(笑) 

 てなわけで、ヨハン・シュトラウスⅡの喜歌劇「ウィーン気質」を見ました。例によって、スタッフ&キャストを書きます。

 指揮: ハンナ・アイゼンドル
 演出:ニコラウス・ハブヤン
 製作:シェーンブルン宮殿劇場(2025年8月20日)
    ヨハン・シュトラウスⅡ生誕200周年記念フェスティバル

 ツェドラウ伯爵: ダーヴィト・ケルバー(テノール)
 ツェドラウ伯爵夫人: ニコラ・ヒレブラント(ソプラノ)
 フランツィスカ・カリアリ(伯爵の愛人): アネット・フリッチュ(ソプラノ)
 ペピ(お針子): ゾフィー・ミッテルフーバー(ソプラノ)
 ヨーゼフ(伯爵の従僕): ボリス・エダー(テノール)
 ギンデルバッハ侯爵(首相): アレクサンダー・シュトレーマー(バス)
 カグラー(カリアリの父): フランツ・クサヴァー・ツァッハ(バリトン)
 ヨーゼフ1世(人形と人形遣い):ニコラウス・ハブヤン

 まず喜歌劇「ウィーン気質」について。この喜歌劇は、シュトラウスⅡの遺作で、未完成のまま作者が死去してしまったため、他者によって完成された作品で、そのためかどうかは知りませんが、シュトラウスの既作品のメロディが多く使用されていて、シュトラウス作品の詰め合わせを聞いているような気分になります。ストーリーは…伯爵と3人の女性たちの恋のすれ違いってか、伯爵が愛人たちの間でうまく立ち回ろうとするけれど、なんかうまくいかない…そんな一種のラブコメです。結構ドロドロな内容です(笑)。

 実際のシェーンブルン宮殿内にある歌劇場で演じられています。独立した歌劇場ではないためか、舞台も客席もこじんまりとしています。舞台は、その狭さを感じさせないように、鏡を多用して広く感じさせるようにしていたくらいです。“ヨハン・シュトラウスⅡ生誕200周年記念フェスティバル”内での公演なので、お金もかかっていて、しっかりと贅沢な感じに仕上がっていました。

 喜歌劇ですから、レチタティーヴォは無く、アリアとアリアの間はストレートプレイでつないで行きますが、その部分は今の世相を盛り込んでいたり、皮肉や小ネタジョークが満載で、なかなか笑わせてもらいました。

 歌唱は見事なものです。また、歌手たちも役柄にふさわしい体格の人たちばかりで、一昔前の“デブの饗宴”の舞台とは全然違います。特に女性歌手たちは、みなスレンダーでスリムなのです。誰が歌手で、誰がダンサーなのか、バッと見では判断できないくらいに、歌手たちが普通体型でした。あと、歌手の皆さん、普通に舞台俳優のような演技ができています。歌だけ棒立ちで歌っているなんて事はありません。アリアを歌いながら、きちんと演技もします。

 これが21世紀のオペラの標準なんだなあ…と思ったモンです。

 演出で面白いかったのは、人間大の人形が登場していた事です。人形遣いは、演出家さん自身のようですが、目新しくて面白かったのですが、人間大の人形を使うなら、別に俳優さんが演じても良かったんじゃないの? …なんて思ってしまいました。今回の演出に関しては、人形を使った意図が分かりません。

 人形はともかく、オペラ自体は歌唱も演技も高水準で、とても楽しかったです。ウィーンのオペラって、やっぱ、本場の本物だな。

 ところでこのオペラ、しばらくはNHKオンデマンドで見られるそうですが…今でも見られるのかな? 私は現在、オンデマンドに入っていないので、確認できません(ごめんなさい)。

 NHKの受信料自体はしっかり払っている(ってか、ケーブルテレビなので、強制的に徴収されています)のだけれど、でもオンデマンドは見られません。お値段的には、受信料よりもオンデマンドの料金の方が全然安いし、別にオンデマンドは受信料を払わなくても見られるわけだから、なんか納得はいきません。番組視聴が1週間遅れるのさえ我慢できたら、受信料支払うよりもオンデマンドのサブスクを支払って見た方が、格安になるのは、なんかスッキリしません。

 テレビを廃棄してNHKを解約して、その代わり、モニターを導入して、テレビ番組なんかは、TVer等でネット経由で見るようにしたら、ええのかな? なんて考えたりします。なんか、NHKの受信料の支払いって、スッキリできない部分があるんだよね。

 受信料の支払いはすっきりしませんが、NHKのBSや4Kで放送されている、プレミアムシアターは、なかなか良い番組のようです。受信料を強制的に徴収されているのだから、そういう番組は、もっと積極的に視聴していかないと、なんか損した気分になります…ってか、NHKの番組を見ないなんて、金だけ取られて丸損じゃん。だったら、積極的にNHKを見ていかないといけないよね…なんて思ってしまいました。

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