…んだそうです。この話を聞いた時は「へえー」と思いました。で、なぜ老化しないのかと言うと、老化する前に寿命が尽きるんだそうです。うむ、そりゃあ全く納得なのです。
老化して、不自由なカラダになって、ノウノウと生きられるほど、野生動物たちの生活環境って楽じゃないもの。
実際、老化する動物って、人間と人間が飼っているペットとシャチぐらいなんだそうです。人間は分かります。人間が飼っているペットは、人間の庇護下に置かれているので老化できるんでしょう。シャチは…シャチって、実は海という生活圏では食物連鎖の頂点に立つ生き物なんだそうで、ある意味、地上における人間の立ち位置に近い場所にいる生き物なんだそうです。そりゃあ老化もできるわけです。
近年に近づくにつれ、国の文化度合いが上がるにつれ、人間の寿命が伸びる傾向がありますが「寿命が伸びる」ってのは、よくよく考えてみれば「老化したまま生きている期間が長引く」だけの話で、いくら寿命が伸びても、若くて元気な時期が長くなるわけではありません。ジジイババアとして生きていく時間が長引くだけです。
平均寿命が短い時代/世界って、人生がハードモードな世界だったわけで、不衛生であったり、医学が十分に発達していなかったり、戦争等が多発していた時代であったりするわけです。野生動物ほどではなくても、生きるのがツライ時代なわけで、そんな時代だと、ジジイババアがノウノウと生きられるわけないのです。カラダが不自由になれば、それでアウトなわけです。
そういうわけで、長生きってのは平和と豊かさの恩恵なわけです。
私も還暦過ぎまで生きてきましたが、これまでの人生を振り返って考えた時、医学がこれほどに発達普及していなければ、とうの昔に死んでいたと思います。早ければ小学生の頃に喘息発作で死んでいたでしょうし、そうでなくても最初にガンになった20歳前後で死んでいたでしょうし、それ以前に風邪とか下痢とかのつまらない症状で早々に死んでいたかもしれません。
私がここまで生きてきて、老体をさらせるのも、我々の世界が平和で豊かな世界であって、衛生的で平和で医学が十分に発達普及してくれたからだと思います。
そんなわけですから、ジジイになれた事は、本当に幸せな事であり、感謝なことなのだなあと、心底思い知るわけなのです。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
![]()
にほんブログ村

コメント