さて、長かったダイヤモンド・プリンセス号搭乗記も、いよいよ終わりです。これで私は、ベリッシマ号とダイヤ号の2つのクルーズ船に乗ったわけです。この2船は、クルーズ船初心者に親しまれている船で、よく比較記事とかをネットで見かけますので、実際に乗船して体験した身としての、率直な感想を書いてみたいと思います。
まず、この2つの船は、そもそもグレードが違います。ベリッシマ号はカジュアル船、ダイヤ号はプレミアム船で、松竹梅で言えば、ベリッシマが梅で、ダイヤ号が竹です。ですから、細かい部分まで含めて総合的な判断をするのなら、そりゃあダイヤ号の方がより快適度は上です。これは間違いないですし、ここが逆転するなら、それはちょっと問題です。
じゃあ、ベリッシマって最低ラインのクルーズ船なのかと言うと…それは違います。日本発着だと、カジュアル船にも届かないクラスの船が1つあります。それは“ピースボート”です。格安の値段で世界一周クルーズができるという触れ込みのピースボートですが、私は未乗船なので、ここでは語らないことにしますが、あの船は、確かにクルーズ船ですが、あくまでも番外のランクのクルーズ船です。ですから、必ずしもベリッシマが最低クラスの船にはなりません(よかったね)。
ベリッシマ号と比べると、概ねダイヤ号の方が快適な船旅が送れますが、やはりそれぞれに個性があるので、どこに着目するかで船の評価は変わると思います。そこで、大きく見た時の、両船の良い点残念な点を書いていきたいと思います。まずは残念な点から行きます。
ベリッシマの残念な点
とにかく人が多い カジュアル船の宿命ですが、とにかく乗船人数が多いです。なにせ約5千人の乗客が乗っていますからね。食事にせよ、パーティーにぜよ、観劇にせよ、寄港地での上下船にせよ、その度ごとに、これだけの大人数が動きますから、いちいち時間が掛かって仕方がありません。何事も争奪戦です。
ビュッフェレストランの料理が残念 ビュッフェレストランとは、いつでも、自由な服装で、自分のタイミングで時間に縛られずに、好きなものを好きなだけ食べられるレストランです。しかし、ベリッシマのビュッフェに並んでいる料理は、そんなに浮かれるような料理ばかりとは限りません。量は多いですが、品数が多いとは言えませんし、特に日本食コーナーはとても残念な感じになっています。
船が広くて移動が大変 ベリッシマ号は17万トンもある巨大なクルーズ船なので、どこに移動するにしても、距離が長くて大変です。船内を歩いているだけで疲れちゃいます。地味に大問題だと思います。
ほぼ日本語が通じない 外国船なんだから当然と言えば当然ですが、日本発着便とは言え、ほとんどのスタッフに日本語はほぼ通じません。最低限の英語でのやりとりが出来ないと、厳しいです。「翻訳アプリを使えば…」と考えても、スタッフの皆さんは、みな忙しく立ち働いているので、なかなか悠長な事に付き合ってもらうのは大変ですし、迷惑になると思います。日本語しか話せない!という人は、船のスタッフではなく、旅行会社のスタッフ経由で要望を伝える事になると思います。まあ、伝言ゲームになりかねませんがね。
ダイヤの残念な点
さて、ダイヤ号にも残念な点はいくつかあります。
部屋が若干狭い ダイヤ号はベリッシマ号と比べると、同じクラスでの客室がやや狭いような気がします。ベリッシマ号は内側船室でも床にスーツケースを広げる余裕がありましたが、ダイヤ号は海側船室でもスーツケースを広げるスペースはありません。スーツケースならベッドの上で広げましょう。
設備が古く支障が起きやすい ダイヤ号は古い船です。当然、設備は古びていますし、あっちこっちに問題があります。食事で相席になると、自分たちの部屋の不都合について語り合うというのは、まあ普通にあります。我々の場合は、シャワー周りにトラブルが起こりましたが、部屋によっては「トイレが流れない」「冷蔵庫が壊れている」「隣の物音がうるさい」など、色々あります。まあ、設備の古さは仕方ないですね。
両船に共通して残念な点
トイレがウォシュレットではない 私はスイート以上の高級な部屋には泊まりませんから、トイレはウォシュレットではありません。両船ともに、スイートクラス以上の部屋にはウォシュレットがあるそうです。ウォシュレットの無い生活って、何気に不便で不満が溜まります。まあ、自宅のトイレにウォシュレットが完備しているなんて、日本ぐらいで、海外の普通の家庭のトイレにウォシュレットが付いているなんて事は無いそうですから、安い部屋のトイレには無くて当然…ってところなのでしょうね。
お風呂が無い お風呂とは湯船、バスタブの事です。つまり「乗船中はシャワーで過ごせ」という事です。どうしても水に浸かりたい人には、プールの隣にジャグジーがあるので、そちらで浸水欲を満たしましょう。当然の話ですが、両船ともに、スイート以上の高級な部屋のお風呂には、当然、バスタブは付いています。湯に浸かるというのは、それくらい贅沢な事なのでしょうね。ちなみにダイヤ号には「泉の湯」という大浴場がありますが、利用料は1回39ドル(約6千円)です。それくらい入浴ってのは、贅沢なんですよ。たかが1回の入浴のために、6千円も支払う勇気は、私にはありませんでした。
ベッド&枕が柔らかすぎて寝にくい ベッドはフカフカですよ。枕もふんわりしています。それが最高だ!という人もいらっしゃるでしょうが、私には合いません。腰が痛くなるし、眠りも浅くなってしまいます。何しろ、普段は適度な硬さの、ほぼ煎餅のような布団に寝ています。だって、その方が安眠できるし、疲れないし、腰も痛くならないからね。まあ、寝具に関しての好みは、個人差がありますが、私にはフカフカなベッドはよろしくないのです。
続きはまた明日。明日は誉めます(笑)。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
![]()
にほんブログ村

コメント